天職だと感じた瞬間
ある物語から引用します。
「人生に無駄なことなんか無い。俺は高校でも大学でも、全国レベルでは勝てなかった。けど、練習は絶対に休まなかった。練習が無駄になるなんて考えなかった。だから四年のインカレで優勝できたと考えている。もちろん、優秀なコーチのおかげでもある。だから、今までの仕事のキャリアだって、きっと活かされると信じている。
今、俺たちが職を変えるのは、転がる職の転職じゃなくて、callingの天職だと思う。俺たちは出会うべくして出会い、今、一緒に暮らし、これからは木幡で暮らす。理屈で考えれば不思議な話、あり得ないような話。だが、その不思議さを、縁というのだろう」
隆夫は真っ直ぐに里美を見つめながら告げた。その目に迷いは感じられなかった。
まさに、お題どおり「天職だと感じた瞬間」ですね。
#何を書くより最初に宣伝
サムネ画像でもネタバレしていますが、引用元はこちらの「光流るる阿武隈川」という書籍になります。
実はこの作品だけではなく、福島太郎の作品は「転職」大好きです。
「恋する旅人」、「黒田製作所物語」でも転職しています。彼らも「天職」ということを意識して、自分が為すべき役割を果たそうと転職しています。
そういう想いもあり、いくつかの作品に
空は青く澄み渡り、天は二人に微笑むような柔らかな光を降り注ぐ。
という、天から祝福の言葉を入れています。
かくいう私の場合は、「転職」も経験していますが、50歳を過ぎて「kindle作家」として活動している時に「天職」という言葉をひしひしと感じています。noteの投稿もそうですが、
売れない読まれない作品を創り続ける
ことができるのは、「天職」だと感じているからなのかもしれません。
また、「光流るる阿武隈川」の前に「夢見る木幡山」という、木幡山 隠津島神社をモチーフにした作品を刊行し、神社にお礼参りをした際
勘違いだとは思うのですが、御祀神である「宗像三女神様」に、褒められ歓迎されたような気持ちに包まれました。
その時「書いて良かった。この道を歩き続けよう」と心に誓いました。
ということで、似たような構図ですが「光流るる阿武隈川」についても、お礼参りにいきました。
福島太郎として活動する理由として、
「福島県の良いところを掘り起こして伝えたい」
という思いがあります。
「自分が生きてきた責任を果たしたい」
という感情もあります。
素晴らしい方々と出会い、面白いエピソードを知りました。自分自身も少し冒険的なことをしたり、悩んだりもしました。
このような知識や経験を自分だけが持ったまま死んでは申し訳ない。
生きているうちに伝えたい。
そんな想いを抱きながら、kindle作家であることを天職として、あらたな作品作りに向けて、歩みを進めています。
そして、作品を執筆中に、自分でも思いもよらない、考えてもいなかった言葉や場面が浮かぶ時に、
「天が応援してくれている」
と、天職であることを感じています。
#何を書いても最後は宣伝
そんな想いを抱きながらも、福島県とはほぼ関係なく、遊び心満載で書いた本が、こちらの「恋する旅人」です。
その他の著作については、こちらからAmazonのリンクをご覧ください。
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。 皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。