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10分でわかる海外ニュース 2023年12月7日

オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュースを翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
2004年に語学学校で出会った友人がゴールドコーストに遊びにきてくれ、ビーチウォークをしながらお互いの子育てや仕事、近況について話した。とはいえ、その道のプロとの会話はついつい自分が興味のある方に話は進んでしまい、日本が抱える問題、人口減少、高齢化による政治、経済への影響、そしてオーストラリアの現状を一般市民として肌で感じ、考えていたこと、この毎日書き記す記事が大事なアウトプットになっていること。そして、改めて考えること、調べること、シェアすることの大切さをしみじみと体感できた。
研究者、著者の顔を持つ友人の2004年当時、前髪で遊んでいたあの頃と変わらない人懐っこさと同時に聡明で責任感あふれる研究者な一面を見せてもらった。その領域の第一人者と言われる人の意見をビーチウォークしながら聞けるなんてなんと贅沢な時間だろう。

【金融ニュース】

米国と欧州の経済指標が軟調だったことで、主要中央銀行が年内に利下げに踏み切るとの観測が高まり、世界中の債券がさらに上昇した。
米雇用統計を2日後に控え、FRBが望む労働市場の緩やかな冷え込みがデータで示された。先月の民間雇用者数は10万3000人増と予想を下回り、ウォール街のハト派的な動きをさらに後押しする結果となった。ドイツの工場受注は予想に反して減少し、欧州最大の経済大国の製造業がいかにマンネリ化しているかを浮き彫りにした。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■1日2時間のミーティングは、ほとんどの労働者にとって十分すぎるほどだ

・会議に1日2時間以上費やすと生産性が低下することが、新しい調査で明らかになった。

Salesforce傘下のSlack Technologiesが全世界の1万人以上のデスクワーカーを対象に行った調査によると、2時間の会議がほとんどの人にとっての転換点であることがわかった。Zoom通話や会議室にいる時間が長すぎると答えた人は、会議の代わりに重要な仕事に集中する時間が足りないと答えた人の2倍以上だった。世論調査では、半数以上のエグゼクティブが「会議が多すぎる」と回答し、27%の一般の社員も同様の回答をしている。会議の多さは、時間外に仕事を終わらせることを余儀なくさせる。その影響は、会議がバーチャルであろうと対面であろうと同じであった。

■日本のバイヤーがニューヨークとロンドンのビルを買い漁る

・日本の投資家は、世界的な不動産不況や50年ぶりの円安にもめげず、過去20年間で最も多くの資金を投じて海外の不動産を買い漁っている。

マンハッタンの超高層ビル、トロントのデータセンター、ロンドンのオフィスビルなどは、今年日本の企業や年金基金が手に入れた資産のひとつだ。資金が潤沢で、先進国で唯一底値の融資金利を利用できる日本企業の購入は、オフィスビルの空室率の上昇と金利の上昇によって他の買い手が離れていく中、市場に安堵感を与えている。

■金利の消費低下によってオーストラリア経済が減速

・オーストラリア経済は9月までの3ヵ月間、借入コストの上昇と物価の高騰に直面し、消費者が身を縮めて貯蓄をさらに切り崩したため、意外にも急減速した。

オーストラリア統計局が水曜日に発表したデータによると、国内総生産はエコノミストの予測0.5%増に対し、前期比0.2%増となった。前年同期比では2.1%増と、下方修正された2%増を上回った。

景気減速の主因は、住宅建設や家計消費など、金利に敏感な経済部門である。準備銀行は前月に金利を引き上げた後、今週は12年ぶりの高水準となる4.35%の金利を据え置いた。

【最後に】

2024年の体制を整えるべく、日本にいるマネージャー、店長たちとZoom会議をこなす日々がここしばらく続いている。

正直に言って会議中にスタッフの声が遠のくことがある。
これはなんの話をしているのか、どこに向かって行きたいのか。
あれこれ言いたくなる。
だが待て。
そこであれこれ言って「はい、わかりました。」では組織は強くならないし、良くならない。
来年の体制を決めるには遅いぐらいで、今日のうちにこれだけでもなんとかしなければ。そんなことが多くある。
組織が強く、より良くなるために自分達で考える時間を作るとどうしても長引く会議。
会議の前に考えてまとめる時間すらない彼らが前もっていろんなことを考えてくることができるように、余裕のある勤務体制を作る。
そんな目標を掲げて2024年やっていこう。

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