◇ タロットの図像は“ほんやくこんにゃく“
午前中はマルセイユタロット講座をしていることが多く、終わったら何食べようかな〜とふと考えてしまう瞬間がある。集中できてなくてすまない。
先日、レッスンの実践練習2枚引きで、特に質問が思い浮かばなかった生徒の方が、”今日のお昼ごはんを何にするか?”で2枚引きを行いました。
出たのはこの2枚↓
2枚を掛け合わせます。
教皇からはベーシックなものというのが出てきました。恋人のカードからはパスタ。
なぜパスタか?
恋人の男性の足元にある黄色に重なった層がパスタに見えたそうです。え、こんなのでいいの?と思った方、いいんです。イメージは無意識との会話の架け橋です。まずは絵を観察して、そこから出てくるものを言葉にする練習です。
これ、うどんでもいいんです。ラーメンでも。でもこの方の中から出てきたのはパスタ。
恋人のカードには好きなことをするという意味もあるので、パスタの中で好きなものは何ですか?と聞いたところ「ミートソース」とのこと。ミートソースはベーシックなものでもあるので、教皇にもぴったりですね。
さて、ここで大切なのはこのことにピンとくるかどうか、でしょう。ミートソースが出てきたときに心は何を感じるのか。
頭では「この間食べたしな」とか「つくるのめんどくさい」とか「野菜食べなきゃ」とかさまざまな声がするかもしれない。けれど、頭の声は一旦排除してください。
そもそもランチに何を食べるかに正解はないです。お昼ごはんを何にするか聞くということは、それほど食べたいものが思い浮かばなかったということ。うーん、ミートソースかあ、と結局食べないのか、食べてみるのか。
わたしは食べてみることをおすすめします。うどんでもそばでもラーメンでもなくミートソースを。食べたから何か特別なことがある訳じゃないかもしれない。けれどその行為が、タロットとの関係性を親密にしてくれます。聞いたのなら応えてあげよう?タロットにというより、自分自身に。
タロットリーダーにとって大切なことは、タロットとの信頼関係を深めていくことです。
新しくグループ開催するタロットクラス、ほぼカリキュラムはできていたのですが、見直すことにしました。ちょっと色々詰め込みすぎた気がして。タロットの読み方をきちんとレイヤーに分けて、シンプル且つ想像力を活かせるものに、そしてベーシックなものにしたいと考えています。
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