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【駄文】祭りの後

 「夢見る木幡山 無料ダウンロードキャンペーン」が終了いたしました。ダウンロードしていただいた方、購入していただいた方、unlimitedで読んでいただいきました方、皆さん応援いただきありがとうございました。
 無料ダウンロードいただきました冊数は51冊となりました。普段は立たない棒グラフが伸びていく様は気持ちよいものでした。

 また、おそらくは「あとがき」を書いていただいた三部さんの友人と推察しているのですが、米国で5冊ダウンロードされていました。4月以来の米国進出です。また、アマゾンが紙書籍を発行できるようになったため、紙書籍の売り上げもグラフで確認できるようになりました。どんどん世の中が変わっていきますねぇ。

 以前、同じ係で仕事をしていた後輩にも「夢見る木幡山」の紙書籍を贈りました。
「読みたくもない本を送りつける」
というハラスメントになるおそれがありましたので、事前にこのようなメールをしました。
『amazonで販売している「夢見る木幡山」という本を御案内したくメールしました。題名でお気づきかと思いますが、東和町の木幡山を舞台とした物語です。12月12日まで電子書籍の無料ダウンロードをしています』
すると
「電子書籍を読む環境に無いので、紙の本を購入したいと思います」
と、社交辞令ながら、本を読むことに前向きなレスがありましたので
『紙の本が手元にあるから送りますよ』
という展開になりました。実はこの後輩は「木幡出身」なので、是非読んでいただきたいと考えた次第です。もちろん、作者が私であることは内緒にしていますが、もしかしたら気づくかもしれません。

 この後輩は、私が数年前に「東和ロードレース」に参加した際に、「その日は実家に帰っています」と言いながら、沿道からエールを送ってくれましたので、その御礼という意味もあります。大会には3回参加していますが、完走できたのはこの時だけなので、私にとりまして、勝利の女神ということにもなります。
 そして、何よりも感謝していることは、一緒に仕事をしていた時に、この後輩が産休と育休を取得してくれたことです。
拙著「公タマ伝第2集」には次のような文があります。
『係員やその家族を不幸にしたくない』
『命より大事な命令など無いのです』

 このような考えを持つ私にとりまして、若い後輩が命を授かることということは、何よりも嬉しいことでした。自分が「第2集」の考えを実践できているかどうか不安もありましたが、この後輩がその実績を作ってくれたことは、とても嬉しく有難いことでした。

 産休・育休で、全体の戦力がダウンするリスクは否定できませんが、それを機に業務内容を見直すなどして、ダメージの軽減を図ることや、飛躍のチャンスにすることも、係長としての腕の見せ所になります。そういう機会を提供してくれたという意味でも、この後輩には感謝しています。
 その後、別な係員も「産休・育休」を申請してくれましたので、その先鞭をつけてくれたという存在でもありました。一緒に仕事をしたのは一年にも満たない短い期間でしたが、このようなこともあり、この後輩には、今もとても感謝しています。この後輩が居てくれたから、木幡に恩返ししたいという気持ちが生じ、「夢見る木幡山」を執筆する力になった部分もあるかと思います。

 「夢見る木幡山」を応援していただいた皆様とその御家族様、この後輩と御家族様の幸福を心から願っています。

 祭りが終わりましたので、また、売り上げの棒グラフが立たない、静かな静かな日が続く見込みですが、必要とする方に、喜んでもらえる方に、著書が届く夢を見ながら、猫と生きていきます。





サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。