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【駄文】かなりベタなファンタジーのあらすじ

突如として異国から攻めてきた暴君コロナ王の軍勢の前に、城は陥落し、王は行方不明となり、姫と7人の騎士団は瀕死の状態で落ち延び、森に居を構えた。

騎士団は捲土重来を期して、鍛錬を重ね武芸を磨く。姫は騎士団を支えつつ村人と交流し、圧政に苦しむ民衆の希望となる。

 傷が癒えた時、騎士団長は城の奪還に向けて戦うことを決意する。騎士として生き、戦うことに殉じようとする。

 森に近い村外れに住む老人が、騎士団長の決意を知り村人に問うた。
「騎士団だけを戦わせるのか。皆、立ち上がる時では」
声は村の勇猛なる者に届き、多くの者が武器を手にした。
「姫のために」
「騎士団のために」
「圧政を終わらすために」
その思いは波紋のように村に広がり、戦えないものは薬や兵糧を整え、騎士団を支え、勝利を祈った。

多勢に無勢、劣勢の中、グーグル山から吹き下ろした暴風雨が、敵に大きな打撃を与えた。若き騎士ザッキーは機を逃さず、命を燃やし尽くすように果敢な奮闘を見せ、味方の士気を高めた。

それでも敵の抵抗は激しく、勝利は見えない。神風も長くは続かなかった。

騎士団も村人も疲弊し、兵糧も尽きようとしていた。
それでも光を信じ、力を尽くした。

城が墜ちた。

周辺の国では、未だ暴君コロナ王の軍が猛威を振るい民衆を苦しめ、平和な世界はまだ遠い。
しかし、小さい光は大地を照らした。

戦いを終えた騎士団長が村長に問うた。
「王に代わり、褒美をとらそう」
「ともに勝利できたことが、何よりの褒美でございます」

騎士団長は、姫ともに数々の善政を執行し、村に多くの笑顔をもたらした。
帰還した王の、戴冠20周年を皆が祝福した。

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