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【再掲】病気になる人は悪くない R

 【以下の本文については9月30日に投稿した稿です。前も読んだよという方、同じ内容で申し訳ありません。もう一度お伝えしたいのです】 

 人を病気にしてしまうような職場環境が悪いです。
 病気になった人が弱い訳でもなく、悪い訳でもありません。人をそこまで追い詰めた環境が悪いのです。
 酸素が足りないような、水や泥の中で動くような雰囲気を作りだしている周囲の方々に問題があります。
 負荷をかけすぎたり、サポートが足りないために、病気にさせられてしまったのです。周囲に潰されてしまったのです。潰れたのではないです。
 
 適正な人員配置をしない人事当局が悪いです。適材適所の配置をしない所属が悪いです。
 「担当」という名のもとに、一人に「丸投げ」をしたチームが悪いです。
 正論の振りをして、価値観をおしつけ他者を攻撃する人が悪いです。
 ボスのように君臨し、弱い立場の方をいたぶる行動をする人が悪いです。
 報告・連絡・相談をしても、「見ざる・聞かざる・言わざる」のような上司が悪いです。

 こんな環境では、息苦しいのが当たり前です。病気になるのが当たり前です。病気になる方が、弱い訳でも、悪い訳でもありません。
 逃げてもいいです。休んでもいいのです。
 大事なのは、あなたの健康と生活です。仕事のためにあなたがいるのではなく、あなたの幸せの手段として仕事があるのです。

  命や健康より大事な業務などありません。

 無理だと感じた時は、できなくても良いのです。もともとが無理な筋の業務なのです。失敗したしても、迷惑をかけたとしても、将来的な教訓、自分と組織の糧とすれば良い話です。

 無茶な仕事、無駄な仕事をしないのも大事な業務です。悪しき前例を防いでいるのですから。

 組織で仕事をしていますので、失敗したとすれば組織の失敗です。あなたの失敗ではないです。その後始末も組織が行うべきことであり、あなたが責任を感じることではないのです。

 あなたが生きていることが、何よりも大切です。
 
 元気でいてくれれば、さらに良いです。
 今は少し元気がないとしたら、ゆっくり休んでください。
 ちゃんと眠れる、穏やかな日々を過ごしてください。
 周囲に借りを作ったように感じるかもしれませんが、今まで、頑張りの貯蓄をしていますから、それを活用しているだけです。

 あなたが生きていることは、大きな、大きな価値があることです。

 僕はこの言葉を、K君には、伝えることができません。
 20年前にK君にキチンと伝えることができず、彼が追い詰められ退職することを止められませんでした。
 今さら、こんな独り言で、K君を救えなかった罪が軽くなる訳ではないけれど、これからも、こんな話を伝え続けます。

 世の中が少しでも良くなることを祈りながら。

【7月22日 追記】
 約20年前に身近に居た同僚を救うことができませんでした。彼とその家族を想うと、今でも自分の無力さが悔しくなります。泣きたくなります。
 けれど、過去を変えられない以上、より良き未来を夢みていきたい、同じ失敗を繰り返したくないと考えながら、行動しています。
 思うように業務が進まず、自分を責める方々に、伝えたいです。

 体調を崩したあなたが悪いのではないです。悪いのは組織です。
 どんな状況なのかわからないまま、軽々に発言することは無責任ですが、

無い無い尽くしで丸投げされるということがよくあります。ほんと、よくあります。そのような時は「拝命しました(が、成果は期待しないで)」という気持ちになります。ただ、不思議なことに、無い無い尽くしの状況でも、時には「城が落ちる」ことがありますので、成功体験に味を占めた上司が、また、むちゃ振りをしてくることも、よくあります。

外野の声は無視しても良いのです。
「自分の身を護ることができるのは、自分しかいません」
時間内に業務が終わらないのは、無理な業務を投げてくる上司が無責任だからです。無責任な上司の手柄のために、あなたがいるのではありません。
御自愛ください。


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