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がんばれエアコン、信用させてくれ

エアコンが信用できない。部屋を均一に温めて/冷やしてくれていると思ったことはないし、夏にドライをかければピチャンピチャンと音が鳴り、冬に暖房をかければみるみると乾燥する。きっと、エアコンは悪くない。長年の間に少しずつ刻まれて大きくなった不信感がバイアスをかけているのだ。ドライで水の滴る音がするのは除湿できている証拠だ。暖房時の乾燥が嫌なら、加湿できるモデルを買うなり加湿器を併用するなりすればいい(*1)。多分、使い方も悪いのだ。夏は冷房にすべきかドライにすべきかわからない。冬はサーキュレーターでも併用すれば「上は暖かく、下は涼しい」状況も回避できるだろう。
(*1) もともとは最上位モデルのみの搭載だったが、いまならこのくらいの価格からある。これは6畳用で設置作業も付いたもの。

でも、エアコンにはボタン一つで最適な空間を作ってほしいのだ。なんならリモコンに触れなくたって、部屋の空気を整えてほしい。空気清浄だって、換気だって、一緒にやってほしい。空気清浄機や加湿器の操縦権も、家の24時間換気システムへのアクセスもあげてもいい(うちは第三種換気だから風呂とトイレの換気扇のOn/Offしかできないけれど)。定期的な窓やドアの開閉を人間に指示してくれたっていい。とにかく、空間管理の司令塔としての役割を果たしてほしい。

なんならアロマディフーザー(うちにはないけれど)やキッチンの換気扇やサーキュレーターや扇風機と連携してくれたっていいし、CO2濃度(*2)・部屋の気圧・部屋の清浄具合をセンシングしてくれたっていいし、床の汚れ具合をセンシングできるロボット掃除機と連動してくれたって言い。全部やってくれ、自動で。勝手に。QoL爆上がりすると思う。
(*2) 余談ながら、自宅勤務の際、これをディスプレイにとりつけるようになったらQoLがちょっとあがったと思う。CO2濃度が1,500ppmを超えると確かに空気が悪い・重たいと感じる。

うちのエアコンにはまだそこまではできないようだ。そこで、冬は数年前からこいつ(*3)に頼ってしまう。オイルヒーター。
(*3) デロンギのエントリーモデル。もっと上のモデルの方が省エネかも。

はじめ驚く高めの電気代・遅い立ち上がりと引き換えに、「乾燥しない」「全面的に暖かい」「多少の換気で暖かさが全損しない」「やけどしない」「静かな」熱源を提供してくれる。エアコンは自身で暖房せずにセンシング・司令塔機能と送風に特化して、こいつと協力してくれたっていい。

でもやっぱり電気代は気になる。5年くらいのうちに、上に書いたような司令塔たるエアコン、出てこないかなあ。。

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