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【駄文】需要はありますか

 何度か投稿しているエピソードになりますが「公タマ伝」の発刊に向けて、コワーキングスペース co-ba koriyamaを運営するSさんに相談した際にいただいた言葉の一つがこの
「需要はありますか」
という言葉になります。ド素人が書いた本ですから、需要が無いことを心配されました。それに対する私の答えが、このような内容でした。

「需要は無いでしょうね。知人も含めて、10冊売れるかどうかだと思います。もともと収益を目的としている訳ではないので、売れなくても良いのです。ただ、必要とする一人に届けばとは考えています。その為に、今は存在しない本を創りたいのです」

 このSさんの言葉を切っ掛けにして、「福島太郎としての立ち位置」が明確になりました。
「収益が目的ではない、一人のためにできることをしたい」
いわゆる、「福島太郎は一人のために」という想いの原点になります。
 そして、一緒に相談を受けてくれていた、Sさんの部下であるTさんの誘い いざないです。
T 「収益を目的としていないなら、noteはいかがでしょう」
太 「いいですね。そうします」
S 「太郎さん、noteを知っているのですか。もう、始めているとか」
太 「全く知りませんが、エントリーしてみます」
という、コントのようなベタなやり取りを経て、note街に参加したことになります。

 結果、noteで活動することにより、note街のクリエイターさんからの応援をいただくことができて、公タマ伝は想定していた「10冊」よりも売り上げを伸ばすことができました。あらためて、note街の皆様に、感謝を申し上げます。

 特に優秀な職員でもなく、コレという実績も無い、少し変わっているオッサンですが、これまでの販売等の実績について、note街の皆様のおかげで、大きな御褒美をいただいた気持ちがします。
 公タマ伝発刊後も「書きたい」という意欲だけで福島太郎として活動しており、年内には6冊目となる「夢見る木幡山」を発刊できる見込みです。

 さて、原点を再確認し、もうすぐ駄文屋を卒業するところで、少し今後の野望的なものも語ってよろしいでしょうか。

 「黒田製作所物語」、「夢見る木幡山」とも、実在する法人さんに「御社のことを書かせてください」とお願いしています。黒田はモデルの話を基に妄想をテンコ盛りした話ですが、木幡山は法人さんに関わる部分は、実名であり実録になります。そのため、木幡山の「エンターテインメント要素」が足りない部分を「空想」で補い、「僕」という別な人物のエピソードを増やすことで、物語としての味付けをしました。

 この2作品の手法が成功しているかどうかは、自分ではわからないところです。販売等実績を踏まえれば、福島太郎の創作作品に需要はありませんでしたが、今後もこのスタイルに磨きをかけ、発刊の実績を重ねて、将来的には
「うちの法人をモデルに、話を書いてもらえませんか」
と依頼されることを目指していきたい、と考えています。
 そんなことを夢見るようになりました。まだまだ修行を重ねる必要がありますし、実績を積まなくてはなりませんが、
「法人の数だけ物語がある。発掘して、磨いて、皆さんに伝えることで、地元の法人を応援したい」
と考えています。

「公タマ伝第2集」に収録している「公民館物語」の主人公のセリフを引用します。

 全国優良公民館表彰を獲りたいと考えているのです。うちの公民館は相応しい事業を実施している館が何館もあります。
 しかし、「全国優良公民館表彰」を一度も受賞していない
(中略)
 日頃から地域のために努力しているパート職員さんたちに
「あなた方は凄いのです」
「素晴らしい仕事をしているのです」
ということを気づかせたいです。筆者の言葉や評価では伝わらないのです。

 と語る主人公と同じような心境なのかもしれません。
この主人公は、30代前半という設定ですので、
「あんた、その人から15年以上も遅れて、同じことを考えているの」
ということになります。この主人公は、こんなことも語っていました。

夢みたいな話、ばかみたいな話かと思うかも知れませんが「当市の公民館事業は全国トップクラスだと」確信しています。

 公民館物語は「架空の話」になりますので、主人公は私ではありませんが、自分が生み出したキャラですので、似たような気持ちになるというのは、ある意味当然かもしれません。
地元の法人には、凄い魅力があるのです。素晴らしい仕事をしているのです。そのことを気づかせたいです。筆者の言葉で、多くの方に伝えたいのです。夢みたいな話、ばかみたいな話かと思うかもしれません、福島太郎が発刊する書籍に「需要はあるか」と尋ねられたら、昔と同じように
「需要は無いでしょうね。知人も含めて、10冊売れるかどうかだと思います」
と応えるしかない状況ではありますが、note街で修行をすることで、これからも成長できることを信じて、夢を見ることに挑戦していきたいと考えています」

 お読みいただいている皆様、引き続き遊んでいただきますよう、お願いします。
 「夢見る木幡山」の原稿は完成しました。後は外注している素材を待ち、出版代行者に発注するばかりとなりました。

 さぁ、次は、どんな物語に挑戦しようか。
 夢は見るものじゃない、叶えるもの!


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