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【駄文】何を言うかより、誰が言うか

「部長に同じ説明をしているのに、筆者だと駄目で課長補佐だと通る」
というような場面も役所では良くあります。正論が通るとは限らない、内容より「誰の意見か」が優先されるのです。

 ということで、今回の表題と冒頭部分は「公務員のタマゴに伝えたい話」から引用しました。書いた自分で言うのも何ですが、なかなか面白い意見です。何しろ「誰の意見か」が大事ということで、
『福島太郎の意見では駄目なのだよ』
ということを、自ら認めているのですから。太郎の文章が響かないのは、その言葉を裏付けるものが無いということかと思います。

 さて、noteの記事も同じような傾向を感じることがあります。
「面白い記事にスキが付くのではなく、人気がある方の記事にスキが付く」
ということになりますでしょうか。
 ということで、負け犬の遠吠えになりますが、

数字は数字で数字だから数字なのです。
数字は数字でしかないのです。数字が価値を示すとは限らないのです。

 数字は判りやすい指標であり、一定の目標にするのは良いと思うのですが、目的にしてしまうとバランスを崩すような気がしてなりません。数字のために無理をしたり、誤魔化したりすると、長期的には良い結果には繋がらないと考えています。
 昔、ある飲食店の社長がインタビューで
「わが社は、日本全国にフランチャイズ1000店舗を目指します」
と発言していたのを読んだ時に、ちょっとした違和感を抱いてから、「数字に拘らない」ということを心に留めています。
ちなみに、その飲食店はその後、拡大方針を止めたようです。

 また、政治の世界で「数は力」という言葉もあるようですが、時として「数の暴力」となりやすいようなことも懸念しています。過剰な同調圧力も暴力の一つかもしれないと思うのです。

 ということで、私の場合、noteもKindle出版も数字を目指さないことにしています。
 最初に紹介した「公務員のタマゴに伝えたい話」を販売する目的は「必要としている一人に届くこと」としております。さらに言えば、本書を読んでいただくことで「理想と現実のギャップで悩む若手職員の力になりたい」ということを目指しています。
 残念ながら、「この本を読んで良かった」というような反響を公務員のタマゴからは一人しかいただけてはいませんが、さらに、いつか必要としている一人に届くことを夢見ながら、少しでも福島太郎のことを知っていただきたく、こうして日々、投稿していることになります。
 最近の好きな言葉は、「微力だけれど、無力じゃない」です。

 そういう意味ではnote街は文章の修行であると同時に、福島太郎としての実績作りということになります。ここ1年くらい、公務員としてお役に立ちそうな投稿は、ほとんどしておりませんが、noteやKindle出版など、公務員らしからぬ活動を実践することが、「公務員のタマゴに伝えたい話」ということでもあるのです。
 「真面目なつまらない話」を書くのではなく、意図的に「くだらない話」を書こうと、日々取り組んでいる部分もあります。

 さて、本当は達成してから報告したかったのですが、拙著「公務員のタマゴに伝えたい話」の電子書籍の販売数が95冊になりました。KENP(読み放題で読まれたページ数)は、114,902ページです。書籍の販売数は節目となる、100冊まで残り5冊となりました。また、本書は118ページのようですので、KENPを割り返すと現在973冊相当となり、1000冊分という節目が見えてきました。
 真面目な話「10冊売れれば良いのです」という想定からは大躍進です。Amazonという組織の持つ恐ろしさを感じます。そしてnote街にいる皆様の優しさとか温かさも感じます。

数字は数字で数字だから数字なのです。
数字は数字でしかないのです。数字が価値を表すとは限らないのではないでしょうか。

と、思いつつも、数字が積みあがることは嬉しいです。
福島太郎を応援してくださる皆様に、あらためて感謝を申し上げます。

 note街の皆様に読んでいただいたり、レビューをいただいたりすることが、数字を積み上げる大きな力となりました。ありがとうございます。
 ちなみに、他の本は「公タマ伝」とはケタ違いに、売れず、読まれずですが、今後も楽しんで執筆活動を続けてまいります。

 本当に、このnoteとamazonいうプラットフォームが無ければ、無名で何の実績も無い私が本を出版したとして、「誰が読むというのか」だったと思うのですが、何か、いつの間にか、遠いところまで来てしまいました。
 が、まだまだ前を向いて歩きます。この道がどこに繋がるのか、未来の礎になるのか、わかりません。
 が、もしかしたら、一緒の時代を生きているnote街の皆さんに、ちょっとだけでも、励みになれば嬉しいとも思うのです。

 福島太郎は一人のために!未来のために、粉骨砕身、誠心誠意、前人未到、捧腹絶倒、七転八倒、七転八起、四面楚歌、五臓六腑、汗をかいて、ものを書いて生きていきます。是非、皆様の、清き、清き一票をお願いします。

 あれ、何か趣旨が変わってしまいました、申し訳ありません。けど、ほんと、こんなくだらない文章でも、一人だけでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
 引き続き、仲良くしてくださるようお願いします。


サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。