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相場振り返り 5/8(水)

米国株

  • <為替>ドルが大半の通貨に対し上昇した。米連邦準備理事会(FRB)当局者による金利の道筋に関する一連の発言は消化された。
    米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、堅調な住宅市場が一部要因となりインフレ低下が停滞していることを踏まえると、FRBは金利を「長期」にわたり現行水準にとどめる必要があると述べた。ただ、インフレが再び鈍化すれば、FRBが利下げに動く可能性は依然としてあると語った。
    ドル指数は0.26%高の105.42。ユーロ/ドルは0.18%安の1.0749ドル。
    米ドルは対円で2営業日連続で上昇。日本の当局者による新たな介入警告発言はあったものの、今後も日米間の大きな金利差が続くとの観測は根強い。

  • <債券>米連邦準備理事会(FRB)の年内利下げ観測が根強いことを反映し、10年債利回りが一時3週間ぶりの低水準を付けた。他の年限は国債入札が堅調にこなされたことを受け、おおむね安定的に推移した。 。
    終盤の取引で3年債利回りは0.6bp上昇の4.649%。
    10年債利回りは2.8bp低下の4.461%。一時は4.42%と
    、4月10日以来の低水準を付けた。10年債利回りは、3日発表の4月の雇用統計で雇用者数の伸びが予想を下回ったことを受け、低下が続いている。
    2年債利回りは0.6bp上昇の4.8283%。2年債と10年債の利
    回り格差はマイナス34.8bp。前日はマイナス33.9bpだった。
    30年債利回りは3.8bp低下の4.6044%。4月10日以来の
    低水準を付けた。

  • <株式>S&P総合500種とダウ工業株30種が小幅続伸。米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げするとの期待が再び高まっていることを受けた。
    S&Pは4日続伸と、3月以来の連騰を記録し、ダウは昨年12月以来となる5日続伸となった。
    メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが決算内容を受けて急落した
    ことが相場の下押し材料となったが、先週の予想より弱い雇用統計を背景とする利下げ期待が市場心理を支えた。
    ディズニーの第2・四半期決算はストリーミング・エンターテインメント部門が予定より早く黒字化したが、従来型テレビ事業や映画の不振に打ち消された。株価は9.5%急落と、2022年11月以来の大幅安となった。
    ナスダック総合は4日ぶりに反落して引けた。

日本株

市場ニュース

  • 前場の日経平均は反落し500円超安、円安進行で為替介入を警戒

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