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【駄文】そばにあるもの

 高くて美味しいものを食べる幸せもあると思うのですが、安いものを美味いと思えることも、ちょっと幸せではないかなぁと考えることがあります。

 さて、今朝のチオとナッツがこちらです。カルカンハーフ、カリカリ、イナバハーフを提供した後になります。

 なんということでしょう。たっぷりとご飯を提供したにも関わらず、カルカンもイナバも残し気味で、おねだりをする2匹です。
 彼らは、チュールを求めているのです。
 昨日も一昨日もチュールを提供しました、昨日は2匹に対して、朝に一本、夜に二本のチュールを提供しました。スッカリ味をしめたようです。あれほど好きだったイナバに対して、けんもほろろという風情です。

 実は大量に購入しましたので、チュールの在庫はあるのです。そして、「食べられる時に食べさせたい」という思いもあるのです。
 しかし、しかしですねぇ。チュールはあくまでもオヤツだと考えています。猫の健康のためには、カリカリが一番かと考えています。
「カリカリもウェットタイプもバランス良く食べて欲しい。チュールも提供したいけど、チュールは主食にはならないのです」
という思いもあるのです。私は、心を閉ざして、猫部屋の扉を閉ざして、仕事に向かいました。

 さて、食事については、自戒も込めています。好きなもの、美味しいものばかりではなく、栄養とコストのバランスを大切にしなければ、と理屈では思うのです。しかし、今、切望するのは「立ち食いソバ」です。

 安い、早い、あの味が恋しいのです。

 自分の住む街が大好きなのですが、そこそこ便利なのですが、立ち食いソバを出す店が、生活圏内にありません。駅の構内には1店舗あるのですが、東京にあるチェーン店のような魅力は足りない感じです。
 美味しい蕎麦屋さん、そこそこ美味しい蕎麦屋さんはあるのですが、あの立ち食いソバにある、「突き詰めた機能的な美味しさ」、いわゆるコスパが足りないような気がするのです。
 「1000円でこの美味しさを10点とするなら、500円で7点を出す立ち食いソバの魅力」
とでも表現すれば良いでしょうか。値段だけではなく、省力化、迅速化を店員と客で作り出すような一体感、トッピングの選択肢が多く、ベースが同じなのに飽きがこないような工夫も、実に魅力を感じます。

 昔、姪が東京に住んでいた頃、姉や姪と鉄道で移動する際に、隙間の時間に「駅ソバがあるから、ちょっと食べてきていい?」を何度か繰り返したことも、良い思い出です。ちなみに、駅ソバでは山梨県にある「大月駅」が、私の中のランキング1位です。姪のうち妹の方が都留文科大学に在籍していた当時、大月駅で姉姪と合流する際に、「ちょっと食べてきていい?」を行使したことになります。実に美味しい思い出です。

 ということで、サムネには「いつもあなたのそばにある」という文字がありますが、私の生活からは失われている「立ち食いソバ」への想いでした。なお、2010年4月から2012年3月まで暮らしていた際には、住まいと同じ区画に「ゆで太郎」の店舗がありまして、ほぼ毎日朝食をお世話になっておりました。あの店が無かったら、私の食生活と健康は乱れていたかもしれません。

 さて、報道によりますと、輸入する「蕎麦の実」の値段高騰に伴い、蕎麦の値段も高騰する可能性が高いようです。蕎麦に限らず、安く美味しく食事をできる背景には、「平和」という貴重な存在があるのかもしれません。

 いつも、そばに平和があることを心から願います。

   そして戦争が起きたとしても、人間はそこから立ち上がる力があることを信じたいと思います。戦争にも、災害にも負けない方々の生き様を描いた物語はこちらです。
 本稿をお読みいただきました皆様の側に、この本を置いていただけましたら有難く、嬉しいです。


 

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