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【改訂】四段階の思考法

 本日、「盟友(って勝手に称してすいません)」と感じている、きよこさんが、興味深い記事を投稿されていました。

 で、コメント欄で、2020年6月3日に投稿した「四段階の思考法」について触れてしまいましたので、修整して再掲します。

以下ーーー「四段階の思考法(修整版)」ーーーーーです。

 日常業務や生活も含め、様々なことに対し、4段階のフェーズを意識して考えることが多いです。それが

「気づき」 「学び」 「深め」 「活かす」

です。どの段階でも「ナゼ」という気持ちを確認する作業であることは共通しています。

 第1段階 「気づき」
 初めに違和感や疑問を抱くことがあります。
「何かおかしくない。これ、ちょっと違うような気がする」
という感覚です。ニュースなどを見ていて感じることもありますし、他の方との会話から得られることもあります。

第2段階 「学び」
 違和感を抱いた事象について、コッソリと調べます。役所の事務であれば、まずは、根拠法令等を確認することになります。昔と違い、法律や条令、規則等について自分のパソコンで調べられるので便利です。また、他の課の業務であれば、フラフラと立ち寄り、情報収集することもあります。
その後、ネットの情報や過去の資料や、他市の状況、判例などを確認します。

第3段階 「深め」
 学びの結果を踏まえ、自分なりの仮説や改善策を考えます。その後、周囲に尋ねます。
「これって、おかしくない。このままでは、まずいのでは」
 ここで、大概は嫌な顔をされます。「今までのことを否定」、「気づかない自分が責められた」と捉える方が多いようです。ベテランの方であれば特に。
 そのような方に対しては、時にディスカッションをして、その方の知識や経験をいただきながら、さらに課題整理や改善案を模索します。この時に自分の中に「学び」から得られた軸が無いと門前払いとなります。

第4段階 「活かす」
 「疑問」「調査結果」「改善案」をさらに周囲に示します(さらに深めます)。周囲の同意が得られたら、上長に「提案」します。この時の改善策に大事なのは、何かしらの「負担を減らす」「効果をあげる」という「利」を出すことです。経費や労働力、波及効果など、何かしらの「利」がなければ「理」だけでは、人はなかなか動きません。
 何かを変えるためには「理」だけではなく「利」が必要だと考えています。

 筆者がイベント行政に否定的なのは、この第4段階「活かす」が描けていないものが多いように感じるからです。行政が「気づき」と「学び」という初期段階を担うことは有効だと考えています。それを実践できるだけの「情報」が蓄積されているからです。
 しかし、第3段階「深め」からは、行政の役割は少なくするべきとも考えています。基本的に行政の職員は「素人」であること。また、持続可能な事業とするためには、収益活動も含め、自立した活動に移行することが「活かす」ことになるからです。

 行政からは完全に「自立」した市民活動として、第4段階の「活かす」まで成長させるということが、理想的な展開になると考えています。

「行政の業務がなくなるのが理想なのです」

ーーーーーー以下、加筆というか、「補足」です。ーーーーーー
 この時は「公タマ伝」用の原稿を書き上げた直後で、かなり「公務員向け」の論調です。すこし固い内容ですいません。補足になりますが、
「活かす」というのは、「行動」することではありますが、それは
「みんなのために」という目的があるので「活かす」ということになります。本文では「利」という表現をしていますが、正確には「他利」又は「未来への投資」という視点を含め「活かす」と表現しています。

 2020年6月では、そこまでの理解と表現力が自分にありませんでした。
 note街で多くのクリエイターの方と交流し、「気づき」、「学び」、「深め」を進化・深化させた結果、自分が語る「活かす」の本質は「他利であり多利」という「真価」に気づきました。実に有難いことです。
 これがnoteの醍醐味よぅ!

 ずっと昔から「精力善用 自他共栄」という道を歩いてきた筈ですが、体と心に沁み込み、表に出すまで、30年以上かけてしまいました。

 けど、まだ遅くは無いと信じて、まだまだ成長することを目指して、成長した成果を、活かすことを目指して、これからも生きていきます。表現していきます。
 四段階の思考法とともに、noteとともに。そして、あの歌とともに。

『そうだ おそれないでみんなのために 愛と勇気だけが友達さ』
(アニメ それいけアンパンマン 「アンパンマンのマーチ」より引用)

 これからも、汗かき、恥かき、文字をかいて生きていきます。笑って生きていきます。
 できれば、仲良くしてください。



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