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うつ病,人と比べない方法13選


人間誰しも、生活や仕事の中で人と自分を比べ、一喜一憂することはあるものです。

そのことが自分を高めるモチベーションになればいいのですが、反対にコンプレックスになって、落ち込んだり、全てに消極的になってしまうなら考え物。


では、人と比べてしまう原因はどこにあるのでしょうか?

他人と比較しないで生きる方法はあるのでしょうか?

人と比べてしまう本当の原因



・・・ズバリ、自信の欠如です。


そのため、他人と比較しない方法はシンプルで、自分に自信を持つことです。

薄々感じていることだと思います。

全ての土台は「自信」であり自分を価値ある人間だと思うことです。

これがないと、何をしても「〇〇と比べて自分は・・・」となります。


では、自信を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか?

よく自分に自信を持つには、「結果を出す」「成功する」のが1番などと言われます。

確かにこれには一理ありますが、それはあくまでも瞬間的なものです。

成功してお金持ちになったあとのことを想像してみてください。

自分に本当に自信が持てるでしょうか?

結果が出た瞬間は自分はやればできるんだ。

凄いんだとなるかもしれません。

でも、上には上がいるんです。

比較して「あの人と比べると自分は・・・」とネガティブになる未来しか想像できません。

そして、お金がなくなったらどうしようと不安な毎日を過ごすことになると思います。

この状態は、心理学ではストレングスブラインドネス(強みの無知)と呼ばれます。

強み研究の中心的な存在であるアメリカにあるVIA研究所が発表した考え方ですが、その研究所のライアン・ニーミック博士はこう言っています。

「私を訪れる患者や学生でも、自信の低さで悩んでいる人がいます。

しかし、ほとんどの場合、自分が持つ強みについての認識がないのです。

その人たちに、私はよく尋ねます。『独自の強みは何ですか?』と。

そんなとき、その人たちは何も答えがないかのように、うつむいてしまうのです」

つまり、自分の強みをベースに生きないと常に不安定な状態で自分に自信は持てないということが明らかになっています。

人と比べてしまう人の心理や理由とは?


人と自分を比べると、劣等感にさいなまれたり、優越感に浸ったりと、どちらにしても前向きでない感情に心が支配されてしまいます。

しかし、この「人と比べる」という心理を、完全に取り除くのは難しいのも事実。

どうして人は自分と誰かを比べてしまうのか。その理由や心理について具体的に見ていきましょう。

人と比べる心理

①評価を気にしている

②自分の価値が見い出せる

③安心したい

④気が済まない

⑤褒めてもらいたい



①周囲からの評価を気にしている


私たちは子供の頃から、ある意味ずっと競争の世界に身を置いています。

学校では勉強や運動の優劣、社会に出れば会社名や年収、昇進など、常に人と競い、評価を受けながら暮らしているのです。

そんな環境の中では、自分で自分を客観的に評価するのは難しく、常に人からの評価を気にし、それを自分を測るものさしにしてしまいがちです。

②比べることで自分の価値が見い出せる


仕事や勉強で精一杯頑張ったと感じても、それが課の中での売上げ上位に入ったり、クラスでの成績で何番だとわかって初めて喜べるということ、ありませんか。

本来、自分の中での満足感や達成感があれば、そのことを自分の価値として評価するべきなのですが、競争社会に暮らしている私たちは、なかなかそうした感覚を持てません。

むしろ人と比べ、上に立つことでやっと、自分の価値を実感する、認識するということの方が多いでしょう。

しかし、それは言い換えれば、自分で自分を評価できない、自分の能力を信じられないという自信の無さの表れでもあるのです。

③勝っているポイントを見つけ、安心したい


何かにつけ人と自分を比べ、「あいつより自分の方が勝っている」「これは負けたかも」と、勝ち負けばかりを気にしている人がいます。

その中には営業成績や年収など、数字ではっきり出るものもあれば、仕事の業種や恋人の容姿など、自分の勝手な思い込みだけによるものもあったりします。

そのような思考に陥る背景には、自分が相手より優れている、勝っているという優越感を手にして、安心したいという思いがあります。

④何事も人より優れていないと気が済まない


どんなことでも自分が人より劣っていることを許せない、負けを認めたくない。

いわゆるエリートコースを歩んできた人に比較的多く見受けられるタイプです。

この手の人は人一倍プライドが高く、神経質です。

これまで常に人の上に立ち、挫折した経験がない分、実は自分の弱点にも気づいていても、それを認めたくがない故に、ますます勝ちにこだわる面があるのです。

⑤誰かに認められたり、褒めてもらいたい


SNS上での「いいね!」欲しさに見栄えのいい写真や華やかなシーンをアップするなど。

その背景にあるのは「認めて欲しい」「褒めてもらいたい」という承認欲求の心理です。

人に自分の存在を認めて欲しいというのは、誰しもが抱く自然な感覚ですが、それが強すぎると自分で自分が見えなくなり、「人に承認されて初めて自分の存在を感じる」、「認めてもらうことでしか自分の存在を感じられない」ということになりかねません。

人と比べないようにする方法


今までの自分の個性や価値観を否定する必要はありません。

新しい考え方も取り入れることで、より生きやすい毎日になるでしょう。

ぜひ、自分にとって無理のない方法から始めてくださいね。

1、自分にとっての幸せとは何かを考える


人と比べないようにするためには、自分にとっての幸せとは何かを考えましょう。

他人が幸せそうにしているのを見ると羨ましくなってしまうかもしれませんが、その人と同じものを自分が手に入れたとしても幸せになれるとは限りません。

幸福の形は人それぞれで、年齢や時期によっても変化します。

人が持っているものを羨むのではなく、本当に自分が欲しいものは何かを今一度見直してみましょう。

自分と他人の幸福は違うものであり、比較をして優越をつけるようなものではないのです。

2、SNSから距離を取る


現代はリアルでのコミュニケーションはもちろん、オンラインでのつながりも重要視されています。

実際に顔を合わせていなくても、SNSを通して簡単に知り合いの情報を得られます。

だからこそ、ライフスタイルを見比べてしまって落ち込むこともあるでしょう。

投稿内容はもちろん、フォロワー数やいいね数などSNSには比較しやすい要素が多く詰まっています。

他人との比較に疲れたときは、SNSから距離を取り自分の時間を大切にして過ごしましょう。

3、他人を目標にせず自分の中に目標を課す


比較をする癖から抜け出すためには、他人を目標にせずに自分の中に目標を課すことが大切です。

目指すべき目標となる人物を設定することは自己成長につながりますが、理想と現実を比較してネガティブになってしまっては本末転倒です。

他人と比べて落ち込みやすい人は、無理に他人を目標にする必要はありません。

他人ではなく、過去の自分をライバルとして置きましょう。

将来的に自分がどうなっていたいのかをイメージし、ビジョンに追いつくための努力をすることをおすすめします。

4、人と比べても自分の幸せにつながらないと理解する


他人と比べることをやめるためには、比較は自分の利益や幸福につながらないと理解することが大切です。

他人と比べて感じたコンプレックスがモチベーションになる場合は比較をする理由になりますが、ストレスになってばかりの人は比較への執着を手放しましょう。

周りの人がどのような人生を歩んでいるかよりも、自分が何をしたいのか・どんな人生を歩みたいかのほうがはるかに重要です。

自分に幸福を与えてあげられるのは、他人ではなく自分自身。

幸せのために必要のないネガティブな行為は、今すぐにでも卒業するべきでしょう。

5、努力をする自分を自分で褒める


努力をする自分を褒めてあげる習慣を付けることで、他人からの評価がなくても自己価値を上げることができます。

特に競争心や劣等感により他人と比較をしてしまうタイプの人は、今までの自分のがんばりを認めてあげましょう。

自己価値を認識することで自己肯定感が上がり、他人と比較をすることなく自分の幸せを見つけられます。

ありのままの自分を愛することで、自分自身の個性や長所に目を向けられる余裕も生まれるでしょう。

6、相手の努力を認める


相手の努力や苦悩を想像し認めることで、他人と比べる苦しみが和らぎます。

たとえば、自分より仕事ができる人に強烈なコンプレックスを抱いても、実は相手は休日も返上して勉強をしていたり、見えない場所で涙を流したりしているかもしれません。

努力を認めることで「自分もがんばろう」と思えるだけではなく、ジェラシーから尊敬に感情が変化してくれる可能性があります。

ネガティブな感情を与えてくるだけだった比較対象が、自己成長のお手本となってくれるかもしれないのです。

素直に「すごい」と思えれば、自分も楽になります。

7、相手と自分は「違う人間」であることを自覚する



相手が自分と全く同じ人間で、見た目も体も何もかも同じのクローン人間であるなら、比べてしまうのは、ある意味、仕方ないかもしれません。

でも、そんなわけはありません。

別の人間なので、それぞれに得意なこと、苦手なこと、好きなこと、苦手なことが違います。

だから、相手にとっての幸せが、自分にとっての幸せとは限らないし、相手にとって合うことが、自分にとっても合うとは限らないのです。

自分は自分らしく、自分に合ったもの、環境を手に入れたほうがいいのです。

そうしたら、相手を羨ましがっている場合ではないことに気づくでしょう。

8、相手の幸せの「背景」をきちんと見る



人と比べ、羨ましいと感じたとしても、その相手の恵まれた環境の「背景」が見えていないということはよくあります。

例えば、「隣の芝生のほうが青い」と思ったのであれば、単に青いことを羨ましがるのではなく、「相手は青くするために、肥料を与えたり、手入れをしたりして、努力したのかもしれない」とまで考えられるようにならないといけません。

自分は手入れをしていないのに、相手の芝生の青さを羨ましがっても、それは単にわがままです。

何かを手に入れれば、必ずと言ってもいいくらいに、別の何かを失います。

つまり、相手は青い芝生を手に入れたからこそ、失っているものもあるのです。

例えば、手入れをするために、趣味に費やす時間が減ってしまうこともあるでしょう。

相手が失っているものまで理解できたら、もう一度、「自分はそれを失ってでも、相手が持っているものが欲しいのか」を考えてみるといいでしょう。

そして、もし失う覚悟が持てるのであれば、相手のいいところを学び、真似してみるところから始めてみればいいのです。

相手の表面的ないい部分だけを見るのではなく、「それを手にするための方法、そして、維持するための努力」まで考えられ、同じようなことができるようになったとき、ようやく自分も“手に入れられる段階”になったと言えるのです。

9、「自分に集中する」ことが大切


人と自分を比べている人は、よそ見をしているようなものなので、自己に集中できていません。

それでは、いい結果が生まれないのも当然です。

例えば車の運転をしているときに、隣の車ばかり気にしていたら、目の前に障害物があっても、気づくのが遅くなってしまいます。

逆に、自分の運転に集中していたら、安心安全な状態で、すんなり目的地に着けることもあるのです。

人生はいつだって、「自分との戦い」です。

だから、比べたり、競ったりする相手は「他の人」ではなく「過去の自分」にしたほうがいいのです。

「過去の自分」よりも上手にできるようになったとき、自己の成長を喜び、これからもがんばろうと思えるようになることが大切なのです。

10、「自分にとっての幸せ」を理解する


自分自身のことや「自分にとっての幸せ」を理解していない人は、意外といます。

だから人と比べ、自分のほうが優れていたり、恵まれたりしていたら安心し、そうでなければ落胆するのです。

でも、本当に「自分にとっての幸せ」を分かっている人は、人のことなんて気にしません。

人がどうであろうと、自分はただ自分の幸せを追い求めればいいと理解しているからです。

そして、他の人が成功したことに対しても、「それは相手に合うものだから、手に入れることができたのだ」と考え、「自分は、自分に合うものを手に入れればいい」と考えます。

実際に、本当に自分にふさわしいものは、手に入れられる可能性は高いものです。

自分に合ったものを手に入れると、人は自分らしくいられて、心地よく感じます。

逆を言えば、自分に合わないものを手に入れても、幸せにはなれません。

それは、いくら高い社会的地位であっても、です。

だからこそ「自分に本当に合うもの」を理解しましょう。

日頃から、自分の心の声を聞いて、自分がどのように感じているのかを理解することが大切なのです。

11、他人ではなく過去の自分と比較する


比べる対象を他人ではなく、過去の自分に置き換えましょう。

過去の自分と比較すれば、成長している部分を発見できます。

また過去の自分を比較対象にすることで、成長するきっかけにも。

もし過去の自分と比較して成長を感じれなかった場合は、未来の自分がどうあってほしいかを考えます。

過去の自分に目を向けることで、他人と比べることも減るでしょう。

12、友人や知人との付き合い方を見直す


人と比べてしまう人は、一度友人や知人との付き合い方を見直すのもひとつの手です。

たとえば自慢話ばかりをする人が近くにいれば、自分の日常と比較してしまうでしょう。

しかしどんなに頑張っても、その人になることはできません。

比較してしまうくらいなら友人や知人と距離を取ったり、モチベーションがあがるような人と付き合うようにするなど、自分が前向きになれる環境をつくることが大切です。

13、自己肯定感を高める


1日の終わりに今日の自分を見直し、頑張った自分を褒めてあげる習慣をつけましょう。

「予定通りに過ごせた」「今日の料理いつもよりおいしく作れた」など、些細なことで問題ありません。

自分の行いを振り返って、良かった点や頑張った点などを自覚することが大切なのです。

自分と向き合って評価することで、自信がつくようになるでしょう。

比べなくなると、いいことがいっぱい


1、自分自身と向き合うことができる



比べることをやめると、外に向いていた心の目は、自分自身に向いてきます。

自分自身と向き合うと、「私はこんなことができるんだ」「これは私の強みになる部分だ」と、良いところを見つけることもできるかも。

自分の良いところを見つけたら、素直に自分を褒めてあげましょう。

それはきっと、自信にもつながっていきます。

比べることをやめると、外に向いていた心の目は、自分自身に向いてきます。

自分自身と向き合うと、「私はこんなことができるんだ」「これは私の強みになる部分だ」と、良いところを見つけることもできるかも。

自分の良いところを見つけたら、素直に自分を褒めてあげましょう。

それはきっと、自信にもつながっていきます。

自分の良いところを見つけるとともに、改善したいところも挙がってくるかもしれません。

でもそれは、誰かと比べてではなく、自分自身と向き合った結果、改善したい、もっと良くしたい、変えたいと感じたこと。

どうしてその部分を変えたいと思うのか、変えるためにはどうしたら良いのか。自分をもっと好きになるために、少しずつ考えてみましょう。

2、自分の良いところを見つけるとともに、改善したいところも挙がってくるかもしれません。


でもそれは、誰かと比べてではなく、自分自身と向き合った結果、改善したい、もっと良くしたい、変えたいと感じたこと。

どうしてその部分を変えたいと思うのか、変えるためにはどうしたら良いのか。自分をもっと好きになるために、少しずつ考えてみましょう。

3、ささやかな幸せに気づくことができる


比べることに必死になっていると、日々の生活の中にある幸せを見逃してしまうかもしれません。

自分自身の日々の生活と向き合って、幸せと感じられることは何か、と意識して過ごしてみるのもおすすめです。

一杯のコーヒーや、家族やペットとの時間が、かけがえのないものだと改めて気づくことがあるかもしれません。

比べることに必死になっていると、日々の生活の中にある幸せを見逃してしまうかもしれません。

自分自身の日々の生活と向き合って、幸せと感じられることは何か、と意識して過ごしてみるのもおすすめです。


4、スマホ・SNSなどから解放される


SNSなどで、簡単に人と繋がることができる現代。

他人の投稿を見て、羨んでしまうこともあると思います。

でも、忘れないでください。SNSの投稿は「スマホの中の世界」であるということです。

その世界に囚われすぎず、実生活の幸せを見つけてみて。

比べることをやめ、自分自身の生活が充実していると感じられると、自然とSNSやスマホに依存することが少なくなっていくでしょう。


5、自分の好きなことを心から楽しめる


ファッション、音楽、趣味など、自分が心から「好き!」と思えること、楽しめていますか?

人の目が気になって、思うように楽しめていない…ということはありませんか。

人と比べることをやめてみると、自分自身の好きなこと・ものを自然に楽しめるようになります。

好きな服を着たり、好きな音楽を聴いたり、好きな趣味に没頭する時間を作ったり。

自分の好きを心から楽しんでいる人は、自然と充実した表情になってくるでしょう。

一度きりの人生です、人と比べることに囚われすぎず、自分の「好き」をとことん楽しんでみませんか。

6、良い意味で諦められる


他人を羨んでも、どうにもならないことがあるのも事実です。

比べることをやめて、どうにもならないことは仕方ない、と諦めてみるのも一つの手です。

これがダメなら、他がある。という気持ちで、心に持った悩みを手放してみると、すっと気持ちが楽になるかもしれません。

他人を羨んでも、どうにもならないことがあるのも事実です。

あせらず、比べず日々を過ごそう


比べすぎず、自分を大切に。こう意識することで、毎日の生活がよりかけがえのないものになるかもしれません。

「幸せ」の定義は、人それぞれ異なります。

過去の自分と比べて、幸せだと感じるポイントが変化してくるのも自然なこと。

今のあなたが幸せだと感じることを、大切にしてみてください。

日々の幸せに癒されたり、感謝の気持ちを見つけられることもあります。

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