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うつ病でも幸せ,自己肯定感




「自分なんてダメだ」という気持ちから解放されたい

失敗してもへこたれないメンタルが欲しい

仕事・勉強へのモチベーションを高めたい

他人に振り回されず、自分軸で行動したい

良好な人間関係を築きたい

自分に自信がない

と思うことはないでしょうか?


仕事において、「失敗・ミスが怖くて挑戦できない・・・」「他人の評価が気になって萎縮してしまう・・・」といった悩みを抱えている人は少なくないはずです。

部下や後輩にこのような傾向が見られ、どう対処すべきか悩んでいるマネジャーも多いでしょう。

このような心理は、「自己肯定感の低さ」からきている可能性があります。

「自己肯定感」という言葉をご存知でしょうか?

これはあなたの仕事や収入に大きな影響を与える鍵であり、仕事だけでなく家族や恋愛といった人間関係も含めた人生の結果や、そこに至るプロセスにも影響を与えるキーワードです。

「自己肯定感」という言葉はどこかで聞いたことがあるという人は、いるかもしれません。

そして、詳しく理解している人は少なく、その意味を知らずに努力するのと、知って日々を過ごすのでは、結果にも効率にも雲泥の差が出てきます。

それは、


「仕事ができる人とできない人」の違いであり、

「幸せな人と不幸な人」の違いです。

自己肯定感とは?


自己肯定感とは、自分の存在そのものを認める感覚のことです。

他人と比べることなく、ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定する、好意的に受け止められることで生まれる感覚です。

自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって自己肯定感が決まります。

人と比べて評価するのではなく、そのままの自分を認める感覚で、自分は大切な存在だと思える心の状態です。

自己肯定感が高いことは、前に進むための原動力となります。


自己肯定感セルフチェック

□ 自分のことが好きである

□ 自分の長所を挙げることができる

□ 周りの人の意見に流されず、自分の意見を持つことができる

□ 失敗をしても、それをバネにして前に進むことができる

□ 自分は親や家族から愛されていると思う

□ 人の幸せを素直に喜ぶことができる

□ 落ち込むことがあっても、長く引きずることはない

□ 人と比較することがあっても、自分は自分と思える

□ 自分は幸せだと思う

□ 生まれ変わって人生をやり直すとしても、もう一度自分でよいと思える


セルフチェックの結果は?

10の項目のうち、YESの数はいくつありましたか?
0~4個:自己肯定感は低い傾向
5~7個:自己肯定感は比較的安定している
8個以上:自己肯定感は高い傾向

結果が良くても悪くても、それによってあなたの価値を肯定するわけでも否定するわけでもありません。

あくまで現状を確認する参考としてください。

自己肯定感が仕事にもたらす影響



自己肯定感の高低は、仕事の姿勢やパフォーマンスにも大きな影響を与えます。

自己肯定感が高いことのメリット


自分の能力や働き方に自信を持ち、結果として仕事で活躍しやすくなります。

長所をきちんと把握しているため、上手に活かすことができ、よい成果につなげられるからです。

自分の短所を上回る長所(例:周囲を巻き込むことが得意、提案書作りは誰にも負けない...など)を心から信じています。

そのため、短所についてはくよくよ悩まず、冷静にその短所の埋め合わせを考えることができます。

例えば、得意な人に思い切って任せる、自ら学びスキルを習得する...などの行動をどんどん起こせるのです。

基本的に、エネルギーを不必要に分散させることなく、自分の長所を活かした働き方に集中することができます。

加えて、自己肯定感が高い人は、前向きに短所を補う動きを自分で選択できるので、それが自信や評価につながり、自己肯定感はさらに高まることになります。

自己肯定感が低いとどうなる?


一方で、自己肯定感が低いと、失敗しそうなことはとにかく避けるようになります。

これは、自己肯定感が低い故に、少しのミスで自分の人間性まで否定してしまうためです。

そのため、新しいことになかなか挑戦しにくくなってしまいます。

新しい挑戦の機会を、「自分なんかができるわけない」と反射的に拒否してしまうのです。

「失敗しそう」「評価が下がりそう」「嫌われそう」など、マイナスの想像で頭がいっぱいになり、結局、自分がやり慣れている仕事を選ぶようになります。

結果として、自分の存在価値を「下げない」ことはできますが、「高める」ことはますます難しくなります。


自己肯定感の低い人は、どうしたら前向きになれるのでしょうか?

産業医で精神科医の井上智介さんは「『常に自己肯定感が高い人』はいない。そう見える人は、失敗して落ち込んだりしたときに気持ちを切り替えるスイッチをたくさん持っているだけだ」と言っています。

自己肯定感を高める方法


外に出る


気持ちが落ち込んだときやへこんだときは、何にも興味が湧かず、外に出る意欲が出てこないので、じっと部屋の中に閉じこもりがちになります。

そうすると、さらに鬱々うつうつとした感情が続き、外からの刺激がないので、気持ちを切り替えるタイミングが生まれにくくなります。

ですから、まずは気分がのらなくても、靴をはいて玄関から出てみましょう。

行先は遠くである必要はなく、近所でも構いません。

できれば「初めての場所」に行ってみましょう。

家の近くにあるのは知っていたけど行ったことがなかった公園でもいいでしょう。

目的地を定めず、通ったことのない道を歩くというのもお勧めです。

仕事で落ち込むことがあった、いつもより疲れたというときは、いつもとは違う道で帰るというのもいいでしょう。

距離は近くてもよいのです。

初めて行く場所は、見るものすべてが新鮮です。景色が少し変わるだけで、気持ちも変わるものです。

普段とは違う、「非日常」が体験できますから、気持ちがリフレッシュされます。

もうひとつのおすすめスポットは「映画館」です。

大画面と大音量で過ごす映画館は、手軽に非日常を体験できる空間。

そこで、さらに感動して泣いたり、スリルでドキドキしたり、大笑いしたり、と感情が揺さぶられると、ネガティブな気持ちがリセットされて、気持ちが切り替えられます。

不安を書き出し、今の自分を認めてあげる


まずは、「今、何が不安なのか?」「どんな点で自信がないのか?」を書き出してみることをおすすめします。

紙に書き出すことで、自分が抱えているぼんやりとした不安を、頭からいったん取り出し、「あぁ、自分は今こんな状態なのか」と外から眺めることができます。

また、自己肯定感が低いが故に、必要以上に悩んでしまっていた場合、それを書き出してみると、「これって、自分をただ過小評価しているだけでは?」とふと現実的な見方ができることがあります。

また、不安や悩みを見つめることで、自分を認めてあげるきっかけをつかむこともできます。

例えば、以前の自分なら持っていなかったであろう不安や悩みの場合、「一年前だったら、もっと小さなことで悩んでただろうに。自分も成長したな。結構頑張ってるじゃん」と今の自分を認めてあげることができます。

逆に、依然とあまり変わらない悩みだったら「これを解決しようとしている時点で、今までの自分からはすでに一皮むけているじゃん」といったように視点を変えることで前向き捉えられるかもしれません。

いったん自分を認めてあげると、少しずつ前向きに次のアクションを考える姿勢を持つことができるようになります。


気づき、受け入れ、許可する3つのステップ



まずは自分が、「どんなことに対して、ダメだと思っているか」を見つけてください。

表現を変えてお伝えすると、「どんなことに対して、ダメだと思い込んでいるか」に気づきましょう。

やり方としては、以下のステップで紙に書き出します。


ステップ1


まずは自分がダメだと思っていることを文字で書き出します。

大切なポイントは「私は」「僕は」「自分は」「俺は」といったあなた自身がしっくりくる第一人称の言葉を使って以下のように書き出します。

私は仕事ができない人間だ

私は異性にはモテない。魅力がない

自分は愛されない

自分は何をやっても失敗する

私はみんなのお荷物だ


ステップ2


先に書きだした否定的でネガティブな文言に対して、「と、今は思い込んでいる」または「と、今は感じている」という言葉を追記します。例えば以下のような文章です。

「私は仕事ができない人間だ」と、今は思い込んでいる

「私は異性にはモテない。魅力がない」と、今は思い込んでいる

「自分は愛されない」と、今は思い込んでいる

「自分は何をやっても失敗する」と、今は感じている

「僕はみんなのお荷物だ」と、今は感じている

繰り返しになりますが、大切なことは断定した表現をした後に「と、今は思い込んでいる」、または「と、今は感じている」といった言葉を追加して書き出す点です。

実際に書き出してみるとわかりますが、制限となる思い込みに疑問が起きる感覚であったり、「今は」という言葉の影響で、「将来は改善されていく」という期待のような感覚が生じてくるのを感じてください。


ステップ3


「許可する」言葉に変える。

私たちは「あれはダメ」「これはダメ」と、さまざまな体験で、心の中にいろいろな制限がついています。

ステップ3では、その制限を緩和させ、新しい希望を見出す「◯◯してもよい」という言葉に変えていきます。以下の例を参考にしてください。

私は仕事ができない人間だ
⇒ 「仕事ができる私になってもよい」

私は異性にはモテない。魅力がない
⇒ 「魅力を探し始めてもよい」「魅力を認めてもよい」「そして異性にモテてもよい」

自分は愛されない
⇒ 「自分は愛されてもいい」「人の好意を受け取ってもいい」

自分は何をやっても失敗する
⇒ 「自分は何かにチャレンジしてもよい」「失敗したとしても一歩を始めてもよい」

私はみんなのお荷物だ
⇒ 「私は誰かのために何かをしてもいい」「社会の役に立ってもいい」

幼い子を励まし、応援するような言葉を作ってください。このステップはあなたの制限となった傷ついた心を癒やしていくアプローチになります。


この3つのステップは、まずどんな否定的な思いを持っているのかに気づき、事実ではなく思い込みであることを受け入れ、最初の一歩を見出していくためのステップです。

ある人にとってはこのステップだけでも強力なアプローチとなり、自己肯定感を健全にしていくことができます。


「受け取る」練習をしていく





ここで言う「受け取る」とは、他者からの言動の中で、あなたのために「してくれたこと」を数えていくことを言います。

自己肯定感が低い人は、他人から「してもらったこと」より、「してくれなかったこと」へ意識が向く傾向があります。

その一方で自己肯定感が高い人は、「してもらったこと」をしっかり受け取り、感謝の気持ちを持ちながら生きています。

これは建設的な自己評価を持つための内観(ないかん)と呼ばれる概念の一つですが、自己肯定感が低い人は「してくれなかったこと」で感じた憎しみや恨み、悲しみや寂しさを持ちながら生きているとされています。

つまり、依存や被害者意識と呼ばれる状態です。

自己肯定感を高くしたければ、当然とか、常識とか、当たり前という意識を置いて、「してくれたこと」に焦点を当てて「ありがたい」「嬉しい」「良かった」といった肯定的な感情や気分を手にしてください。

具体的には以下の項目をその日の夜に日記のようにリスト化していくと良いでしょう。

・周囲の人からしてもらったこと

・感謝したいこと(自分や家族の健康など)

・嬉しかったこと(褒められたことなど)

・自分で褒めてあげたいこと(達成したこと、頑張ったことなど)

・恵まれていると思ったこと

・自分の長所かな?と思えたこと など

第三者としてアドバイスを考えてみる


不安を書き出しても、考え方を変えることができない...。

そんなときは、立場を変えて「第三者としてのアドバイス」を考えてみる方法がおすすめです。

親しい友人が、自分と同じくらい自己肯定感が低く、同じ不安や悩みを抱えていると仮定しましょう。

そして、「自分は、彼/彼女にどんなアドバイスをするか?」を想像することで、考え方を変えるヒントを得られるかもしれません。

こうすることで、客観的に状況を見つめることができるようになります。

例えば、「どれだけ頑張っても上司が認めてくれない。いつもダメ出しばかり。

もう自分なんて必要ないんじゃないかと思う」と感じている場合。

それと全く同じ悩みを、友人に相談されたと想像してみてください。

すると、「なぜここまでネガティブに考えているんだろう」と疑問に思うかもしれません。

つまり、この友人は現実を正しく捉えないまま、不必要にネガティブになっているのでは、と感じます。

そして、同じ悩みを持っている自分も、この友人と同じような状態になっていたんだ、ということに気付けるかもしれません。

「アドバイスをする側」になれば、当事者よりも一歩引いて課題を眺めることができます。

そのため、ぜひそのように一歩引いた立場で「どう考えを変えられそうか」を想像してみてください。

「その上司のスタイルかもよ?あなただけでなく、ほかの人に対してもそのように接してるかも」「この間、〇〇さんがあなたのこと褒めてたよ」そんな声掛けが頭の中に浮かんできたら、それをそのまま「自分宛のアドバイス」として受け取ってみましょう。

別の角度から現状を眺めることで、次のアクションにつながる糸口が見つかるかもしれません。

片付けや断捨離で心もスッキリ


「部屋を片付ける」ことも前向きになる助けになります。

気分が落ち込み、不安になっているときや、心に余裕がないときは、部屋も散らかりがちです。

ですから、部屋を片付けたり断捨離したりするのは、心を落ち着けるのにもってこいです。

そもそも、物がたくさんある状態は心に負担がかかります。

物がたくさんあると、それだけ選択肢が多くなります。

「選ばなくてはいけない」というのは精神的にも負担になります。

また、物を所有するのは責任をともなうので、それも大きな負担です。

物を手放せば選択肢が減るし、その責任も減って、スッキリできるはずです。

しかしながら、片付けや断捨離が苦手な人は多いです。

「全部要るものだから」と、なかなか捨てられないようです。

「要るか、要らないか」の二択で考えると、なかなか答えが出ず、判断することそのものが負担になってしまいます。

ですから「使っているか・使っていないか」で判断して見るのはいかがでしょうか?

例えば洋服なら「この1年、1度も着なかったものは処分する」などです。

一気にやろうとしないこともポイントです。

「今日はこのクローゼットだけ」「この引き出しだけ」など1カ所を決めて、そこだけ取り組みます。

片付けが終わり、クローゼット1カ所、引き出し一つがすっきりすると、達成感も得られます。

なかなか片付けのモチベーションが湧かないという人は、部屋を片付けるきっかけを自分以外に求めるのも手です。

例えば、ペットを片付けのモチベーションにすることができます。

ペットがいることで、「物を散らかしていると、ペットが口に入れてしまうから」と、片付けることができます。

「植物を置くために片付ける」ということでもいいでしょう。

植物を育てること自体に癒やしの効果がありますが、そのために片付けたり空気を入れ替えたりしようと思えるきっかけにもなります。


焦点を質問で変える


「昨日の夕食は何を食べましたか?」

そう聞かれて、朝食のことを考える人はいません。

ほとんどの人が夕食のことに意識を向け、質問に答えようと脳が自動的に働いてくれます。

このように私たちは何気ない問いかけで思考を巡らせており、「どうして自分はできないんだ」「なんで自分ばかりうまくいかないんだ」といった何気ない言葉に私たちの脳は反応します。

「どうしてうまくいかないんだろう?」「なぜ自分ばかり失敗するんだろう?」と問いかけていると、脳はその原因を探し始めます。

実はこの質問は、健全な自己肯定感を持っている人は冷静に対処できますが、低いままだと、「やっぱり自分はダメだから」と、否定的な方向に思考がいってしまうのでオススメできません。

オススメしたいのは、「どうしたらうまくいくだろうか?」「どうしたらできるようになるだろうか?」といった自動的に脳が建設的な答えを導き出すような問いかけです。

自動的に建設的な答えが出てくる質問をどんどんあなたに投げかけてください。

私たちの脳はインターネットでキーワード検索すれば必要な情報を収集するように、その答えやヒントを探し始めます。この他、


・このことがうまくいく理由があるとしたらどんなことがあるだろう

・楽しみながらどんどん進めていくにはどんなことができるだろう

・このことがうまくいったら誰が喜んでくれるだろう

・今、感謝できること、感謝したい人がいるとしたらそれは誰だろう

・今、夢中になれるものがあるとしたら、それはなんだろう

といった問いかけも活用してください。

成功体験


成功経験とは、実際に自分が行ってみて、うまくできたという経験のことです。

少し頑張れば達成できそうな目標を立て、その目標をクリアしその成功経験が自信を高めていきます。

その後少しずつ目標を上げていくことも可能です。

成功体験を積み重ねる

成功体験を積み重ねる方法を紹介します。

毎日やることをリストアップしてみましょう。

思った以上に頑張っている自分が発見できます。

苦手なことを毎日ひとつやってみましょう。

苦手意識をなくして自分に自信を持たせられます。

人助けをしましょう。

見返りを持たずやることが大切です。

体力をつけましょう。

健康は自分が意識して作り出せます。


自分の強みを見つける


自分の強みと言われても、ピンとこないし見当たらない…という方もいるかもしれません。

しかし、自分では当たり前すぎて、気づけないことも多いはず。

そんな自分の強みを見つけるには、身近な家族や友人に聞いてみることをおすすめします。

客観的な視点で意見をもらうことで、自分では気付かなかった、強みを見つけることができるでしょう。

そんな強みを自分自身で認識できると、自己肯定感が高まっていきます。

ここでのポイントは、ポジティブなことを言ってくれそうな人に聞くこと。

目的は、自己肯定感を高めることであり、自分の強みを見つけることです。

プラスの側面を気づかせてくれる、やさしい人に聞くようにしましょう。


リフレーミング


リフレーミングとは、できごとの枠組みを変えることを指します。

リフレーミングをすることで、状況や環境などといった枠組みが変われば、人の短所も長所として捉えられる、いわば長所と短所が表裏一体であることです。

例えば、

頑固→意志が固い、

優柔不断→慎重、

心配性→責任感が強い、

うるさい→にぎやか

のろまだ→ゆっくり丁寧だ

怒りっぽい→感情表現が豊か

飽きっぽい→好奇心旺盛

頑固→自分をしっかり持っている


などと短所こそが長所になりえるのです。


言葉の力を活用する(アファメーション)


アファメーションとは、ポジティブな言葉を言う、書く、読むことで、自分に自信とエネルギーを与えるマインドセットです。

サッカーの本田圭佑選手も、幼いころからアファメーションを欠かさなかったと言われています。

スポーツ選手や有名人でこの方法を活用している人は多く、とても効果的な方法と言えるでしょう。

「言霊」と言われるように、言葉には人生を変えてしまうほどのパワフルな力があります。

やり方としては、ポジティブな言葉を断定的な表現で唱えたり、書き出したり、壁などに貼り眺めたりしていきます。

・私はできる

・私は愛されている

・私は人の役に立てる

・私は幸せになる価値がある

・・・など

根拠はなくて大丈夫です。

私たちの脳は、現実とイメージの区別がつきません。

唱えたり、書き出したりしながら、上手くいっている様子をイメージできると、より効果は高まっていくでしょう。

感謝ノートをつける


今からすぐにできる自己肯定感を高める方法として「感謝ノート」があります。

やり方は、「感謝できること」をノートに書き出すだけ。

タイミングは、毎晩寝る前におこなうのがおすすめですが、難しい場合はいつおこなってもOKです。

特別なうれしい出来事があればもちろんのこと、なければ当たり前と思っているようなことも含めて書き出してみましょう。

頭で思うだけでなく、手を使って実際に書き出して「可視化すること」がポイントです。

毎日、日本中・世界中でさまざまな事件や事故、悲しいことも起きています。

「今日も一日無事に過ごせたこと」「美味しいご飯が食べられたこと」「あたたかい布団で眠れること」。

ほかにもこの記事を読むことができる「目があること」「命があること」も、感謝できることです。

「感謝ノート」を記録していると、自分のまわりに起きている良いことをみつけるアンテナが高くなります。

じわじわと物事に対して、肯定的な気持ちを持てるようになるでしょう。

2日、3日続けた程度では分かりにくいかもしれませんが、まずは1週間、続けてみてください。

続けることで、身のまわりで起きること、自分自身についての感じ方の変化を実感できるはずです。

「まあ、いいか」を口癖にする



「どうも自分は落ち込みやすいな」「自己肯定感が低いな」という人は「まあ、いいか」という言葉を口癖にしてみてください。

ポイントは、頭の中で言うだけでなく、声に出して言うことです。

自分が発した言葉であっても、音声になって耳から聞こえて脳に届くことで、受け取り方が大きく変わります。

誰かにそう言われているのと似たような効果が出てきます。ちょっと失敗しても「まあ、いいか」と言うことで、ネガティブな気持ちを受け流し、切り替えることができるようになります。

反対に、NGなのは「~じゃないといけない」「~しなきゃいけない」と決めつける言い方です。

こういう口癖の人は「社会人なんだから、こうじゃないといけない」「部下がいるから、こうしなきゃいけない」と、自分自身を縛ってしまい、失敗してそこから少しでも外れた行動をとってしまうと、自分を許すことができずに落ち込んでしまいます。

こういう口癖は、筋トレと同じで、何度も繰り返し口にしているうちに、自分の思考回路が変わり、習慣も変わっていきます。

「落ち込みやすい」「自己肯定感が低い」というのは、ちょっとした思考の癖によるものです。

「まあ、いいか」を繰り返し口にすることで、思考の癖は変わっていきます。

「私ってダメな人間だ……」と思ったら、とりあえず「まあ、いいか」と、つぶやいてみてください。

自己肯定感を育む環境をつくる



これまでお伝えしてきたことも含めてですが、ネガティブな人たちやあなたを傷つける環境には近づかず、あなたを成長させてくれたり、良い意味で刺激となる人や環境の中に自分自身を置いて、あなたの自己肯定感を育んでください。


自己肯定感が高い人は自分の機嫌をとるのが上手です。

自分を好きでいてくれる人を大切にして、気疲れする人づきあいはせず、疲れたらムリせず休んで、小さな成功体験を喜び、できた自分をほめます。

目の前の小さな幸せを見つけるのも得意なので、いつもご機嫌で笑っています。

継続のコツは毎日やる量を余分に盛り過ぎないことです。

まずは15分でできる量からはじめるとプレッシャーにならず気楽に続けられます。

時間がないときは「5分だけ」「1ページだけ」「10回だけ」というほんの少しの成果にこだわりましょう。

わずかでもできたことが自信になります。

気をつけてください。人は自分の言葉通りの人になります。

「私は理解力がないので何を学んでも成長できない」と言えば、何をやっても中途半端で諦める人になり、「私は人より理解に時間がかかるけれど人の2倍やればできる」と言えば、時間がかかっても結果が出るまでねばり強く諦めない人になります。

できれば良い方向がいいですよね。

でも、時にはマイナスなことを言ってもいいと思います。

その時は「そんな自分もあるよね」と温かく抱きしめてあげて、前を向けるようにしてあげられたらいいですよね。

人は自分の気持ちを理解してくれる人と一緒にいると安心します。

話を最後まで聴いてもらって、考えやアドバイスを押しつけられることなく「辛い思いをしたんだね」と寄り添ってもらえると、気持ちが楽になって前向きになれます。自分を分かってくれる人こそ大切にしましょう。

話している途中でも


ものさしで遮ったり否定したり急に話しを終わらせたりされると自己否定のループになります

話しかけた相手は辛いです。

話す相手を選ぶって大事だと思います。

話す相手は慎重に選びたいです。

ひとりでもいいから、黙って話を聞いてくれる人がいると心が救われますね。

気をつけて欲しいのは「あなたを雑に扱う人」です。

雑に扱われると「自分には価値がない」という意識が植え付けられて、自己肯定感が下がります。

あなたを雑に扱う人がいたらすぐに距離をおきましょう。

雑に扱う人から距離を取るって自分で自分を大事にする事になりますね。

雑に扱う方とは距離を取り、私を大切にしてくれる方を引き寄せることが幸運への近道です。

自分自身も自分の扱いを雑にしないようにします。


自分には価値があることの再確認


「自分にはできない」「自分は能力不足」と思っているかぎり、願望は実現しません。

いま必要な能力や経験がなくても「自分ならできる」「自分には十分な能力がある」と思うだけで、願望を実現することができます。

できるマインドを作るために、言い聞かせるって大切です。

声に出すのが大事です。

脳は単純です。

脳を味方につけてしまいましょう。

自分を信じてなければ、できることもできませんよね!

自分がいちばん自分の味方なのですよね!

最初は誰でも初心者です。

信じて一歩踏み出してみます。

まずは思考から整えていくのが大事です。

「根拠なく」思い込むことのエネルギーは莫大です。

自己暗示が能力を引き出します。

ほとんどの成長や成功は一貫した自己暗示ともいえます。

今できなくても「できる」と信じてやることが大事です。

私もいつでも「できる」自分のセルフイメージしながらやってます。

妄想力も役に立ってます。

セルフイメージが行動の選択を決め、行動の選択が運命を変えます。

全ては意識の持ち方から。

どのようなセルフイメージを持つかは自分で決められます。


意識は行動する上でかなり重要です。

「できる」と思うだけでも結果はたいぶ違ってきます。

今、自分が思っていることが実現するのです。

嘘でも思い込んで動くことにより、それが本当になっていきます。


自己肯定感は私たちの行動や能力、また縁や運といったものにも大きな影響を与える人生の鍵です。

まずは今の自分に気づき、認識することです。

良いも悪いも含めてあなたの現状を受け入れ、そのあとに建設的でポジティブな自己肯定感を形成してください。

制限となる思い込みや否定的な感情があれば、焦ることなく書き出し、受け入れ、あなた自身で育ててください。

高める方法でお伝えした内容は、すぐにでもできる小さな一歩です。

あなたにしか育てることのできない自己肯定感をどんどん育てていってください。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

皆さまの幸せを祈っております。

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