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相場振り返り 6/24(月)

米国株

  • <為替>ドル指数が小幅上昇し、ドル/円は8週間ぶりの高値を付けた。6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)で米経済の堅調さが示唆されたことを受けた。
    終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は、0.2%高の105.81。
    一方、ドルは対円で0.4%高の159.59円。一時159.62円まで上昇した。
    ストーンXの市場調査責任者マット・ウェラー氏は、外為トレーダーが来週注目するのは日本円と指摘。米財務省が20日に公表した外国為替報告書で、為替操作をしていないか注視する「監視リスト」に日本を加えたことについて「追加介入に対する外交的警告だ」とした。
    先週、日銀が国債買い入れ減額の具体的計画を7月末の決定会合に先送りしたことで、円は圧力を受けている。
    英ポンドは横ばいの1.2649ドル。
    ユーロも1.0697ドルと横ばいとなった。
    ウェルズ・ファーゴ(ロンドン)のマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「全体的に見て、欧州為替市場にとって最大の焦点となる6月末から7月上旬のフランス国民議会(下院)選挙を前に、市場は大きな値動きを求めることを躊躇しているようだ」とコメントした。

  • <債券>米金融・債券市場では、薄商いの中、国債利回りがほぼ横ばいとなった。朝方は欧州国債利回りの低下に歩調を合わせるように低下した後、堅調な米経済指標を受けほぼ横ばいの水準に戻すなど、方向感のない取引となった。
    先週14日以来、10年債利回りは4.1ベーシスポイント(bp)、2年債利回りは4bp、それぞれ上昇。週間ベースでは10年債が3週間ぶり、2年債が1カ月ぶりの上昇だった。
    市場はFRB当局者の発言に注目。TDセキュリティーズの米国金利ストラテジスト、ゲンナディ・ゴールドバーグ氏は、FRBの金融政策の行方を見極めようと、来週発表される人消費支出(PCE)価格指数が注目されていると述べた。
    金利先物市場が見込む9月利下げの確率は66%。
    来週は財務省が合計1830億ドルの2年債、5年債、7年債の入札を実施する。
    終盤の取引で10年債利回りは0.3bp上昇の4.257%。
    30年債利回りは0.4bp上昇の4.3971%。
    2年債利回りは0.1bp上昇の4.7301%。
    2年債と10年債の利回り格差はマイナス47.5bpと、前日からほぼ横ばい。

  • <株式>S&P総合500種とナスダック総合が小幅続落。半導体大手エヌビディアの下げが、前日に続きハイテク部門を圧迫した。
    S&Pの主要11セクター中、情報技術が0.84%安と、最大の下げを記録。一方、通信サービスは上昇を主導した。
    エヌビディアは3.22%安。その他、半導体株のクアルコム、ブロードコム、マイクロン・テクノロジーも1.36─4.38%下落した。
    マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コムは0.92─
    1.89%高。一方、アップルは1.04%安。
    21日は株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の満了日が重なる「トリプルウィッチング」だったため、ボラティリティーが通常より高まった可能性がある。
    LSEGのデータによると、市場は米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げの確率を58%と織り込んでいる。
    ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.03対1の比率で上回った。
     米取引所の合算出来高は176億8000万株。直近20営業日の平均は120億5000万株。

日本株

市場ニュース

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