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FAMILIAR DONE DIFFERENTLY。

FAMILIAR DONE DIFFERENTLY 単純に新しい物が新しい所に侵入する時に、真新しい物だけを目の前に置いた時に拒絶が最初に来る事が多い。
面白い話にカルフォルニアロールの話があって、寿司はすぐに受け入れられず、巻き寿司が生まれ、そこから寿司受け入れられ、広がった話。

プロダクトが求めるコミュニティー感があって、プロダクトが仲間探しをしだした時にとても面白い広がり方をする時がある。

このClassic collectionこのウィーン編みという籐で編まれた物。これがウィーン編みと呼ばれ出した切っ掛けは当時、トーネット社が製造していた椅子に使われており、それが量産されとても有名になった為その土地から名前を取ったという単純な理由。そこにここで生まれたと言うオリジナリティーがある訳ではない。文献によれば、エジプトにオリジナリティがあるらしい。個人的にデザインのオリジナリティーに興味があった訳でなく、単純に祖母が持っていたマルセルブロイヤーのS32に使われており、常にソレは何時もそこにあったので見慣れであったしの、何も知らなかった当時は東洋な物だと理解をしていた。ヨーロッパに来てみると、ヨーロッパの物であると理解は出来たが実際はヨーロッパの物でも無いようだった。そんな時に韓国のお店がこのカバンを買った時に中国の方のコメントがとても面白かった。

"中国の椅子からインスパイヤーされたカバンなのね。"

ここから確信に繋がったのはデザインでその地域ごとに市民権を獲得している物があるのだと分かった事。スリランカの王様の椅子に使われる編み、南米で窓の装飾に使われる編み、他にももっとあるだろうが、そのどれもがウィーン編みと自分達が呼んでいる物だった。同じ物だが、市民権を得ているので地域性を持ってコミュニティーに編み込まれている。

とても単純な事だが、1つ親しみのある物が何かに含まれている時に人はそれを理解しようと勤めようとする。ここに来るまでに幾つかの共通項を散りばめたが、そう言う物を見つけた時に何か人の役に立つことがあるのかもしれない。

と言う、FAMILIAR DONE DIFFERENTLY。

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