Bad News First

真面目に仕事をしていても、間違うことや失敗することはあります。しかし、その間違いや失敗を隠してしまうと被害が大きくなり、さらにお客さまにご迷惑をお掛けすることになってしまいます。

そこで弊社ではBad News Firstというルールを設けています。

Bad News Firstとは?

『自分が「これはBad Newsだ」と思ったら会社にすぐに報告する』という単純なルールです。弊社は社内コミュニケーションにSlackを使っており、Bad News First 専用のchannelがあります。そのchannelに投稿するルールにしています。

私はじめ、全社員が見ているchannelなのですぐに情報は共有されます。

そして、Bad Newsであるのに報告しなかった場合は罰則を与えます。『起こしてしまった失敗』に対し早期に問題の本質を把握し、対策を打つことで『被害を最小限にする』ことが最も重要と考えているためこの罰則ルールを採用しております。

失敗自体にはお咎めは無いです。もちろん同じ失敗を何回もしていたら指摘はしますが、故意に失敗させるような人はいないので失敗自体には罰則を課しません。

失敗から学ぶ

成功して人から褒められると嬉しい一方、失敗は怒られると思ってしまいヘコんでしまいます。勉強に例えると、練習問題を解いて正解が多いとどこか嬉しくて、間違いが多いとヘコんでしまいます。受験勉強だと「過去問をこんなに間違えていて大丈夫かな?」と不安になってしまいます。

しかし、正解が多い方が良いのでしょうか?私はそうは思いません。正解が多いと『理解していることを確認しただけ』なので、そこに学びは無いです。むしろ間違いが多い方が『新たに学ぶことがあり、時間を有効に使えた』のではないでしょうか?

受験勉強であれば明日本番の試験なのに間違いが多いのはどうかと思いますが、まだ日数があるのであれば『正解が多いと時間の無駄、間違いが多いとその分学びがあり時間を有効に使えている』と思います。

過去は変えられないが未来は変えられる

失敗してしまった事実は変えられません。しかし、『なぜ失敗したのか』『次どのようにすれば失敗せず成功するのか』を考えて対策を打てば同じ失敗はしません。失敗は学びの元であり、成長のきっかけです。

過去は変えられないですが、未来は変えられるという考えのもと、Bad News Firstを運用しています。



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