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「おめでとう」がこんなにもしあわせな言葉だと知る

父と母が立て続けに誕生日を迎えた。

私なりに少々忙しい中ではあったがプレゼントを選び、簡単なメッセージを添えて渡す。父にはゴルフウェアを、母にはカーディガンを。

今年もそうだが、例年 多少オーバーリアクションではと思うこともあるほど喜んでくれる父と母。子どもができて初めて知ったが、いつか娘が私にプレゼントを持ってきてくれるのだろうかと思うと今から嬉しい私がいた。小学生の頃は手書きの手紙のどこがそんなに嬉しいのかと分からなかったが(私ならおもちゃや洋服を買って欲しいと思っていたので尚更)、今なら両親が喜んでくれた理由がよく分かる。


人生100年時代とはいえ、90歳を迎える祖母の認知症が思いのほか進行していることを思うと「心身共に健康でいられる年齢」というのは100年ではないことは容易に想像できるようになった。

簡単に思える言葉やメッセージこそ、できるだけマメに、思いを込めて。昨年祖父が他界してよりいっそう実感する。

当たり前に感じるしわあせな毎日に感謝しつつ。おめでとうの言葉に思いを込めて。

秋・冬は娘の誕生日、私たち夫婦の結婚記念日、父母の誕生日、義父の誕生日、とお祝いづくめで、あたたかい。

ケーキをたらふくたべてほくほくの私だった。明日も子育てを楽しむ。

2020/12/03 こさい たろ


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