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【企画参加】心に残る人物

 そい先生から、チェーンナーさんの企画についてバトンをお預かりしました。もと記事がこちらです。

 企画の記事がこちらになります。

 で、少し反則気味の視点で企画に参加します。それは「単独のエピソード」ではなく、人物紹介という形をとりたいと考えました。私が、「心に残る人物」として浮かんだのが、「柴五郎さん」という明治に生きた方です。

 【柴五郎】だけでも良いですし、【柴五郎 義和団】などで検索していただいても、かなりの記事や書籍の情報がヒットしますが、一つだけリンクを埋めます。

 柴五郎さんは、会津藩で戊辰戦争を体験し、その後斗南藩に移され、士官学校を経て陸軍大将まで昇進したようです。そして【北京事変(義和団の乱)】の功績で世界に名を轟かせ、特に英国からその人物像を高く評価されたことで、のちの【日英同盟】にも大きく影響を与えたと言われています。

 その功績や生涯は、先ほど紹介した本をはじめ、書籍化・映画化されていますので、ここでは掘り下げませんが、個人的に違和感を抱いていることがあります。私の勉強不足だとは思うのですが、
「福島県内ではメジャーな人物ではない」
というものです。

 なんとなく県内のメジャーな人物と言えば、千円札の肖像の方や、姿三四郎のモデルの方、東大総長になられた方、大河ドラマの主人公、浅草に像がある女性(瓜生岩子さん)などが浮かびます。
 この方々については、お名前を出せばある程度は話が通じるお土地柄のような気がしますが、【柴五郎さん】については、少なくとも私は40歳を過ぎるまで存じませんでした。お名前を聞いた記憶もありません。

 もしかしたら会津藩というよりも、斗南藩の方という認識が強いのかもしれません。むつ市では「顕彰碑」が建立されたようです。

 少し穿った視点で見れば、【明治政府のために尽力した】ということが、会津藩の末裔の方々には受け入れくい心情から、その功績を語ることに抵抗があったのかもしれません。

 どんな絶望的な状況においても、耐え、志を揺らがせることなく、人々を守ることに尽力した、この方の精神(こころ)を思う時、「かくありたい」と想うとともに、この方のことを伝えたいと考えてしまうのです。

 とは言え、「知る人ぞ知る人物」ですし、先ほど触れましたように、書籍も多くありますので、私がこの方をモチーフに創作するという考えはなく、もんもんとしておりましたので、今回、記事として取り上げる機会をいただきました「そい先生」に感謝申し上げます。

 なお、参考として「会津若松市のウェブサイト」にある柴五郎さんの記事のリンクも貼っておきます。

 また、「バトンリレー企画」ですので、どなたかにバトンを渡す必要がありますが、「誰かを選ぶ」のが苦手なので、バトンを受けていただける方、コメント欄で教えていただきますようお願いします。先着1名様、募集期間は9月19日までとさせてください。誰もいない場合は、チェーンナーさんにバトンをお返ししたいと考えています。

 さて、勘の良い方は察しているでしょう。そろそろ #何を書いても最後は宣伝 のタイミングであり、この文脈であれば、あの本が登場するであろうことに、それでは、ドン!

 柴五郎さんとは比較するのも、おこがましいですが「地域のために」という志を持ち、組織内での評価を捨てる覚悟で奮闘した人物譚がこちらの「元宮ワイナリー黎明奇譚」です。そして、

 会津を舞台に、戊辰戦争の終戦を背景として、今の会津における葡萄のお話を描いた作品が、こちらの「会津ワイン黎明綺譚」です。
 この2作品、タイトルは似ていますが、内容に関連性はありません。
 ただ、裏設定としては「元宮ワイナリー」が建設された際に、福島県内にワイン用葡萄を栽培している農家が少なく、会津の葡萄農家から葡萄を仕入れて出荷した。というエピソードがあります。

#心に残るあのエピソードをあなたへ


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