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柔道の話 改

 4月に投稿した「柔道の話」を少し改変して再投稿です。くだらない話ですが、お楽しみいただければ。

 筆者は少し柔道を嗜んだことがありますので、会話のネタに使うことがあります。ここでも少し、使わせてください。

場面1
「筆者さん、柔道で得意技とかあるんですか」
「口車かな」
「なるほど」
「いや、そこは納得しないで、突っ込んでくださいよ」
(その他、拝み倒し、泣き落とし、などもあります。
 実際の柔道では「右と見せかけての左の一本背負い」や「内股と見せかけての大内刈り」などの「フェイント」を多用します)

場面2
「筆者さん、多分、黒帯をお持ちですよね」
「確かに持っているけど、何でそう思ったの」
「黒いのは腹の中だけじゃないんだろうなって」

場面3
「いい年して試合に出るんですか、優勝とか目指すんですか」
「優勝どころか、1回勝てるかどうかですね。けどね、筆者が負けることで、勝つ人が生まれるのです。若い方に「勝利」を与えることも、年寄りの役目だと思うのですよ」
(ごく稀に勝利した時は「試練」を与えるのも役目と考えます)

場面4
「色々な大会に参加したけど、実は日本武道館の畳にも立ったよ」
「中学とか、高校の全国大会ですか
「全日本選手権っていう、柔道日本一を決める大会です。ただ、選手じゃなくてスタッフとして畳に上がったんですけどね」
(選手としても、某企業グループの大会に参加し、選手としても日本武道館の畳に立ちました投げられた後の天井の高さが、すごい印象的でした)

 なお、柔道は「相手」と稽古しないと、強くも上手くもなれない競技です。そのため、相手を怪我させるようなことや、相手が嫌がるようなことが自制されるとともに、感謝や敬う気持ちが自然に生まれてきます。
 さらに、呼吸や動き出しのタイミングなど、相手を観察して気持ちや動きを推し量る技術も磨かれると思います。そんなことも仕事に役立っているような気がします。

 未だに「残心」は苦手ですが「日本武道館の思い出 R」で御紹介している試合では、「残心」を保ち「投げてからすぐに抑え込み」に移行できたことを気にいってます。(もさもさ動いてるので「すぐに」は気持ち的なことになります)
 ただし、それは過去に「残心」が出来ずに「投げた後、判定を気にした隙に抑え込まれた」「有効をとった後、綺麗に投げようとして逆に投げられた」などの「価値ある負け」の積み重ねから学んだ動きでもあります。

 本業は公務員です。



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