#75 和歌山大学教育学部附属小学校の研究大会に参加して学んだこと①
昨日、11月2日土曜日に和歌山大学教育学部附属小学校の研究大会に参加してきました。和歌山は今回初めての参加で、とても面白かったです。簡単にまとめていきたいと思います。
内容量が多いため、3部作に分けて書いていきたいと思います。
生徒エージェンシーを育てる
研究の狙いとして、「生徒エージェンシーの発揮に向けた各教科からの接近」がテーマとして挙げられていました。
「エージェンシー」とは、OECDの提唱しているラーニングコンパスから引用されたもので、「変革を起こすために目標を設定し、振り返りながら責任ある行動をとる能力」と定義されています。
各教科の学びと生徒エージェンシー
それでは、どのように生徒エージェンシーを育んでいくのか。エージェンシーはコンピテンシー(資質・能力)のようなもので、数値化できない非認知能力の一種です。この非認知能力をどのように養っていくのか。和歌山大学附属小学校では、「教科の本質からエージェンシーに迫っていく」ことを大切にされていました。
教科の本質とは、各教科特有の学び方であったり、見方・考え方であったり、内容であったりするのですが、それを教師がきちんと定めておく必要があると言われていました。
学習指導要領の言葉ではなく、授業者である教師が子ども一緒に教科の本質に迫っていくスタイルで取り組む。教師が子どもに伝達するのではなく、共に学んでいくことが大切だと言われていました(石井先生の「共同注視」という考え方を基に説明されていました)
和歌山大学附属小学校は、生徒エージェンシーを育みながら、教科の本質に迫っていく研究をされていました。
次回、自分が参観した社会科の学習をまとめていきたいと思います。
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