漫画感想 【正反対な君と僕】
お断りしておきます。50過ぎのオッサンが漫画愛を語るだけの記事です。
「キモイ」と感じる可能性がありますので、リスクを侵したくない方は、止めたほうが良いと思います。
警告しましたからね。
もう、一度、確認しますが、止めるならこの辺りです。
では、語ります。ジャンプ+で連載中の、こちらの作品です。
久しぶりに、私の中での「大ヒット作品」です。「ジャンプ+」では「ラーメン赤猫」も素晴らしいのですが、けど、何と申しますか、この
「正反対な君と僕」
は、王道にして邪道とでも言うような魅力、「キュート過ぎんだろう」というくらいのキュンが溢れておりまして、魅力に圧倒されてしまうのです。
詳細はともかく「ラーメン赤猫」は「シチュエーションコメディ」のような要素もあります。それでいてジャンプの王道である「友情・努力・勝利」を感じさせます。
ところが「正反対な君と僕」は、普通の高校生が主要登場人物でして、変な設定もバトルもなく、ジャンプの設定では「邪道」のような気がします。
ところが「恋愛もの」としては、オーソドックスどころか、
「えっ、何の捻りも無い。この展開でどう盛り上がれというのですか」
というくらい、日常的な光景が描かれています。
なのに、人物の掘り下げが「凄く深い」のです。過去に通り過ぎたような、無かったような、心の奥に仕舞ってたような「ピュア」な気持ちを掘り起こし、登場人物の行動として描いていきます。
「なんじゃぁ、こりゃぁ」
状態です。
作品の絵は、「ヘタウマ?、雑」とも感じるような、描きこなれていない印象も受けますが、それがまた善いのです。それでいて表情の描き方が見事で、キャラの行動を応援したくなるのです。
凄い漫画家さんが登場したものです。
よくぞジャンプ+で展開させたものです。断言しましょう、大ヒット作になるのは、そう遠い未来ではないです。
単行本は、まだ2巻しか発刊されていませんので、まだ追いかけることが間に合います。是非、皆様にも堪能していただきたい作品です。
ネタバレをしないように気をつかいながら作品紹介をして魅力を伝えようとするのは、なかなか難しいですね。
けど、福島太郎の作品をお読みいただきました皆様が、Amazonのレビューやnoteの記事にしていただくのは、大歓迎です(できれば甘口で)。
ということで、何を書いても最後は宣伝。
ラーメン赤猫は、猫好きには「最高級の一冊です」
じゃ無かった。毎日のように恐縮ですが、冬に読みたい福島太郎の作品と言えば、こちらの「恋する旅人」です。
この表紙、光に向かい歩みを進める若い二人の姿が描かれています。
はい、福島太郎作品では、最大の「胸キュン」作品です。
福島太郎には若さはなく、胸キュンはなく、心不全での胸キュッとか、腹ポン・デコピカですが、表紙の二人のように、光に向かい前に進むことは続けてまいります。応援していただけると嬉しいです。