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【創作】猫も玉子の虜

 玉子が美味しくて栄養価が高いということについて、皆さんにも同意していただけると思う、詳細は知らないとしてもだ。なお「コレステロール」の是非については諸説あるのでここでは触れないことにする。

 また、私のような猫が玉子を好きなことについて基本的には「大丈夫」という説を推させていただく、玉子と健康について心配無用でお願いしたい。付け加えさせていただくなら、我々猫族はもともと狩猟者であり肉食である。肉も卵も貴重なタンパク源としてきた歴史があるという説もあるようだ。

 玉子の魅力は「生・焼・茹」という調理方法のどれでも美味しく食せることもあると思うが、人間を下僕として生きている現代においては個猫的には「焼」、それも目玉焼を推したい。
 新鮮な「生」も大変魅力的ではあるが、逆に言えば新鮮さが足りない時には魅力が半減してしまうし、食あたりというリスクがある。動物のお医者さんが怖いわけではないが、時間とお金を無駄に費やすリスクを負うことは避けるのが良いだろうと考えている。
 「茹」も魅力的ではある、味はもとより茹で加減で触感が変わるのが楽しい。しかし調味料のヴァリエーションが「塩・醤油」と限定されるのが寂しくて残念である、そういう意味では「玉子焼き」についても、調味料が「醤油・ケチャップ」となり物足りなさが残るのである。なお、この調味料については私なりの理解であることから、異論をお持ちの方を否定するものではない。

 消去法的な選択になってしまったが、私の「至高の玉子」は「目玉焼」ということになる。調味料が「塩胡椒・醤油・ソース」を筆頭にお好みで選べるのがまず良い。さらに「焼」に必要な「油」との玉子の栄養素の相性が良いとされている。
 新鮮さが多少不足していても美味しく食べられる。また、焼き方も「片面・両面」の選択に加え、レアからウェルダンまでお好みで調理でき、茹で玉子と異なりその加減も調節しやすいという大きな利点がある。
 さらに2個を一緒に調理することで「両目」が開くような仕上がりにできることも「達磨的」に考えれば吉兆と言えるだろう。

 これらを総合的に考えるに、「玉子は目玉焼が至高」という結論に至るものである。もちろん食は嗜好品であるので、私と異なる考えを否定するものではない。
 なお本稿については、「三毛猫かずらさん」が描いたイラストをサムネ画像として使いたいためだけに書き起こしたものであることを付け加えさせていただく。
 三毛猫かずらさんの記事はこちらです。

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福島太郎
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