【感想:ネタバレ有】タッチとH2とクロスゲーム

前回はネタバレ有とか書きながら、結局ネタバレなしというかそもそも誰向けだよって内容になってしまった。反省。
てか冷静に10年以上前の漫画をこれから読む人向けに書いてもしゃーないので読んだことある人向けに書いてこうと思う。

ということでサンデーのレジェンドこと、あだち充先生。今回のテーマはこの人の描く作品はなぜ面白いのか。だれか教えてくれ。

いやだってねえ、ぶっちゃけ否定要素だけ並べたらいくらでも思いつくでしょう？
プロットは全部同じだし、主要キャラの性格も一緒だし、なんなら試合展開も。あと作者はメタコメントしまくる。けど、タッチ読んだからH2読まなくていいやとはならないでしょう？

確かに、主人公はここぞという時にクソかっこいい3枚目っていう1番かっこいいタイプだし、セリフはいちいちかっこいい。
夏は好きなんですよとか、俺は雨宮ひかりが大好きなんだよとか、一言に前後の流れを通して意味を持たせまくってるのも最高よ。

空気感の演出力もすごい。例えばセリフと背景だけのコマとかね。人間って見えない方が想像力で補って魅力的に感じるらしいから、自分の脳内でそのキャラの表情とか想像してるから魅力的なのかも。ミロのヴィーナスとかそうらしいし。あと急にバットとかミットとかのアップで他会場の場面になったりとかの演出もめっちゃ好き。

けど問題は、こんな俺の浅はかな分析ライクなもので表せるのかってことですよ。まあ厳しいわな。表現できたら俺もとっくに名作家になってる。

ちなみにヒロインの中では青葉派です。ここでようやくクロスゲーム要素。
女房役の中では孝太郎。
強打者の中では英雄。
お調子者枠は西村と木根で選べない。