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10分でわかる海外ニュース 2024年2月8日

オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
3人の子宝に恵まれた。
ありがたいことにこれまで大きな病気や怪我をすることなくスクスクと育ってくれている。
子どもたちが生まれた時にとにかく健康でさえいてくれたらいい。そう思ったけれど、大きくなって色々なことができるようになっていくにつれて色々なことを求めてしまう。
妹に優しくしてほしいとか、お手伝いしてほしいとか、親として1人の人間として子どもたちに色々なことを求めている。
子どもたちにとって優しいとかお手伝いとかはどうして必要なことなのだろうか。理由の言語化と伝えることをサボらずにやること。
昨夜寝る前に姉と喧嘩して僕のベッドに潜り込んできた次女と話をしながら改めて日々のコミュニケーションの大切さを思った。

【金融ニュース】

アジア株は、中国が市場下支えにより力を入れるとの見方や、連邦準備制度理事会(FRB)高官による慎重な発言の数々をトレーダーが受け流したことから上昇した。

韓国とオーストラリアの株価は上昇して始まったが、日本株はトヨタやダイキンなど主要企業の決算を受けてまちまちだった。香港株の先物は、ナスダック・ゴールデン・ドラゴン・チャイナ指数が7月以来の急騰を見せた後、中国当局が中国株の暴落を収束させるための取り組みを強化するとの楽観的な見方から上昇した。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■カンタス航空、運賃で顧客から搾取、不当廉売の報告書

・カンタス航空株式会社は、オーストラリアの航空旅行市場における支配力を悪用し、乗客に不当に高い運賃を請求している。

オーストラリア競争・消費者委員会のアラン・フェルス前委員長は、水曜日の最終報告書でカンタス航空を取り上げ、国内最大の航空会社の "価格破壊 "を非難した。2022年後半、カンタス航空の運賃値上げは非常に大きく、国のインフレの4分の1は主にこの航空会社によるものだとフェルズ氏は指摘した。

政府は「国際線と国内線の航空競争に対する不必要な制限」を撤廃すべきだと、フェルズ氏はオーストラリア労働組合評議会の依頼で作成した報告書の中で述べている。また、昨年政府がカタール航空のオーストラリアへの増便を阻止したことは、「明らかに」カンタス航空の利益になると述べた。カンタス航空はカタール航空の増便に反対するよう働きかけていた。

■セブン-イレブンCEOが語る「日本のコンビニは世界を股にかけることができる」

・日本の小売業大手、株式会社セブン&アイ・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)は、セブン-イレブン(日本版)の成功の方程式は、買収を通じて世界中に輸出できると考えている。

アメリカ発祥のコンビニエンスストアだが、日本企業にとってコンビニエンスストアのコンセプトは変革的なものだった。長年にわたり、セブン-イレブンは島国の生活の一部となるフランチャイズへと進化し、手頃な価格の食品、飲料、日用品を提供し、市営や宅配サービスも行っている。
セブン&アイは、スライダー、ハムエッグとチーズのフレンチトースト、チキンサラダサンドイッチなど、より良い商品を店舗に提供し、目標は日本のように季節の変化や人口動態に合わせて常に進化しながら、毎日商品を提供できるサプライチェーンを構築することだという。

■準備銀行の利下げに新たな兆候

・金融機関は、今年後半に予想される現金金利の引き下げを前に、固定金利を引き下げる一方、変動ローン商品の金利を引き上げている。

そして専門家は、固定金利の低下を利用しようとする誘惑に駆られた人々が、これらのローンの引き金を引くと、「ジェットコースター」に見舞われる可能性があることを明らかにした。

金融グループMOZOによる金利変更のレビューによると、複数の金融機関が過去2ヶ月間に変動金利を引き上げる一方、固定金利を引き下げている。

MOZOは、AMP銀行が固定金利を10〜40bp引き下げ、バンク・オーストラリアが10〜20bp引き下げ、バンク・オブ・クイーンズランドが30〜76bpの大幅な固定金利引き下げを実施したと指摘した。

【最後に】

昨年Seven Elevenが買収されたオーストラリアでついにおにぎりが売り始めたと風の便りで耳にしました。
このままオーストラリアでも日本のコンビニのように充実した品揃えになる日が来るのだろうか。
個人的にはまだまだ先の話だろうと思っています。
そして、まだまだ続くオーストラリアの話題、昨年投げっぱなしジャーマンばりに預け荷物をぶん投げていたカンタス航空の話題。
オーストラリアの小売り市場がWoolworths、Colesグループの二代巨頭による独占なので元国営企業のカンタスやテレストラ(通信)があれこれ言っていても不思議じゃないけど、今回のように報道されたことでちょっとずつ競争のある市場になっていくことに期待しています。

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