見出し画像

10分でわかる海外ニュース 2023年11月13日


オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする10分でわかる海外ニュースのまとめ&海外暮らし、子育てを通して感じる日々のコラム

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
人はあなたを好きなんじゃない、あなたを崇拝しているんじゃない。あなたの数字が好きなんだ。
銀行員当時、ある日気がついた。
オーストラリアの〇〇銀行のtaroだから人は頼ってくれるし、声をかけてくれる。
何者でもない自分、だからこそ何者にでもなれると思ってワクワクしたし、絶望もした。

マインドや思考を語るとなんだか胡散臭いと思われたりもする。
抽象的な、いわゆるふわふわしたものだと、確かな何かが欲しいと論理的な思考を持ち合わせた人になんか言われたりする。

そう言った意味で具体的な何かを語ることは非常に重要だ。
確かな実績や知識、どこか誰かのお墨付き。これらのエビデンスは大事。
ただ、間違えてはいけないのは、それはただのエビデンス、勲章であってその人ではないといつも思う。
数字はただの数字。
看板をなくした裸の自分は何者で、どんなことができるのか。
勘違いするなよ謙虚でいろよ。何を語るかよりも、どんな人間であるかを大事にしたい。

【金融ニュース】

パウエル議長がウォール街のハト派的観測に冷や水を浴びせたため、国債利回りは急上昇し、株価は下落して終わった。

パウエル議長は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち切り観測を煽った講演からわずか8日後、必要なら引き締めも辞さないと述べた。この発言は基本的に、FRBが何人かの講演者に示唆してきたものだが、特に株式と債券が上昇した後に投資家の注目を集めたのはこの部分だった。

S&P500種指数は2004年以来最長となる上昇を止め、2年物金利は5%を超えた。また、30年債の売れ行きが鈍いこともセンチメントの重荷となり、市場の新規債務吸収能力に対する懸念が高まった。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■グローバリゼーションが地政学に道を譲り、勝者が現れる

・ロシアのウクライナ侵攻は、世界をプーチンの侵攻を非難する国とそうでない国に二分した。それ以来、投資の流れは変化し、クレムリンに反対しなかった国から反対した国へと資金が流れた。

さらに、米中関係の険悪化、パンデミック(世界的大流行)によるサプライチェーンの断絶、不安定化と紛争の激化が加わり、グローバリゼーションは大きく見直されることになる。2017年にドナルド・トランプ米大統領(当時)が仕掛けた貿易戦争によって加速し、3年後には世界的なパンデミックによって悪化した「脱グローバリズム」への流れは、企業が投資先を再考し、各国が新たな貿易戦略を思案している。

■日本の米国社債売りがもたらすリスク

・クレジット・マネジャーは、8月に日本が実施した米国社債の買い戻しが一過性のものだったのか、それともトレンドの始まりだったのかを示す、来週のデータを神経質に待っている。

日本の中央銀行が超金融緩和政策から脱却するとの観測が高まり、日本の国債利回りはここ数ヶ月上昇している。そのため、日本の投資家はより高い利回りを求めて自国へ資金を移すかもしれない。

伝統的に米国企業の最大の買い手である日本の投資家のこうした動きは、世界市場の流動性を低下させ、ボラティリティのリスクを高める可能性がある。日本を含むアジアの投資家による米国企業債への需要は、ここ数ヶ月で明らかに軟化している。

■住宅ローンの借り換えブームは終わったのか?

・この1年半、住宅所有者は記録的な数の住宅ローンの借り換えを行ってきたが、借り換えブームは終焉を迎えつつあるのだろうか?

ここ数ヶ月、毎月28,000人もの住宅所有者が別の金融機関に借り換えを行っているが、パンデミック以前は1ヶ月に約15,000人の住宅所有者が金融機関を変えていた。さらに11,000~12,000人の投資家も借り換えを行っている。この活動レベルは、過去数十年で見たことがないほど高い。

これは、住宅所有者がパンデミック時代の低い固定金利の住宅ローンから、はるかに高い変動金利に切り替えたことが拍車をかけている。

【最後に】

デカップリング、ニアショアリング、フレンドショアリングといった言葉が一般的に使われるようになり、メキシコ、モロッコ、ベトナム、インドネシア、ポーランドといった国々が海外直接投資先として人気を集めている。
かつて日本が世界を席巻した生産は世界各地に散らばり、さらに拡大している。
円安が進み輸出が増える日本。
2023年の今、原料を輸入できない現状が輸出をそのうち妨げる現状が突きつけられている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?