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【オンライン中国語会話】の効果的な活用術・使い方

中国語コーチングスクールthe courageの伊地知です。

これまで忙しい社会人を中心に本気で中国語を学びたい方が本気で学べる場を提供し、徹底してサポートしてきました。

今日はthe courage受講生にもよく伝えている、「オンライン中国語会話ってどうやって活用すると良いの?」について解説します。

みなさんの今の学習を見直すヒントや、今後の学習のヒントになれば嬉しいです。(オンライン英会話でも同様のことが言えるので、英語を勉強したい方のお役にも立てるかと思います)


オンライン中国語会話とは?

オンライン英会話としてはレアジョブやNativeCampなどが思い浮かぶ方が多いかもしれません。自分の好きな時間と先生を予約して、その時間になったらビデオ通話で先生と英会話の練習ができるというものです。

中国語でも同様に自分の好きな時間・先生を予約して、先生と中国語の会話練習ができるというサービスがあります。

予約方法も簡単ですし、オンラインのビデオ通話なので、いつでもどこでも気軽にスタートすることができます。

オンライン中国語会話に期待できる効果

中国語のオンライン会話に期待できる効果としては以下のようなものがあります。この期待できるとことご自身のニーズが合致しているかどうかを確認しないと、「何か伸びてる気がしない」という状態になってしまうので要注意ですね。

期待できる効果

・メンタルブロックを外す
ネイティブとたくさん話すことができるので、話すことに対しての抵抗が少なくなることが期待できます。

・学習習慣を身につける
定期的に予約を入れることで、そのレッスンの時間は必ず中国語を学ぶことになるので、学習のペースメーカーとして活用もできます。

・アウトプットの機会を作る
オンライン会話では「読む・聞く」という受動だけでなく、自分から話す必要もあるので、そうしたアウトプットの機会を作ることになります。

期待しにくいこと

逆に、あまり期待しにくいものとしては以下の通りです。

・単語や文法などの基礎知識を身につける

・適切な発音矯正指導を受ける

・不明な文構造などについての説明を受ける

これは、オンライン会話の先生には色々な先生がいて、教える経験が豊富な方もいれば、ほとんど教えた経験は無いという方もいます。そのため、ネイティブと話すということはできますが、必ずしも効果的な教授法での授業を受けられる訳ではないためです。

どんな人におすすめ?

もちろんどんな方であっても楽しく会話をする時間があるのは良いことなのですが、一応会話をするためには一定レベルの語彙力や文法知識があり、通じるための発音も身につけておく必要があります。

簡単に言うと、会話をするためにはそのスターターキットが必要ということですね。

そして、そのスターターキットの目安となるのがHSKだと4級合格相当です。

なので、おすすめとしてはHSK4級合格以上の方ですね。

もちろんまだ中国語をはじめたばかりという方であっても、日本語が堪能な先生と一緒に少しずつ単語を覚えたり、発音練習をするということも可能です。

ただ、この基礎力部分はその後の中国語学習にも大きく影響してくるので、可能であればこの部分のトレーニングを得意としている先生やコーチにサポートしてもらう方が効果的ということです。

おすすめの頻度は週に2回


オンライン中国語会話は月額のコースが多く、毎日25分のレッスンを受けられる毎日プランや、平日(月~金)にレッスンが受けられるプランなど、価格をおさえてたくさん練習できるのが魅力的です。

ただ、多くの方が「毎日25分ちゃんとその時間は確保して会話練習してるんだけど、何か実力がついてる気がしないんだよね」と悩んで相談にいらっしゃったりします。

なんで毎日ちゃんと頑張ってるのに伸びないのでしょうか?

単純に1日25分だと少し学習時間としては少ないかなということもありますが、そこよりも大きな問題があるんです。

語学学習では本来大量の良質なインプットと少量のアウトプットが必要と言われていますが、オンライン中国語会話での毎日の25分ではアウトプットが多く、この時間だけでは語学力が身についていかないんですね。

あくまでも予習復習をしっかりする必要があります。

そして、その予習復習を考えると毎日の会話練習は消化不良になりがちなので、そういう意味で週に2回の会話練習をおすすめしています。(ここでは毎日1.5~3時間の勉強時間確保といのを想定しています)

予習復習の方法は?

オンライン中国語会話では
予習→会話→振り返り&復習→再度会話
このサイクルが大切です。
一つひとつ具体的に確認していきましょう。

予習

会話練習で話したいテーマを事前に決めて、そのテーマで想定される会話ができるように単語やフレーズを調べて声に出しておくということです。

なかんかテーマの設定が難しいという場合、中国語の教科書やニュースなど、好きな素材を読み、それを自分の言葉で要約し、会話の時にはそれをテーマに話すというのもおすすめです。

ポイントは、この予習は別にネイティブ(相手)がいるとかいないとかが関係無いということですね。

「こんなことを話したいな、でもこの単語分からないな、調べよう。」というのは一人で簡潔できることなので、せっかくの会話練習の時にはじめてこれを感じるというのはとてももったいないので、事前に済ませてしまいましょう。

「もう一度言ってください。」「もっとゆっくり言ってください。」なんかも調べておくと良いですよね。

こうしたオンラインレッスンで使えるフレーズについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

会話

先生との会話練習の時には予習した内容を発揮できれば良いですが、単語や文法に対して過度に慎重になりすぎないようにして、リラックスして会話を楽しみましょう。

また、言いたいけど言えない表現などを先生に確認してメモして置くとその後の復習がとてもラクになります。

振り返り&復習(ここが一番重要)

一番重要なのがこの「振り返り&復習」です。このために予習と会話をやっていると言っても過言ではないくらいです。

具体的な振り返り方法として、まず以下の項目を洗い出します。

①今日の点数を10点満点で点数をつける
②良くできた・頑張ったポイントを3つ
③最初につけた点数を少し上げるためにやりたいことを1つ

(言いたいのに言えなかったこと、次にスムーズに言いたいことなど)

その後③で挙げたやりたいことを具体化してスケジュールに落とし込みます。例えば、「今日は在宅勤務なんですよ」と言いたかったけど、何て言えば良いかわからずに止まってしまったという場合、それを調べる時間、先生に確認してもらう時間、それを練習する時間を決めてスケジュールに入れていきます。

③については、会話練習の中で言いたいけど言えないことをその場で教えてもらってメモするだけでも良いです。

再度会話

しっかりと振り返りと復習をしたうえで、再び会話練習を行います。ここでは前回悔しいと感じたことを少しでもできるようにして臨みましょう。話すテーマは前回と同じが良いです。

あれもこれもと全部できるようにする必要はないので、大切なのは前回よりほんのすこ〜し良くするということです。この積み重ねが大切です。小さな一歩を重ねることで、気づいたらきっと結構な距離を歩いているはずです。

先生選びのポイント

オンライン中国語会話では自分で先生を選ぶことができるのですが、どんな先生にすれば良いか迷ってしまいますよね。

以下3つのポイントを意識して自分に合った先生を探してみましょう。

1回で決める必要はない

オンライン会話の良いのはリーズナブルにたくさんレッスンを受けられるところです。なので、1回で絶対に良い先生を見つけなければと思うのではなく、この先生だったら良さそうだなという先生をまずは予約してみましょう。5名くらいの先生とレッスンをしていると、だんだん自分が受けやすい雰囲気の先生というのがわかってくるので、1周間〜1ヶ月くらいで相性の良い先生を見つけてみよ〜というくらいの気持ちで探してみましょう。

自分の中国語レベルによって向いてる先生は変わる

多くのオンライン会話のサービスでは先生の日本語力も記載してくれています。

本当にゼロから中国語をはじめたばかりの場合、先生が何を言っているのかよく分からず、雰囲気だけ感じて終わってしまうことがないように、日本語が堪能な先生を選ぶと良いです。

中級(HSK4級〜)以上であれば日本語が少し分かるくらいの先生にして、すでにHSK6級レベルであれば敢えて日本語が全く分からない先生にお願いするのが良いですね。

週2回の場合は先生を変える

週に2回の場合、1回目の先生とレッスンをして、その振り返り&復習をしたら、2回目の先生は1回目の先生とは別の先生にすると良いです。
そうすることで自分の練習の成果を発揮する良い機会になるためです。

また、1回目は日本語ができる先生にして細かい表現などをその場で教えてもらい、2回目は日本語ができない先生にして、1回目で教えてもらった表現を使ってみるというのが効果的です。

振り返りにはシートを活用してみる

振り返りは自分の好きなノートなどで好きに進めれば良いのですが、少し振り返りがしやすいようにthe courageで振り返りシートも作ってますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

おすすめのオンライン中国語会話サービスは?

おすすめのオンライン中国語会話サービスについてはこちらの記事を参考にしていただければと思います。

オンライン中国語会話とは別でやった方が良いことは?

オンライン会話に期待できることとしても挙げましたが、学習習慣やメンタルブロックを外すということなどには効果的ですが、オンライン会話だけだと「良質で大量のインプット」というのが完全に不足してしまいます。

特にHSK4級合格レベルまではまだ会話をするための基本語彙や文法が身についていない、つまりまだスターターキットを持っていない状態です。

もちろんそれまではオンライン会話をやってはいけないということではなく、もしオンライン会話をやる場合、オンライン会話とは別でしっかりと「発音トレーニング」「単語暗記」「文法理解」も別で進めておきましょう。

もし独学での学習が難しそうだと感じた時にはぜひ中国語学習のプロコーチを頼ってみてください。どんなことでも相談できる無料のカウンセリングを承っているので、ご活用いただければと思います。(カウンセリング予約はこちらから)


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