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うつ病でも幸せ,うまくいかない時,人生七転八倒/七転八起




上手くいかないことがあれば、「自分は何にもできない・・・」と自分に対して悲観的になってしまいます。

本来なら挑戦しようと思うことも、自分には無理だと思い込み、挑戦しなくなってしまうかもしれません。


上手くいかないことがあれば、どんな人でもやる気は下がってしまいますよね。

そのやる気は他のことにも影響します。

何もしたくない、家でずっとゴロゴロしていたいという心理状態になってしまうかもしれません。

人生七転八倒/七転八起

そんな時に役立つ言葉が『人生七転八倒/七転八起』

まずそれぞれどんな意味があるのでしょうか?


《七転八倒/つまづいたり/ころんだり/するほうが/自然なんだな/にんげんだもの》

『七転八倒』古い昔の中国の話です。

大寧院可弘(だいねいいんかこう)禅師という人に、ある修行僧が聞きました。

「この道さえ歩いてゆけば、絶対にまちがいのない、真実の道(正真ノ一路)とはどういうものですか?」

可弘禅師が答えました。

「七転八倒(しちてんばっとう)」(七回転んで八回倒れる)

「七転び八起き」じゃありません。

転びっぱなし、倒れっぱなし。

つまり、失敗の連続。それが真実の道だ、というんです。

人間は努力をしているかぎり、これでいい、これで満点、なんてことはありません。

いつでも未完成、不完全です。

ただここで、大事なことは、転も倒も、具体的に動かなければ起きない現象だということです。

常に具体的に動くことが前提。

「苦しいときは苦しむがよき候。悲しきときは悲しむがよき候。死ぬるときには、死ぬるがよき候。これ苦節を避ける妙法にて候」(良寛)


七転八起の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典


しちてん-はっき【七転八起】

何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。

転じて、人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもある。

七度転んでも八度起き上がる意から。

▽一般に「七転ななころび八起やおき」という。

句例七転八起の人生用例


耻(はじ)もかく。名誉も得る。七転八起。一栄一辱。棺に白布しらぬのを蓋おおうにいたって。初て其その名誉が定まるんだ。
                                            <坪内逍遥・当世書生気質>

七転八起の解説 - 小学館 大辞泉

しちてん‐はっき【七転八起/七×顛八起】

[名](スル)《7回転んで8回立ち上がる意から》何回失敗してもくじけず、立ち直ってどこまでもやりぬくこと。

ななころびやおき。「―してついに成功をおさめる」



「落ち込むとうまく立ち直れない」

「意欲ゼロ状態になりやすい」

人間関係がうまくいかなくて自分を責めてしまったり、一生懸命やっているのに結果が出なくてやる気喪失してしまったり、同僚に言われた嫌味なひとことを引きずってしまったり………仕事や学業などに打ち込んでいれば、落ちこむことはいろいろとありますよね。

それでも切り替えて前に進んでいく人と、とことん落ち込んで意欲ゼロ状態になってしまう人とでは、いったい何が違うのでしょう。

じつは、落ち込んだときにやってはいけないことがあるのです。

まったく行動しない


嫌なことを何度も繰り返し思い出しては、「自分なんてどうせ……」と不安や自己嫌悪に陥り、何をしても失敗しそうな気がして何ひとつ行動せずにいる、ということはありませんか? 

そんな状態を打破するための簡単な方法は「じっとしていないで、とにかく動く」こと。

精神科医で作家の樺沢紫苑氏によると、じっとしていると不安が増幅し続けるのだそう。

その原因は、不安の脳科学的な仕組みにあります。

人が不安を覚えるとき、脳からノルアドレナリンという物質が分泌されています。

これは「逃げるか戦うか」の選択を迫られたときに出るもの。

原始人で言えば、肉食動物に出会い、走って逃げるべきか打ち負かすべきか決めなくてはならない――そんなピンチの際、瞬時にエネルギーを高めて動けるようにするための機能です。

また、ノルアドレナリンとともにアドレナリンも分泌され、心拍数と血圧が上がり、「早く行動したい」と感じる状態が生まれるそう。

すなわち、不安をもたらすノルアドレナリンは本来、動き出すためのエネルギー物質。

だからこそ、動くことで少しずつ不安が減っていくのだそう。

行動の内容は、いま落ち込んでいることとは直接関係なくてもかまいません。

樺沢氏いわく、全力で何かに取り組むことが不安解消のカギになるとのこと。

「外に出て100メートル全力疾走する」という例を樺沢氏は挙げていますが、近所の公園を散歩してみるなど、とにかくじっとしていないで動くことがポイント。

もちろん、すぐに悩みや嫌なことが解決するわけではありません。

ですが、結果的に何にも挑戦できなくなる前に、まずは気分を切り替えるために一歩動き出すところから始めてみましょう。

逆境に直面した時



乗り越えられない逆境はないと考えましょう。

「逆境は神が与えてくれた成長機会なのだ」「逆境で乗り越えられない壁はない」という考え方もあります。

乗り越えるときの苦労の多さが人をまた一回り成長させてくれるのかもしれませんね。

壁というのは、できる人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている。
(イチロー)

挑戦したことを褒める



失敗や挫折をしたということは、勇気を持って挑戦した証です。

それなのに自分を責め過ぎてしまうと、トライするのがどんどん怖くなってしまいます。

挑戦が無ければ、成長もありません。あなたは素晴らしいのです。自分を誇りに思いましょう! それが立ち直るだめの第一歩だと思います。

勇気を持って向き合う



尊敬できる上司や先輩に、何が至らなかったのか、どう改善すれば良いかなどのアドバイスを求めてみましょう。

言い訳をしたくなる時もあるかと思いますが、まずは丸ごと受け入れ、アドバイスに従い、行動に移してみることが大切です。

正面から向き合って自分の至らなさを良くしていけると、立ち直りやすくなりますよ。

悩みごとは朝や昼、晴れた日に考える

落ち込んだときは、なるべく朝~昼など明るい時間帯に悩むようにしましょう。

夜など暗いときに悩みごとを考えると、さらに悩みごとが深くなってしまいやすくなるためです。

心理学に精通している「メンタリストDaiGo」も夜になると人はネガティブ思考に陥りやすいと自身の動画チャンネルで発言しています。


さらに、太陽の出ている明るい時間帯であれば、悩み事から立ち直りやすくなるんです。

人は太陽の光を浴びると身体から「セロトニン」というポジティブな気持ちになりやすい幸福物質が分泌されるので前向きになりやすい。


また、おすすめは「1時間だけ」好きなだけ悩みを考えていい!と決めること。

時間を決めることで、人間の脳は「時間内に問題を終わらせよう」と認識するんです。
そういった心の働き方を利用して、ダラダラと考え続けることなく気持ちを切り替えることができます。


昔の人の知恵を借りる



なかなか逆境を抜け出せないときは、昔の人の知恵がたくさん詰められている本を読んでみてはいかかでしょうか?

いろんな人がいろんな経験をした偉人たちの知恵をたった数時間で知ることができるというのは、すごいことです。

これを使わない手はないですね。


人間の悩みはいつの時代も同じです。

本はこれまで地球で生きてきた何十億の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきました。

その『本』でも解決できない悩みはありません。


とりあえず何かを始める


落ち込んでいると悩みに頭が支配されて何もしたくない状態になりやすくなります。


でも、人は「作業興奮のメカニズム」という性質を持っています。

これは、やる気のなかったことでもいざ始めると、作業に没頭しエンジンがかかってくる、というメカニズム。

なので、まずはなにも考えずとりあえず行動をしてみましょう。

「部屋の掃除」

「散歩に行く」

「本を読む」

「音楽を聴く・歌う」

「買い物に行く」

「写真や動画を見続ける」

など何でもいいんです。

手近に始められることからとりあえず始めてみてはどうでしょうか。

作業に没頭しているうちに悩んでることを忘れられるようになるはずです。


リフレッシュ



全く仕事とは関係のないことをしてみましょう。

いつもデスクに張り付いて仕事をしていて運動不足な人は、休みの日を使ってハイキングに行ったり、自然豊かな土地にピクニックに行ったりすることもいいかもしれません。


悩みのせいで立ち直れないとき、圧倒されるような壮大な自然の景色や宇宙を想像してみてください。


実際に自然や宇宙の写真や動画を見るのがとくに効果的。

人は自分の想像を超える大きなものや壮大なものに出会うと、自分のことを小さく感じる心理作用があります。

自分の存在を小さく感じることで、
そんな自分が抱えている一部の悩んでいることはちっぽけな問題だ、と思い込みやすくなります。

そういうリラックスしたときに、今まで思いつかなかったが思いつくかもしれません。


感動する音楽や映画、作品に触れて思いっきり泣く


涙は「精神のデトックス効果がある」と言われています。


感動する映画や音楽、本に触れて思いっきり泣いてみるとこのデトックス効果のおかげで気持ちもスッキリします。

特に好きなアーティストのライブに行って、お気に入りの曲が聴けたり歌声に感動すると、スッキリした気持ちに加えて前向きな気分にもなることができます。


違う仕事に取り組んでみる



目の前の仕事に詰まったら、別の仕事をしてみるのもいいかもしれません。

別の仕事をすると、頭を切り替えたれたり、新しい視点で見れたりできるかもしれません。

そういって、別の仕事に時間をかけすぎてしまうと、本来の仕事の締め切りをうっかりすぎちゃったということもありえますので、十分注意してください。


小さな一歩を確実に



1日が終わったら、小さなことでも行動できた自分を褒めてあげて眠りにつきましょう。

明日もまた小さなことを行動していけばいいのです。

そうやって小さなことの積み重ねが逆境を乗り越える大きな一歩になるのです。

一歩一歩、着実に積み重ねていけば、予想以上の結果が得られるだろう
(豊臣秀吉)


ポジティブに考えてみる



ポジティブに考えてみるのも一つの手かもしれません。

例えば、「このピンチがあったから、周りに頼って周りとコミュニケーションを取ることができた!」こういう風に考えると、苦しいことが楽しくことに変わるかもしれません。


心理効果を利用し「まあいいいか」を口癖に


まず大事なポイントは、「まあいいいか」と思っていなくても、とりあえず「まあいいか」と口に出して言ってみることです。


これは人間の思い込み「プラシーボ効果」を利用した方法です。

プラシーボ効果は科学的にも証明されている効果で、簡単に言うと、「思い込み」が作用する心理現象。


「思い込み続ける」ことで本当にそうなんだといつの間にか思ってしまうのです。


始めは無理矢理にでも「まあいいか」と口に出していても、言い続けることで脳がだんだんと「この問題はもう重要じゃない」と思い込み始めます。


「まあいいか」を言い続けることで時間が経てば自然と悩みから解放されて、気づいた時には立ち直っているかもしれません。


感謝の心を持つ



どんな苦しいことがあっても、元気に身体が動き、仕事ができている現状に感謝しましょう。

人生ですから、ときには苦しいこともあるでしょう。

それも含めて生きているということなので、全てに感謝しましょう。

毎日できたことを数える



私たちは、できなかったことの方に意識が向きやすいです。

失敗して落ち込んでいる時こそ「自分が業務上でできたこと」をピックアップしてみましょう。

思った以上に、たくさんあるはずです。きっと自信を取り戻して立ち直れますよ。

ノートに今の気持ちを全て書き込む



もし夜に気分が落ち込んだら、ノートに今の気持ちを全て書き込んでいきましょう。

すると手を動かす運動と、あなたの考えをまとめることができ、気分が少し落ち着くはずです。

ただし、あくまで書き込むことを意識するのがポイントで、内容を見返してはいけません。

内容を見返すと、自己嫌悪に陥ってさらに落ち込んでしまう恐れもあるので、元気になれたらその文章は破棄してしまいましょう。

背筋を伸ばし深呼吸&笑顔を作ってみる


緊張しているときやリラックスしたいとき、よく「」深呼吸をしよう」という話を聞いたりしませんか?

実は深呼吸のような深い呼吸は精神を安定にさせてくれる効果があり、世界中で実践されています。


なぜ効果的かというと、腹筋の周りには精神を安定させる神経が集中しているので深呼吸をすることでその神経をを刺激することで精神の安定につながります。


また、後ほどご紹介する「瞑想」という心のリセット方法にもこの深呼吸が使われています。


そして、落ち込んだ時こそ意識的に背筋を伸ばし、無理にでも笑顔を作ってみましょう。

先ほどのプラシーボ効果同様、無理にでも笑うと脳が楽しいんだ、と認識します。

科学的にも効果が証明されているだけでなく、誰でも簡単に実践できるのでぜひ試してみてください。

人に話を聞いてもらう



恋愛の悲しみや痛みから立ち直るためには、人につらい気持ちを話して分かち合ってもらうことで、感情を癒やしていく方法も有効です。

信頼できる人に「アドバイスはいらないので、ただ聞いてほしい」とお願いして、話を聞いてもらいましょう。

無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。

今感じている素直な気持ちを受け止めてもらいましょう。



「義なる者はたとえ七度倒れても,必ず立ち上がる」。―格言24:16。


物事を長い目で見るよう勧めています。

結局のところ,大切なのは,何度倒れるかではなく,何度起き上がるかなのです。


一度失敗しただけで,もう成功できない,と考えてはなりません。

目標を達成するまでには何度か失敗するものです。

うまくいった時のことをよく考えましょう。


頑張り屋で責任感の強い人ほど「このままずっと立ち直れないのではないか」「どのぐらいの期間で立ち直れるのだろうか」と不安を感じたり、落ち込んでいる自分をこっぴどく責めてしまう場合が多いです。

ショックから立ち直るまでに必要な期間は、ケースによるのですが、心理学では最低でも3カ月~半年くらいは必要だといわれています。

カウンセリング中にお話を伺っていると、季節が一巡するぐらい、つまり1年ほど立て直す時間が必要だったという方も多いですが、あくまでケースバイケースです。

ショックが大きければ大きいほど、私たちの心は傷つきます。

そして、そこから立ち直るには、それ相応の時間と、自分をいたわることが必要なのです。

「早く立ち直らなくちゃ」と気持ちだけ焦ってしまう時には「焦らなくても大丈夫。時間が掛かっても大丈夫。

人と比べなくても大丈夫。それだけ傷ついちゃったんだよね」と、

自分にいたわりの言葉を掛けてあげることから始めてみるのも良いかもしれませんね。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

皆さまの幸せを祈っております。

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