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穏やかな日々を過ごしている

21年間勤めていた企画会社を退職し、無職になってから1ヶ月が経った。働いていたときはいつも急かされているような感覚で日々が過ぎていたが、今はのんびりしている。
就職活動は続けているものの依然として良い方向には進んでおらず、転職サイトを見たり、採用の案内がないか企業のホームページを定期的に周回したりしている。焦っていないとは言えないが、焦っても物事が好転するとも思えないので人生のロングバケーションを楽しもうと早々に頭を切り替えた。

働いていた時に比べるとパソコンに向かう時間は圧倒的に少なくなり、日々が惰性で過ぎていってしまうことに後ろめたさを感じることもある。
無職であるということを抜きにすれば、社会人になってから最も穏やかな日々を過ごしているわけだが、自分らしい生活とはなんぞやと自問自答する時間はたっぷりとあり、あとになってから、「あの日々は必要だった」と振り返ることがあれば良いなぁと思っている。

退職と同時に住んでいた部屋を引っ越した。
今まで住んでいた部屋は会社の社宅のような扱いで契約をしていたので(別に家賃手当はなかったが)、会社との契約が切れる以上そこにはもう住むべきではないと判断したからだ。そのまま個人での契約に切り替えて同じ部屋に住むことも可能だったが、なにせ部屋が狭かったので引っ越すには良いきっかけだと思った。
少し部屋が広くなったので物を置くスペースは増えたが、この際だからと不要な物は捨てたり、読まなくなった本は売ったりして物を減らした。
部屋のあちこちにあったアート引越センターの段ボールは引っ越した直後には50箱以上あったが本棚に本を並べたり服を片づけたりして残り8箱まで減らし、これ以上は段ボールをすぐには減らせなさそうだったので、先日引越し屋さんに畳んだ段ボールを回収してもらった。

今の住まいは近所にスーパーが幾つもあり駅にも近いので日々のストレスがなく良い場所だ。きちんとした自転車置き場もあって、ここに住もうと思った決め手になった。前の部屋は自転車置き場に屋根がなく、雨に打たれて汚れるのを嫌って玄関に折りたたんでおいていた妻の自転車も自転車置き場に置いている。部屋探しはとても苦労したので、それは改めてまとめてみようと思う。

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