【駄文】苦手な分野
あまりネタばれをするのも何ですが、一つの作品を創り上げることは、それだけ心身に影響を与えるということで御赦しください。今回も「夢見る木幡山」のネタになります。
「夢見る木幡山」は一つの作品でありながら、意識的に、文体を3つに分けています。解りやすいところでは「現代パート」と「小介パート」が大きく異なるのですが、実は「現代パート」の中でも、最終章で『夢見る木幡山』のパートで、「何か違う」と感じた方がいてくれたら嬉しいです。最終章では、意識して少し文体を変えています。
私の「書き手」としての特徴(弱点とは認めたくない)として「情感不足」というものを感じています。「完結明瞭」な文章を是として30年以上仕事をしてきましたので、一つの職業病みたいなものかもしれません。
「恋する旅人」のレビューで「るりいさん」が「理屈っぽくてややこしい性格のお二人」と表現されていたのが、まさに図星ということでして、文章全体を通じて「理屈っぽくてややこしい」文体という弱点があります(はい、弱点と認めます)。
このため、note街におきましては、情感豊かなクリエイターさんに憧れる傾向があります。無い物ねだりということになります。
ということで、前振りが長くなりましたが、「現代パート」の最終章『夢見る木幡山』では、今持てる力で精一杯「情感」を意識して表現するため、文体を変えてみたのです。このため、文体が3つと自分の中では感じています。
そして、最終章も含め全体の「夢見る木幡山」における情感的な表現については、note街で活動されているクリエイターさんの影響を大きく受けています。その方をインスパイアする気持ち、あのような美しい情感がある世界、「the world is beautiful」を表現したいと思いながら執筆していました。足元にも及ばない結果とはなりましたが、悔いはありません。良い修行をさせていただきましたこと感謝です。
あの方の文章を拝読し、衝撃を請け、異国の日常の写真を魅せていただくようになってから、自分が暮らす何気ない日常の風景を「美しい」と感じることが増えました。何気なく生きてることの幸せが胸に響くようになりました。その感性を何とか生かしたく、あがいてみました。
もし、「夢見る木幡山」を通じて、木幡の持つ美しさを感じていただけたとしたら、あの方のおかげです。あの方の文章を読んでいなければ、あの優しい世界を知らなければ、夢見る木幡山の美しさが生まれることはありませんでした。
この場を借りて、あらためて感謝申し上げます。
生きていることはそれだけで素晴らしい。世界はあるだけで美しい。見落としてしまいそうな真実を気づかせてくれる方がいる。そんな、素敵な方々と交流できるnote街の素晴らしさに感謝です。
I'm alive,here,The world is beautiful
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