彼と再会した日

9月中旬、彼と久しぶりに会った。

遡ること6月末、私は彼にLINEで告白をして
会わない宣言をした。

だけど私は1ヶ月近く彼のことを
忘れることができなくて、むしろ引きずっていた。

ある時、私は会社の女の先輩と2人で飲んだ。

その先輩と飲んだのはこれが初めてだったんだけど
すごく話しやすくて、何でも話した。

お酒が回り始めた頃、お互いの恋愛について
話をした。

そのときに私は先輩にこの片思いについて
相談をした。

すると先輩は私にこう言った。

「私が言いたいのは後悔だけはしないでほしい。
もし後悔してるのであれば、きちんと連絡をして会えばいいと思う。」

先輩が言ったこの言葉が私の中で突き刺さった感じがした。

大げさだけど人生は1度きり。

これから先の人生ももっと色んなことがあるだろうし、男の人は一人だけじゃない。

けど、もし私がここで行動を起こさなかったら、、

それこそ後悔したまま歳を重ねていくことになるんじゃないか、そう思った。

だけど、一方的にもう会わない連絡もしないと
自分から言った手前送りづらいのも事実。

1時間どう送るか悩み私は
動くキャラクタースタンプを送った。

連絡がいつ来るかソワソワしてしまった私は
彼からのLINEの通知をオフにして
いつ連絡が来るかわからない状態でいた。

夕方、何気なくLINEを開いたら
彼から連絡が来ていた。

「どうした?」

ひとことだけLINEがきていた。
急にLINEをしたのは私だけど
ちゃんと返ってくると思わなくて
びっくりした。

私は正直に彼にこう伝えた。

「なんかLINEしないって言ったんですけど、縁切る?とかはちょっとやだなって思って送っちゃいました」

もしかしたら嫌な態度取られるかな?と思った
けど、納得をしてくれた。

そのあと、またご飯に行く?と誘ってくれた。

うれしいけど、早いなって思って
そのときはサラッと流してしまった。

それからまた彼としばらくLINEをした。
何気ない話から旅行に行ってるときに撮った
写真を送りあったりした。

そろそろご飯行きたいなと思い
今度は私から切り出してみた。

ちょうど彼の住んでいるところから近いところで
私は仕事に行く用事があった。
だから仕事ついでに会いたいなと思った。
だけど、彼の彼女の住まいも彼の家から近かった。

ダメ元で私はそのあたりでご飯を食べたいと
彼に話をした。

そしたら9月の中旬以降なら大丈夫と言われた。
私から話をしておいて、大丈夫か?と思ったけど
結局彼の家の近くでご飯を食べた。

お店は私が決めて、最近人気のイタリアンバルで
ご飯を食べた。

2人で会うのはちょうど1年ぶりとかで
お互いの話をたくさんした。

久しぶりに会った彼は前よりシュッとしていて
身体も絞られていて、少し日焼けもして
健康的な雰囲気になっていた。

会うまでは楽しみでワクワクしてドキドキして
何着てこうとか彼のこと考える時間が増えていったけど、実際会ったらドキドキすることもなかったし
恋愛の話も一切することがなかった。

もしかしたらこれが終わりを予兆していたのかな。

私の仕事終わりに合流したから
スタートは遅く終わりも終電の少し手前だった。

楽しくご飯を食べ、飲んでお互いほろ酔いぐらい。

彼は2軒目の提案をしてきた。
だけど、私は次の日も仕事だったし
私は前みたいに後悔をするような思いをしたくなく
断った。

彼は意外とすんなり受け入れてくれた。

駅の改札まで見送ってもらい私は帰宅をした。
帰りに私は彼にLINEをしてお礼を言った。
彼は「またご飯に行こうね」と言ってくれた。

私は自分のシフトの予定がわかったら
また連絡をするといいLINEを終わらせた。

それから1週間後に私はまた彼にLINEをした。

彼からはLINEが返ってくることもなく
既読が付くこともなかった。

1週間、2週間、1ヶ月何もなかった。
インスタのストーリーの足跡だけは
毎回付いてるけど。

最初はなんでと思うことが多かったけど
考えてみたら彼には彼女がいるし
私と彼は別になにかある関係でもないし
こないのはしょうがないなと思った。
だから追いLINEもしなかった。

そんなときに私は友人からnoteの存在を
教えてもらい、彼とのことをnoteに
残すようになった。

それから自然と彼に対しての情も消え
何も思わなくなった。

しばらくnoteを開いていなかったが
きちんとこの恋愛を終わらせたいと思い
最後に記すことにした。

私にとってこの恋に意味がなかったとは思わない。
たくさん成長もしたし、たくさんドキドキしたし
たくさん傷ついて、たくさん泣いた。

彼は自分で悪い男だと言っていた。
たしかに悪い男だし、悪いことも
たくさん教えてもらった。
でもこの歳でそういうことを教えてもらえて
よかったとも思っている。

3年間ありがとう。
さようなら。



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