「ルル木幡」のこと
ルル木幡というのは、拙著「光流るる阿武隈川」に登場する、架空のセレクトショップになります。二本松市(旧東和町)木幡にあるという設定です。
このお店も「モチーフ」があります。で、あまり話題にはしませんが、私が「木幡山隠津島神社」を参拝した後、立ち寄ることが多いのです。
よくお菓子やラーメンなどの食糧を購入します。
御洒落なアイテムは縁遠いです。
先週訪問した際は、車庫を改修しイベントスペースとして活用しており、何人かの方が出店されていました。店主の方のバイタリティというか、行動力に圧倒されながら、イベントスペースで販売していた「蜂蜜」を購入して帰宅しました。
「光流るる阿武隈川」は完結していますが、彼女の物語はまだまだ光輝きながら続いているようです。素晴らしいです、大切にしたいお店です。
昨年、「光流るる阿武隈川」を執筆中に、「店の名前をどうしようか」と悩みました。タイトルや名づけは大の苦手なのです。いろいろセンスの無い店名を考えた後、ちょっと閃きました。
物語のタイトルが「流るる」だから、「ルル」が良いかもしれない!
ピッコーン!って感じです。
次に「ルル」という言葉が実在するのか、検索です。グーグル先生に調べていただき、こういう場面になりました。
ということで、何とビックリ!、凄い素敵な意味じゃないですか。主人公の店名にピッタリだったのです。このことを知りましてから、前半の場面で、主人公が「LULU」という言葉を知る場面を追加することにしました。
執筆を続けていると、こういうご褒美のような時間をいただけるのが、書き手としての醍醐味の一つかもしれません。
そういう意味では、最新作のスプラウトで登場した
「いちゃりばちょーでー」
これ、最初は使う予定が全くなかったのですが、沖縄の場面で急に降りてきまして、最初は沖縄らしさを表現して終わる予定でした。
ところが、終盤の場面でこの言葉を再登板させることで、作者の予想を超えて、「加齢を嘆く主人公」という影、深みを加えてくれました。
沖縄旅行で「いちゃりばちょーでー」に巡り合わせていただいた方に感謝です。
ということで、
#何を書いても最後は宣伝
女性が主人公、スポーツと恋愛譚を通じての人間賛歌。仕掛けがたくさんの物語がこちら。
カイワレ農家さんが、主役?という、これまでに誰も書いて無さそうな、物語がこちらです。
ちなみに、「日本スプラウト協会」に本を贈ろうとしたら、住所や問い合わせ先が非公開のようで、贈れませんでした。