【5/18追記】Xperia1V発表、価格と進化のバランスが焦点となるのでは?
Xperia 1V 発表!
本日、Sonyの最新スマートフォンであるXperia 1V(エクスペリア ワンマークファイブ)が公式発表された。
Xperia 1Vの特徴としては、カメラの強化、デザインのブラッシュアップ、新しいSoCとその発熱対策など、各所に順当な進化やブラッシュアップがなされており、完成度の高さに期待せずにはいられないモデルだ。
特にメインカメラの性能は、1インチセンサーを搭載したカメラ特化モデルのXperia Pro-I(エクスペリア プロアイ)を超える進化を遂げていると言え、最大の魅力になっている。
しかし一方で、超広角レンズと望遠レンズのカメラに搭載されたイメージセンサーは据え置かれたままであり、長期的になかなか進化が見られない。
超広角、望遠と、レンズを切り替えるような操作感が売りであるし、望遠に関しては各メーカー、一番技術的にも難しい部分だろうからこそ、頑張って欲しく、ここには少々物足りなさを感じた。
もっと言ってしまうと、カメラの性能自体は旧モデルでも悪いわけではない。現行のモデルで十分満足できると感じているユーザには、約20万円前後になるXperia 1Vの価格が引っかかってくるだろう。単体カメラとして、RX100シリーズの購入も検討できてしまう価格帯となってしまっている。
既存のXperiaハイエンドモデルでは、ちょうど2世代前のXperia 1III(エクスペリア ワンマークスリー)でも素晴らしい性能を持っている。発熱や電池持ちの改善、カメラ性能、その他進化点ははっきりしているが、アーリーアダプター層でも買い替えの判断は分かれるところではないだろうか。(もう既に買うと決めの層は除く)
キャリアモデルの2年間お返しサービスのような購入方法の場合でも、合計で最低約10万円以上かかってくることを考えると、価格が最もネックとなりそうだ。
熱心なXperiaユーザーである筆者自身もXperia 1 Vの魅力は理解できるが、購入には慎重にならざるを得ない。さらに、価格の問題はあるものの、即座に予約して発売日になんとしても手に入れたい!という熱量が湧いてくるほどではない、というのが事実だ。
自分がそうだから、実際にありそうだから、というのは理由としては苦しいが、Xperiaの出荷販売台数はまだまだ伸び悩む可能性があり、今後のSonyにとって懸念材料となる可能性もある。
価格だけは大きなネックとなってくるが、今後もXperiaシリーズには期待を寄せているので、販売のバランスも是非上手く回してほしい。
6月になれば実機が店頭で展示されるとのことで、そちらは是非、実際に手に取って確認したいと考えている。
まとめ
Xperia 1Vの発表に伴い、価格とカメラ性能を中心にファーストインプレッションをまとめてみた。カメラ以外の進化点も含め、Xperia 1Vは1シリーズの集大成的な、完成度の高いモデルであると考えられるが、ユーザによって価格が見合わない可能性もある。とはいえ、Xperiaシリーズへの期待は高く、実機の展示が始まる6月になれば、さらに具体的な評価ができるだろう。
追記(5/18)
超広角と望遠カメラのイメージセンサーの据え置きの件です。SoCの刷新でソフト面で画質等の強化もあるらしく、単純に据え置きだから同じということはないようです。こちらも実機を触って確認してみることが一番のようですね。
記事は価格面のネガティブな要素多めになったかもしれませんが、純粋に製品としてはむちゃくちゃ欲しいです!6月からの実機展示が楽しみ、ということで追記でした。