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【駄文】偶話それとも偶(和、環、羽)

 長くお付き合いをいただいている方は御存じかと思いますが、私の好きな言葉に「偶」とか「縁」とか「機」というものがあります。他にも「奇」など、何か想定外のようなことを尊ぶ傾向があります。
 また、それを活かすことを考える時に喜びを感じるようです。

 先日、私の居住地に、大きな地震が発生しました。偶然ですが、私はその翌日に休暇を申請していました。夜間の対応について同僚にお願いした後、
「休暇を取るべきか、取り消すべきか」
ということを思案することになりました。「定期通院」と「私用」を処理しようとして申請した休暇でしたが、地震を受け「私用」はキャンセルとなりました。とりあえず、休暇の是非について、解を保留したまま、早朝6時半に職場に駆けつけ、同僚と業務を交代し、当面の災害対応に従事しました。
 9時半くらいまで業務を行い、緊急時の対応が一段落したところで、同僚と上司と、今後の人員体制を確認して休暇としました。

 余震が来るかもしれないことを想定し、その夜の人員も確保する必要がありましたので、私は「夜の要員」を想定し、昼間の業務からは一旦外れた方が良いという判断です。余震がなければ、それはそれで良し。ということになります。で、私は予定どおり通院した後、キャンセルした「私用」に伴い空いた時間を使い、手土産を持ち、逢瀬ワイナリーに向かいました。
 大好きな逢瀬ワイナリーですが、偶々時間が空いたので訪問したことになります。しかし、好意的な視点に立てば
「地震発生を受けて、ワイナリーを心配して、休暇を取得して訪問した」
ように見えなくもないのです。ワイナリーを心配した気持ちはありますが、「そのために休暇を取得した」のでは無いのです、偶々なのです。

 ワイナリーを訪問したからには、ワインを購入して帰宅しました。もちろん自分で飲むつもりでした。が、ふと、あることに気づきました。
「明日は、母の誕生日」
ということで、ワインを母に贈りました。好意的な視点に立てば
「母の誕生日に向けて、地元のワインを購入した」
ように見えなくもないのです。母の誕生日を祝うつもりはありますが、「ケーキを購入する予定」でしたので、ワインを購入したのは、偶々なのです。

 このような偶のおかげで、時々、「この人は良い人」、「配慮してくれる人」みたいに見られることがあるのですが、「過大評価」です。逆に「余計なこと」「嫌味なこと」をする人と見られることもあるのですが、「誤解」です。ただ、「損得」よりは「尊とか徳」を選ぶこともありますが、それは「その方が面白い。損得を基準に考える人の逆を行きたい」という、「面白い答え」を選ぶ、ふざけた考えによるものです。「勝敗」の勝ちよりも、自分なりの「価値」に重きを置きたいということでもあります。

 偶を機として縁につながり、のネタになれば良し、人のにつながれば良し、価値がのように繋がり、飛躍のとなればそれも良しと考えているのです。

 そして、勘の良い方はお気づきと思います。
 このオチを踏まえてタイトルを付けたのではなく、「何となくタイトルを思いついて、中味を考えないまま書き始め、何とかタイトルに繋がるオチを書いた」ということを。
 つまり、この文章そのものが、偶の産物なのです。そして脈絡もなく、猫の動画を埋めます。3月18日の早朝、1分16秒です。

そして
#何を書いても最後は宣伝
著作へのリンクも埋めておきます。

 著作については、ロイヤリティが欲しいという気持ちよりも、「読んで欲しい」、できたら「楽しんで欲しい」という気持ちで綴っております。
 お金も欲しいですが、お金よりも皆さんの心に価値を感じています。

 多くの方に読んでいただける作品、楽しんでいただける価値がある作品を目指して、修行を続けてまいります。



 

サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。