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【御礼】「夢見る木幡山」へのアクション

 note街の魅力は様々ありますが、「読んでくださる方がいる」ということの、有難さを改めて実感しております。昨日の投稿に、お問い合わせやコメントをいただきました皆様、また、これからリアクションをくださるだろう方々に、あらためて御礼申し上げます。

 今回の「夢見る木幡山」については、これまでの作品と大きな違いがありまして、初めて「現代」のほぼリアルタイムの話になります。そして、本編は「事実に即して」書いています。作品全体で見れば「空想パート」もあるのですが、これまでの作品が「事実と空想のミックスジュース」だとすれば、今回は「事実」と「空想」が、パーツとしては分かれているものを、一体として味わう「事実と空想のサンドウィッチ」という感じでしょうか。

 また、小ネタとしては、一人称が「僕」になっております。どうでも良いのですが、note参入直後や「公タマ伝」は「筆者」、その後に「私」が主になりまして、今回は初めて「僕」ということになります。誰にも分からない拘りとして、福島太郎の「外の人」、リアルな存在である「よしきく」が書いているという設定で「僕」になりました。福島太郎が「筆者とか私」を使用し、「よしきく」は「僕」ということになります。ほんと、どうでも良い話ですいません。
 ちなみに、この「事実と空想のミックスジュース」というフレーズは、きよこさんから頂いたもので、ものすごーく気にいっております。ありがとうございます。

 また、結果としては「令和3年7月」という時期を切り出し、隠津島神社について、調べた内容からの考察も多くなりましたので、大人の「夏休みの自由研究」みたいになりました。そういう意味では、宿題を投げ出すことなく、やり遂げることができて嬉しいです。
 毎回のことではありますが、「書きたい」という気持ちが沸くと同時に、「纏められるのか」という不安も抱くことになります。今回も綿密なプロットを作成することなく、自分の心が感じた「欠片」を拾い集めて、組み合わせを考えて、形作ろうとしました。
 行き当たりばったり、試行錯誤&思考錯誤を繰り返しています。

 なので、最初から狙っていた訳では無いのですが、結果としては「夢」という言葉を軸として、物語を展開し纏めることができたことを、安堵しています。
 また、隠津島神社では、マインドフルネスやオンライン祈祷なども実践されていますが、その辺りの話は、「取材しないと書けない」と感じ、結果として割愛することにしました。当初は、一度取材をさせていただき、話に深みを増したいとも考えていましたが、途中で「何の関係も無い、外野スタンドのおじさんが送る声援」のイメージが浮かんでしまい、「逆に」取材無しで完結するのも面白いと考えたところです。
 この「逆に」の考えは、せきさんの記事からお借りしました。

 また、「空想パート」に「小介」という人物がいますが、彼が途中で成長してくれましたことも有難いことでした。8月1日に投稿した「康平元年12月」には無かった「浄明正直」という考え方が加わることで、「穢れ」や「払い」につながり、話が引き締まった印象です。

 この記事の前に投稿した「前九年役 天喜3年12月」と併せ、小介が話を閉めてくれるイメージが湧き、創作が進むことになり、助けてもらった感じですが、8月1日から二週間の間に、成長もしてくれました。

 なお、この小介という名前については、介に「たすける」という意味があることから「村を助ける」という意味合いで採用しましたが、後から漢字の意味を調べると「仲介する、間を取り持つ」という意味もあるようですので、「村を助ける」だけではなく「神様と村を取り持つ役割」を担うキャラとして相応しい名前と感じたところです。
 あまり、名前を付けるのは得意では無いのですが、今回は1回でお気に入りとなりました。これには私も驚かされました。

 本稿をお読みいただくマニアな方は御承知と存じますが、私は「修行」という意識を持ちながら、note街で活動しております。未だ、コンテストで受賞するような成果を上げることはできていませんが、「読んでくださる方がいる」、「投稿を読ませていただく」ことを通じて、修行の結果を、成長していることを感じています。

 note街で皆さんに修行をつけていただいたことで、また、新たな作品を生み出すことができたことに、あらためて感謝を申し上げます。
 今後も精進してまいりますので、仲良くしてくださるようお願いいたします。一つの作品を生みだす度に感じるのは
「自分一人で書いた気がしない」
「誰かの力を借りて書いている」
ということになります。今回は「黒田製作所物語」のように、「福島太郎史上最高傑作」ということは豪語しませんが、お読みいただいた方に、「よしきくの初作品」としての、初々しさを楽しんでいただけたら嬉しいです。

 ただ、誤字が数点あることは、お許しください。
 そして、これからも仲良くしてください。

サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。