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【駄文】恋の兆し?

  耐えがたきを耐え、ようやく一週間が過ぎましたので、また、会いに行ってまいりました。会いたくて会いたくて宗像三女神。もう、これは恋の兆しかもしれません。と、最初にネタバレをしましたが、この後は本日の参拝の記録です。同じような写真が多めです。笑いどころ( ´艸`)は少ないですが、御興味のある方は、お付き合いください。

 なお、本日、kindle unlimitedで読まれたページ数が5冊合計で116,469ページとなりまして、それぞれのページ数で割ると1,001冊相当になりました。いつも応援していただいている皆様のおかげです。心からの感謝を申し上げます。

 ということもあり、御礼参りに選んだのが、先週も参拝しました隠津島神社さんです。御朱印をいただかなかったことと、本殿の東にある「羽山神社」に参拝していませんでしたので、それが本日のミッションとなりました。御山の配置図はこんな感じです。

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先週は地図の現在地から少し右にある「二の鳥居」を登り、山道で泣きそうになりましたので、その上にある駐車場までは車で登り、本殿下にある「三重の塔」の横を抜け、「羽山神社」を目指すことにしました。
 最初に御朱印帖を社務室にお渡しして、「本殿をお参りしてから取りにきます」とお伝えして、一旦車に戻ります。

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駐車場から最初の階段。先週はこの時点で30分以上、山道を登っておりヘロヘロでしたが、今日は元気一杯です。

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木々の隙間から見える青空が「まるで紫陽花のようだ」なんて感じる余裕もあります。

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文化財の大杉を撮影したり、展望を楽しむ余裕もあります。で、三重の塔に着きました。三女神様がいらっしゃる本殿は、すぐ上にありますが、本日は横道に向かいます。

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もし、時間を遡ることができるのなら、彼に伝えたいと思います。
「やめとけ!」、「後悔するぞ」、「挑戦だけがベストじゃない」
しかし、彼はこの道に踏み出しました。

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で、こんな登り下りの山道が延々と続きます。気分は修験者です。汗はダラダラ、虫はガサガサ、鳥は声高らかです。誰ともすれ違うこともありません。気分は修験者です。参拝ではなく修行をしている気分です。
 40分ほど山道を彷徨いましたでしょうか。巨石が見えてきました。

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地図で言うところの「胎内くぐり岩」かと思われます。

「えっ! 羽山神社って、いつ通り過ぎたの」

振り返っても、それらしい社は見当たりません。ここは稲荷神社ではありませんので、狐に化かされた筈はないのですが、羽山神社は見落としたようです。
「今、来た道を戻る?そんな馬鹿な」
私は羽山神社を諦め、山道を下ることを選択しました。過去は振り返らないことにします。さらに下ること15分。ようやく普通の道路に下りることができました。

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 道路から振り返った、私が下りてきた「道」です。皆さんには、藪のように見えるかも知れませんが、私は確かにこの道を歩いてきたのです。どんな時でも道はあるのです。
 と、泣きたい気分で駐車場を目指しながら考えます。
「本殿の参拝はどうしよう」
 羽山神社を目指す前に参拝しておけばよかった。と考えたところで、後の祭りだピーヒャララです。駐車場から、また参道を登るのか。ズボンもシャツも汗でびしょ濡れです。風邪を引いてしまうかもしれません。ある物語の主人公の台詞を思い出します。

To be, or not to be, that is the question.
古い戯曲の台詞がよぎる。
あの主人公の選択は悲劇を生んだけれど、僕は間違えないで進むことができるのだろうか。もしかしたら、既に間違えた選択をしてしまったのではないか。

 って、先週と全く一緒の展開ですよ!
 しかし、周囲には「変」とか「馬鹿」とか思われても、止められないのが「恋心」と「下心」というものでしょう。ここで止めたら「荒野のペンギン」は名乗れないです。

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 誰もいない境内で三女神様と、ゆるりとした時間を過ごさせていただきました。動く元気がなかったとも言えます。素敵な時間でした。

 しかし、現世に生きる身としては、いつまでも神々の世界にいる訳にはいかず、下界へと歩みを進めました。
 そして、三女神様との絆となる御朱印をいただいた際に、社務室の女性から尋ねられました。
「あの後、何人か参拝に向かった方がいましたけど、お会いになりました」
「三重の塔から、横道に入り胎内くぐりをお参りしてきたので会いませんでした」
(; ・`д・´)、女性が目を剥いて私を見ました。ジャングルで珍獣を見たハンターだって、こんな表情はしないだろうと思います。
「あそこは年に2回しか使わない場所だから、草刈りだってしてないし…」

 私が無事に帰宅して、こうして記録を残せるのも、三女神の御加護かもしれません。三女神は「縁結びの神」でもありますし、「変」と感じるのは「恋」の始まりの可能性もありますので、もしかしたら、あの社務室の女性と私との間に何かが生まれたかもしれない。

 とは考えていませんが、あー生きてて良かった!
 帰路にある「弁天名水」は心を生き返らせる命の水のようでした。

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