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【自賛】あれ、結構面白い? 黎明奇譚

 1月にkindle unlimitedで黎明奇譚が少し読まれたこと、kakunomihiroさんの投稿で、黎明奇譚のことを考えたこともあり、あらためて読んで、その感想を表題にしました。で、最初にお願いです。
1月30日に「黎明奇譚」を御購入した方、名乗りをお願いします。
 noteのサポート機能で返金させていただきます。
 何故なら、唐突ですが、明日2月日 17時から無料DLC(ダウンロードキャンペーン)をすることにしたからです。他の皆さんにも読んでいただきたくなってしまいました。(追記:設定ミスをしており、2月5日と当初記載しましたが、確認したら2月6日でした。申し訳ありません)

 この投稿の影響も受けました。

少し、この記事から引用します。

おれは、目がさめた。たとえ 小魚だろうと、それを売るのが おれの仕事だ。それで助かるやつがいる。それを笑うやつもいる。それで いいんだ。それで みんなが満足なら、おれは みんなに 小魚を売りつづけるよ。

 うん、もともと、儲けるつもりで書いた本では無い。読んでいただけることが、俺の幸せだ。という心境です。

 黎明奇譚は、ギミックは少ないし、展開はギクシャクしていて「精練されてない、粗削り」な印象はあるものの、読み返したら
「弱い柔道選手が投げられても、投げられても、何とか1本負けはしないで、相手に立ち向かう。バタバタと下手な技を掛けながら、勝利を諦めずに動き回る」
みたいな姿が、泥臭く、汗臭いながらも、ちょっと応援したくなるような作品でした。
 自分で書いた話ですが、改めて読んだところ、結構楽しめましたので、皆さんにもお楽しみいただければとの心境です。。
 この作品のオープニング曲は「トライダーG7」、にしたいと思います。

 作品に話を戻しますと、エピローグの直前にある1行のため「これはハッピーエンドなの?」という感想をいただいたこともありますが、本作もハッピーエンドです。福島太郎の作品は「全てハッピーエンド」というのが命題です。世の中は、「苦しいこともあるだろさ、悲しいこともあるだろさ」だと思いますので『自分が創る物語は全てハッピーエンドにしたい』と考えています。

 さて、本作の主人公は、役人としては「型破り」な人物として描いています。ファンタジーに近いフィクションだから書ける話です。常識と良識の塊で、融通が効かない四角四面のような堅物と称される私の「本体」とは大違いです。
 他部署の仕事に口を出し、正式な手続きを踏まないまま行動するという点で、違法とまではいきませんけど、適法とも言えないような、脱法的な行動を繰り返しています。民間事業者に対し、情報提供することも厭いません。
ちなみに地方公務員法の「守秘義務」における「秘密」というものは判例上、かなり厳格に運用されるものですので、主人公が情報提供している内容は「違法ではない」という解釈で描いています。私が本体の仕事の話をする時も、「法令違反」にならない範囲にしています。

 ただ、黎明奇譚の主人公のような行動は、普通の役人はしないです。また、地方公務員は民間の方々との「酒席」は禁止されていませんが、普通の役人は積極的にはしないです。
 また、上司との報連相もおろそかにしていますので、主人公はある意味「役人失格」のような存在です。なので、役所内でも敵を多く作っているという設定です。無敵ロボとは大違いです。「あの人、人間としては嫌いじゃないけど、役人として彼の行動は認められない」と考える同僚が多くいます。
 なので、主人公は時に「懲戒処分覚悟」で行動しています。また、
「役人として評価されたくて仕事をしている訳ではない。出世なんかしたくない。ただ、市民のために力を尽くしたい」
 と、常々考えています。
 主人公は、自分が望むものを手にしたことになりますので、ハッピーエンドなのです。
 もちろん、エンディング曲はこの歌です。

 2月6日 17時から5日間の無料ダウンロードキャンペーンを予定しています。この機会に是非ダウンロードしてお楽しみいただければと存じます。


サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。