ミズの名は
そのミズは、甘くて少し切なくて、とても美しい
最近、日常の風景を見ていて「美しい」と感じることが増えています。風光明媚とかではない、家の周辺とか通勤経路など、本当に何でもない風景ですので、人工物などについては「余計な存在」と感じつつも、
「しかし、それでも、この景色は、人の営みは美しい」
と、酔うたような、ポエマーなような、少し甘酸っぱい想いがこみ上げてきて、満ち足りたような多幸感と同時に「何か、俺、もうすぐ死んじゃうのかも」という、少しの不安も感じてしまいます。今のところ旅立つ予定はありません。
何故、こういう思いを抱くようになったのか、と考えたら答えは明らかでした。コノエミズさんの記事を読んでいる影響でしょう。
コノエミズさんの文章が綴る、美しさ、抒情性、旋律のような展開に、心を動かされることが多く、そこに加えて、写真がとても美しく、胸が打たれるのです。意図して美しい風景を撮影しようとか、技巧的なものを感じさせず、ただ、そこに在るものを在るがままに撮影したように見える写真の数々が、そこに在るものの美しさを教えてくれるように感じるのです。
と、コノエミズさんの写真について、表現する力が弱いと考えていたら、きよこさんが、同じような想いを記事にしていらっしゃいました。対象としている方は異なりますが、全く同感なのです。きよこさん、お借りします。
そう、コノエミズさんが持つ、心のフィルターが素晴らしいのです。
こうして、美しく甘い、時々切ないコノエミズ文学に魅了された結果、日々の暮らしに普通に在る風景を「美しい」と感じるオッさんが生まれてしまいました。文章についても写真についても、ちゃんとした知識はありませんので、正直「良し悪し」とか技術的なものは解らないのですが、ただただ、その美しさに魅了され、少し感性が磨かれているような感じがします。
コノエミズさんの投稿の中でも、「親子」をテーマにした記事の想いの強さと「きゃらおさんの企画」に投稿する記事の、楽しい心地よさに、特に心を惹かれます。
お酒に酔うている状態では無いのですが、このような赤裸々な文章は流石に恥ずかしいので、コノエミズさんに通知が行かないように、リンクを貼らないことをお赦ししください。
そういえば、コノエミズさんが、私の拙著にレビューを書いてくださったことがありました(棒)。このレビューも美しく、読み応えがありますので、是非、お読みいただければと存じます。こちらについてはリンクを埋めておきます。
「恋する旅人」と「黒田製作所物語」です。レビューでは「ミズの名は」使用していませんが、ペンネームも美しいです。
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