徘徊

助けを求めても誰も助けてくれないとき、私は街を徘徊する。何を求めるでもなくただただショッピングモールとか、夜の街とか本屋とか、そういうところをだ。

今日はひょんなことから市民法律相談に赴くことになった。弁護士の先生は色んなことを教えてくれたのだが、如何せん恐くて、ようやっと言葉を絞り出す感じで最低限のことしかお話できなかった。緊張すると言葉が出なくなっていけねえ


いろんな資料をまた作って、今度は本格的に弁護士さんに相談をしなければならないのだがどうにも気力削がれて死にそうだ。PCを開けた試しがない。助けを求めて行って、確かに助けは得られたんだけれども精神的に本当にズタボロされる、そんな毎日である。基本的に誰も優しくないのだ。家族のために動いているわけだが誰も話を聞いてくれなかったり、動いてくれなかったりする。心底、じいちゃんとばあちゃんが元気でいてくれてたらよかったのに。そう思う。

わたしは何もできない。
才能も学も、技術も資格も何もない。金もない。一応人より頑張って生きてきたけれど、我が家はやはりスタートダッシュが人より何キロも後ろなのは大人になっても変わらない。人の何十倍も努力をしないと「普通」が手に入らない。私以外の家族は、それすら知らないし、知れる環境ではなかった。自分の思ったとおりに振る舞って、攻撃をしてくる人たちの言うことをハイハイ聞いて過ごすしかないのだ。そんな世代は、私の代で終わりにしたい。

母方の家族とは全く違うルートを歩んできた私だからこそ、限界はあれどできることがあるはずだ。残り半分の私に賭けるしかない。でもそれでも半力……せめて兄弟などいれば話は違ったかもな……

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