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第81回オークス(G1)

 とてもいい天気で、コロナの感染者数も落ち着いていて、相変わらずの無観客競馬というのがさすがに今日は恨めしい。ただ、最近はいつもダービーの方に現地に行くので、その前週のオークスは現地観戦のことが多い。最後にオークスを現地で見たのは、フランスから帰国直後の2012年のジェンティルドンナのレースだった。お父さんのディープインパクトのダービーをそのまま思い出させるような圧勝でしたね。

 そのジェンティルドンナでも達成できなかった無敗の2冠馬に63年ぶりに挑むのがデアリングタクト。牝馬によるダービー制覇をウオッカが達成したのは64年ぶりの偉業で、無敗の牝馬二冠はそれに匹敵する難しさというのはやはり意外ですね。

 ただ、昔は2歳戦は牝馬路線が整備されていないので、メジロラモーヌもマックスビューティも初敗戦は牡馬相手。強い牝馬になればなるほど、牡馬つまりはダービー路線に挑戦させたいと考えるのは、これはしょうがないことで、あの伝説的なテスコガビーも初の敗戦はのちの2冠馬カブラヤオーが相手。ダイワスカーレットもシンザン記念を使ってアドマイヤオーラに負けていた。

 牝馬2冠は本当の意味の頂点ではないので、無敗の牝馬2冠ということがなかなか誕生しなかったということであれば、63年ぶりということをあまり意識はしなくてもいいのかもしれません。となれば、デアリングタクトはこれまでの実績を考えればここでも力上位は疑いないのだけども、キャリアが3戦しかなく速い時計の競馬の経験がないのはなんとも不安。

 となると、時計速かったチューリップ賞で高い能力を示したクラヴァシュドール、マルターズディオサの巻き返しがあってもおかしくないと思うのす。もちろん無敗馬には敬意を表し、デアリングタクトにデゼル、とアブレイズを加えた5頭ボックス。マルターズディオサがうまく絡めば高配当ですけど、馬の力的には全然おかしくないと思いますよね。


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