見出し画像

「すごい会社」の見つけ方

苦瓜達郎さんの「ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること(「すごい会社の見つけ方」)を読んでみた。

苦瓜さんは大和住銀のファンドマネージャーで中小型株の投資で卓越した運用実績を残されています。

興味ある方はぜひ本を読んでもらうとして、改めての学びも多かったので、整理してみました。

ポイント1 割安株を買い、適正水準まで5年待つ

「上げに不思議の上げあり。下げに不思議の下げなし」
上がるタイミングは読めないので適正水準を待つ必要があるようです

ポイント2 割安判断はPER。15倍が目安

15倍は目安で、業種を問わず変わらない、過去対比もしない
「株価は常に間違い続ける」以上、過去対比の比較は意味なし
業績予想は1年先まで。割安株は中小型株で放置

ポイント3 会社四季報で「業績予想・企業変化」をチェック

業界担当者の取材・分析記事は秀逸。前後の変化(時系列)で読み比べ。セリア(2782)、ステップ(9795)を発見

ポイント4 1枚にPLとセグメント情報、もう一枚にトピックス整理し予想

情報量は多ければ良い訳ではなく、大事なポイントを整理し予測することが重要
PLの推移は毎回チェック、BSは一度はチェック

ポイント5 間違いはあるので軸を持ち、割り切ることが重要

完璧な情報が取れない以上完璧な判断はできない。間違いはしょうがないと割り切ることが大事(割安株を買ったら暫く忘れる気絶投資法が良い。暴落時に購入できるのは個人投資家の特権)
負けるパターンは人の後追い。

改めて成功するファンドマネージャーは基本に忠実だな、と思いました。株価に左右されずいい企業の発掘・分析に時間をかけて割安株を発見することが大事ですね


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?