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初めての社交ダンス/ジルバ体験

ジルバのステップを教わる機会があった。

ハウス・ミュージック以降の自由に踊って良いというダンス・カルチャーしか知らず、それはそれで性に合うのですが、決まったステップがあることによって、このグルーヴ、テンポは、このステップに合う合わないという新しい視座、枠があることの面白さを今更理解した。

ジルバは、4分の4拍子の音楽に対して、スロー(2拍)スロー(2拍)クイック(1拍)クイック(1拍)の6拍子(もしくは3拍子、4/4に対して1小節半)で、どんどんズレていくポリ・リズム のステップ。

シンプルでありながら飽きない、程よい複雑さと浮遊感。
スローの部分で、ワン・ステップで2拍を跨ぐ所、今の感覚だとゆったりして感じる2拍子感、足の空中滞在の長さが、独特の浮遊感を生む。

縦ノリなどと違い仕組みを知らないと踊れない。
自分が思っていた社交ダンスのイメージとはちょっと違い、意外と難しい。

昔、たまたま道で会った友達が「ダンス教室にリンディ・ホップを習いに行く」と言っていて、リンディ・ホップを知らなかったので家に帰って調べると、かなり激しいダンスで驚いたことがある。

門外漢にはかなり距離があるようにも感じますが、リンディ・ホップは、ジルバのルーツらしい。

(縦に3拍子と4拍子が同居するわけではないですが)3と4というと、アフリカの音楽とどういう関係があるのか、ないのかは気になった。

その後、どういう進化で(?)、ダンスのステップがシンプルな4拍子になった(? 戻った?)のか。

音楽で踊りが変わるのか、踊りで音楽が変わるのか。

ディスコのレコードのライナーにはステップの図解が載っていたりしますし、ディスコにはステップ文化があったと思うのですが、ハウスで決まったステップがなくなった理由、ハウスのダンサーはステップをどう思っていたのか、ディスコのダンサーがステップがない文化をどう思ったのか等も興味深い。

電車のホームでゴルフの素振りをする人みたいな感じで、空き時間がふと出来ると、虚空を相手にジルバのステップを復習している。
自分でも凄く意外な感情なのですが、早くまたジルバを踊りたい。

<2023/07/30にX(旧Twitter)へ投稿したつぶやきをまとめたものです>
https://x.com/yakenohara_taro/status/1685354911796744192

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