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【告知】明日から「黎明奇譚」無料DL

#何を書くより最初に宣伝

 kindle出版している拙著「元宮ワイナリー黎明奇譚」について、11月16日17時から21日16時59分まで、無料ダウンロードキャンペーンに登録しました。

こちらの本です。

 メインストーリーの「元宮ワイナリー黎明奇譚」と12編のショートショートから構成されています。
 自分で書くのも何ですが、メインストーリーの展開は「ブツ切れ」で、滑らかさに欠けます。主人公がオッサンで、他の登場人物もオッサンばかりで、お仕事の話が中心になります。

 こんな話、誰が喜んで読むと言うのか?

 という、異色作という感じです。言い訳をしますと、このお話は「小説」とか「物語」ではなく、主人公である「大沼」が、日々の業務内容について書き残した「忘備録」という設定なのです。
 何故、この忘備録を残したかと言えば、「影で暗躍した業務」・「公式に残らない話」が多いために、「私的に残した」ということになります。

 あくまで、ファンタジーであり、架空の物語になりますので、私が大沼のモデルではありません。
 モチーフとしている「ふくしま逢瀬ワイナリー」が、たった2年間で完成したという話を聞いて、驚きながら、どんなことがあったのかを妄想し、「大沼・矢吹・中島」という人物たちに踊ってもらいました。
#何を書いてもハッピーエンド
を標榜する私の作風には珍しく、ビターなエンディングにも見えます。けど、この作品も、ほぼ大団円のハッピーエンドとして描いています。

 筆力が足りず描ききれませんでしたが、私が「公務員物語」を書く場合は、どの主人公も「出世」や「栄誉」を欲しがりません。ただ、「地域のために役に立ちたい」という気持ちが彼らの行動原理です。そのため、失敗、批判、批難、違反を恐れずに行動しています。
 「地域のために役に立てた」と自分が感じることができるのが、登場人物の最高のハッピーエンドであり、同時に「自分のようなハミダシ者は役所の職員としては失格」という自覚をもっている設定になります。

 作品だけで表現できず、こんな説明をしてしまうことを、情けなくも思いますが、このような設定も含め、作品を楽しんでいただければ嬉しいです。

 私の本体「よしきく」は「大沼」のように、自由闊達に行動することができず、保守・保身・前例踏襲・新しい仕事を断る理由をみつける日々を30年以上過ごしています。そんなツマラナイ職員から生まれた物語ではありますが、「公務員×ファンタジー」という、アリエナイ物語をお読みいただきますようお願いします。
#何を書いても最後は宣伝

 さらに、その他の物語は、こちらからお願いします。この元宮ワイナリー黎明奇譚と黒田製作所物語を読んでいただくと、新作「スプラウト」を、より楽しんでいただけると考えています。


サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。