【駄文】ダムの名は

　答えは「七ケ宿ダム」とサムネ画像にも出ているわけですが、５月４日の午前２時頃には、五里無中だったのです。「月山湖（寒河江ダム）かなぁ」と考えつつ夢の中に戻りまして、翌朝、こんな記事をあげました。

　「LUCA猫と日々＜上平いこけ＞ikokeさん」の投稿に刺激を受け、月山湖に想いを馳せ投稿した後、気持ちを切り替えて「ふくしま逢瀬ワイナリー」に向かいました。この日は「クラシックライブ」のイベントがあり、それを鑑賞しつつ、投稿のネタにしようと目論んでいたのです。高原のようなワイナリーに響く美しいヴァイオリンの旋律、考えただけでワクワクします。なお、好天ということもあり、12㎞ほどある道程を自転車で向かいました。駐車場が足りないことを危惧して自転車にしたのです。

　予想以上の人出と想像以上の演奏に満足して、13時頃に帰宅した私に、「LUCA猫と日々＜上平いこけ＞ikokeさん」さんからコメントが入りました。

宮城県刈田郡にある七ヶ宿ダムの噴水です。
宮城県白石市と山形県高畠町を結ぶ国道113号線沿いにありますよ～
今、新緑ですがすがしい季節なのでお勧めですが、現在の噴水の状況はわからないので…………お出かけの際は確認してくださいね✌

有難いことに、ダムについて教えてくださいました。そして、私が返したコメントが

福島県郡山市から近くは無いですが、日帰りで行ける距離なので、近々、現地調査したいと思います。

と、いうことでした。時間は13時過ぎ、この後の予定は何も無し、ということで、一路「七ケ宿ダム」へと向かいました。郡山中央スマートインターチェンジから高速に乗り、東北自動車道　国見インターチェンジで降ります。
　美しい新緑の山々の中を愛車が駆け抜け、鼻歌の一つも出ようというものです。

　しかし、しかしですねぇ

　山をずんずんと進むと、秘境のような感じになってきました。人里は遠く眼下になりました
「ここで死んだら、何故、ここにいたのか、誰にも解けない謎だな」
とか、物騒なことを考えてしまいます。そして、予想外のモノが私の眼前に現れました。

「萬蔵稲荷神社」の大鳥居です。否が応にも潜らなければ先に進めない。鳥居を潜るからには参拝せねばなるまい。国道113号と聞いてはいましたが、まさか、この道路が参道だったと気がつきませんでしたよ。ということで

　今日も生かされていることについて、感謝の気持ちを捧げさせていただきました。山の上の神社ですが、結構お参りしている方がいらっしゃいました。実は「七ケ宿ダム」の噴水は、１時間に１回になります。思いのほか、広くて大きい神社でしたので、こんな寄り道をしていて、噴水の時間に間に合うのか、ちょっと不安を抱きながら車に戻ります。

　そして、無事に「七ケ宿ダム」の管理事務所につきました。巨大なクワガタが出迎えてくれます。つぶやきにて、到着したことをSNSでも報告しておきましょう。

　が、ですが、「何か違う」という違和感がぬぐえません。展望台のような場所もありますが、このロケーションでは「LUCA猫と日々＜上平いこけ＞ikokeさん」のサムネ画像のような写真が撮れそうもない。
「管理事務所とは別に、この先にビュースポットがあるに違いない」
そう考えた私は、さらに車を走らせました。１５時までは残り数分、果たしてビュースポットはあるのか、そこに間に合うのか。気持ちは焦りますが、安全運転第一で向かいます。

「ビュースポットはありました」

　こうして「七ケ宿ダム」の水と緑の美しさを堪能した私が、次に考えたのが
「お昼ご飯、どうしようか」
時間は１５時を回っていますが、昼食を食べていませんでした。人気の無い山中で孤独と空腹を抱えたオッサンが居ました。これまでの道中に食堂は見当たりませんでした。

　が、今は良い時代となりました。福島県から宮城県へと異動してきた訳ですが、山形方面に車を走らせると「道の駅　七ケ宿」がありました。かなり大きな道の駅で食堂も併設されています。道の駅の案内表示を見た時から食堂があることは期待していたのですが、「営業時間が１５時まで」だったらどうしよう、という不安もありました。
　無事に、白石名物　温麺をいただき、帰路につきました。

　以上、５月４日「みどりの日」ということで、いつもより写真を多めにしましたので、皆様に「みどり」を楽しんでいただけたら嬉しいです。

「LUCA猫と日々＜上平いこけ＞ikokeさん」、あなたの写真とコメントが、一人のオッサンを福島～宮城～山形へと突き動かしました。楽しい記事をありがとうございました。BBQはちょっと難しいです。

　記事とは関係ありませんが、お約束なので宣伝は上げておきます。

福島 太郎