心理的安全性が高い職場環境
グーグル が2012年から検証した生産性の高いチームの特徴は『心理的安全性が高い』と結論づけました。私なりの心理的安全性についての考えを書いてみたいと思います。
まず、心理的安全性の意味を引用させて頂きます。
「心理的安全性」とは、英語のサイコロジカル・セーフティ(psychological safety)を和訳した心理学用語で、チームのメンバー一人ひとりがそのチームに対して、気兼ねなく発言できる、本来の自分を安心してさらけ出せる、と感じられるような場の状態や雰囲気をいう言葉です。
確かにこんな職場なら働きがいがありますね。どのようにすればにこのような職場環境に出来るのかを考えるに当たり、まずは心理的安全性が低い状態とは何かを考えてみました。
心理的安全性が低い状態
学校で先生に「これ分かる人」と言われた時、『間違ったら格好悪い』、『間違ったら馬鹿にされる』と思ったことないですか?
この状態がまさに心理的安全性が低い状態だと思います。
この学校の先生の質問は
1. 正解がある
2. 知っているか、知らないか、知識を問うもの
3. 回答を他の人が聞いている
状態で、『知らなかったら恥ずかしい』という感情が芽生える状態です。
一方、ビジネスでは
1. 正解(成功)はやってみないと分からない
2. 知識は前提、考えを問うもの
3. 回答(意見、やり方)を他の人が聞いている
であり、結果として間違い(失敗)してしまうこともあります。学校の先生の質問より難易度が高く、心理的安全性を高い状態に保つことは難しいです。
心理的安全性の高い状態
では、どのようにすれば心理的安全性の高い状態で働くことが出来るのでしょうか?
心理的安全性の高い状態になるためには
1. 間違い(失敗)した人は責められない
2. 間違い(失敗)は正解(成功)につながるポジティブなものである考えが浸透している
3. 間違い(失敗)した人は素直に謝る
この3点がポイントだと思います。
そもそもパーフェクトな人間なんて存在しないですし、人は間違い(失敗)を犯すものだと思います。間違い(失敗)しても責められないと分かっていたら安心ですものね。攻撃的な注意や誹謗中傷は許されるべきではないです。
そして、失敗を許容するというレベルではなく、成功につながるポジティブなものであるというレベルまで間違い(失敗)に関して受け入れらればかなり安心できると思います。
一方、間違ったら(失敗したら)素直に謝る謙虚な姿勢も大切だと思います。間違い(失敗)を受け入れるとしても、「間違って何が悪い」と横柄な態度を取ると信用や信頼は得られず、ビジネスがうまくいかないです。ただ、『謝罪させる』というような外圧は心理的安全性を低くするので注意が必要です。
心理的安全性が非常に高いという境地には至っていないですが、心理的安全性の高さは私の目指す職場環境の重要な構成要素です。
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