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相場振り返り 7/4(木)

米国株

  • <為替>円が対ドルで38年ぶりの安値を更新。対ユーロでも過去最安値に沈んだ。円は下落基調にあり、政府・日銀によるドル売り/円買い介入への警戒感が一段と高まっている。
    終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.2%安の105.41。一時、3週間ぶりの安値を付ける場面もあった。
    ドル/円は0.1%高の161.64円。一時、1ドル=161.96円
    と1986年12月以来となる円安・ドル高水準を付けた。
    円は対ユーロで0.4%安の174.22円。一時、174.48円ま
    で下落し、最安値を更新した。
    ユーロは対ドルで一時3週間ぶり高値を付けた後、0.3%高の1.07
    81ドルで推移した。

  • <債券>指標10年債利回りが低下した。製造業や労働市場に関する経済指標が低調で、米経済の減速が示唆された。
    米供給管理協会(ISM)が3日に発表した6月の非製造業総合指数は48.8と、5月の53.8から低下し、拡大・縮小の分岐点となる50を下回った。
    また、6月29日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比4000件増の23万8000件となったほか、企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が3日発表した6月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は15万人増と予想を下回る伸びとなった。
    指標10年国債利回りは7.7ベーシスポイント(bp)低下の4.3
    59%。30年債利回りは8bp低下の4.529%。
    2年債利回りは3.1bp低下の4.708%となった。
    この日の米債市場は午後2時までの短縮取引。4日は米独立記念日で休場となり、5日から取引が再開される。

  • <株式>S&P総合500種とナスダック総合が過去最高値を更新して取引を終えた。この日発表された経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げ観測が高まった。
    一方、ダウ工業株30種は小幅安となった。
    4日は米独立記念日のため休場、この日も短縮取引となった。週を通じて薄商いになると見込まれている。
    米電気自動車(EV)大手テスラは6.5%急伸し、6カ月ぶり高値に近づいた。2日にも第2・四半期の販売台数を好感して10%以上上昇した。
    エヌビディアは4.6%高。一方、アマゾン・ドット・コムが1.2%安で引けるなど、他の大型株は軟調だった。
    パラマウント・グローバルは約7%上昇した。米映画製作会社スカイダンス・メディアが、パラマウントの支配的株式を親会社のナショナル・アミューズメンツから取得することで暫定合意した。

日本株

市場ニュース

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