毎朝10分でわかる海外ニュース 2022年12月09日
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。休暇で帰ってきた日本。とはいえ、今の働き方では休みも仕事もプライベートもよく分からないというのが本音です。移動などの行動制限もあるなかでの仕事なので通常運転とはいかずとも日本にいるからこそできることもたくさんあります。改めてこの日本という国の素晴らしさを感じて、あんなことしたいこんなことしたいを形にできるように一つ一つ楽しみがら、スピード感を重視しつつ取り組んでいこうと思います。
【金融ニュース】
米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な引き締め策を縮小できるかどうかを見極めるため、トレーダーは主要なインフレ指標を待ち望んでいる。S&P500種株価指数は、重要なテクニカル指標である過去100日間の平均価格を目前にして、ニューヨーク午後の取引で不安定な動きに直面しました。投資家はまた、米連邦取引委員会がマイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの690億ドルでの買収を阻止するよう求めているというニュースを反映しました。国債は木曜日に反転し、10年物国債利回りは上昇し、3.5%に近づいた。金曜日に発表される11月の生産者物価指数は、FRB政策担当者が12月13-14日の政策会議前に見る最後のデータの一つだ。10月のPPIは予想以上に冷え込んだ。10月のPPIは予想以上に冷え込み、労働市場が冷え込む兆しを示している。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■中古車価格は自由落下を拡大、供給増でディーラーに打撃
・景気低迷と在庫の増加がレンタル会社や自動車小売業者に圧力をかけ続けているため、全米の中古車価格は11月に再び下落した。広く注目されている先月のマンハイム中古車価格指数は前年比14.2%減で、調整前の中古車価格はその間に12.4%暴落したと、自動車オークション会社が水曜日に発表した。11月の中古車販売台数が10%減少したため、指数は2021年8月以来の低水準に落ち込んだ。
・ちょうど今回の滞在では中古車販売店ガリバー、そしてとあるメーカーの正規販売代理店を訪れる機会がありました。ガリバーの販売員は「中古車市場のバブルがはじけた」と口にしており、以前のようなだせば売れるというようなことはなくなったと教えてくれました。半導体の影響もあり新車の生産台数が少ないがために中古車の価格は一時より落ちているけれど、東アジアからアフリカまで日本の中古車は広く輸出されていて、その市場はますます広がっているようです。つまり日本の中古車を購入するできる市場が世界に増えている、所得が上がっている(同時に日本円が下がっている)ということに他なりません。
■ダイソン、949円の空気清浄機能付きヘッドホン AirPods Maxのほぼ2倍の価格
・ダイソン社は、空気を浄化することができるというノイズキャンセリングヘッドフォンの発売を進めており、高価でエイリアンのような外観のガジェットで混雑した市場に参入している。Dyson Zoneは、米国では949ドルで、3月に発売されると同社は声明で述べている。このヘッドギアは、フロントピースがハンニバル・レクターのマスクを連想させる。
・未来がやってきましたね。このマスク、いやヘッドフォン、コスプレイヤーあたりは買うのかなと・・・。あとは重さが気になります。どれほどの重量があってどのくらいの時間連続利用できるのか。ちなみにダイソンが空気清浄機を発売する以前の話ですが、量販店で店員さんの「掃除機が排出する空気が私たちの普段吸っている空気より綺麗なんです」という説明に頭の上に?がいくつも並んだことを思い出しました。疑り深い顔をしていたせいかその時、たまたま一緒に説明を聞いていたイギリス人に「お前はどこ出身だ」と聞かれ、ダイソンの凄さをそのお客に滔々と語られました。
■米国と中国、そしてインフレとのシーソーゲームに興じる日本
・世界中がインフレと戦うために金利を引き上げる中、日本は不思議なことに低金利にしがみつき、賃金を引き上げ、長いデフレとの戦いをようやく乗り越えようとしている。しかし、東京がその線を維持しようとする一方で、過去数十年で最も速いインフレが、それに慣れていない日本を怯えさせようとしている。ロシアのウクライナ戦争と並んで、中国とアメリカの「不仲」も、歴史的に平和主義だった日本に厳しい問題を突きつけている。日本の最大の輸出先は中国だが、国の安全保障は長い間アメリカに依存してきた。
・世界最大の魚類卸売市場である豊洲市場では材料費が9.1%上昇する一方で、消費者物価は3.6%という低さです。そこで、魚の卸売業者やレストランなどの企業は物価の上昇ではなく、下落に慣れている日本国民を遠ざけることを恐れて、インフレをある程度食い止めようとしています。一方で、アメリカと中国は貿易問題で摩擦を起こしており、地政学的にもその間に立つ日本はそれぞれの国や地域の思惑、いわばエゴとエゴのシーソーゲームの只中にいます。
【最後に】
刻一刻と変化する世界、市場の価格や消費者物価指数、その瞬間を切り取って一喜一憂する。もちろん今後を占う意味で重要な指標にはなる。要は「今やれることを精一杯やる」だと思うわけです。正解はその時にしか分からないし、どうしたらいいんだろう、どんなことが正解だろうって二の足を踏んでしまうのであればまずは手を動かしてみる。小さく試してみる。みなさんはどんなことに挑戦していますか?また何に挑戦しようとしていますか?ぜひ教えてください。
今日も素敵な1日をお過ごしください。
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