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相場振り返り 5/24(金)

米国株

  • <為替>ドルが対ユーロで上昇した。米S&Pグローバルが発表した5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が54.4と2022年4月以来2年超ぶりの高水準となったことを受けた。
    ユーロは0.2%安の1.080525ドル。
    ポンド/ドルは0.2%安の1.2689ドルとなった。
    ドル/円は0.1%高の156.91円。
    ニュージーランドドルは0.1%安の0.60925米ドル。第1・四半期
    の小売売上高は、市場の小幅減少予想に反して前期比0.5%増加した。

  • <債券>国債利回りが上昇した。経済指標で労働市場と企業活動の持続的な強さが示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)は当面は利下げを急がないとの見方が強まった。
    この日発表の経済指標では、5月18日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が前週比8000件減の21万5000件。前週に引き続き減少し、労働市場の底堅さが改めて示唆された。
    また、S&Pグローバル発表の5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4と、2022年4月以来2年超ぶりの高水準。サービス業PMIと製造業PMIが共に上昇した。
    終盤の取引で10年債利回りは4.1ベーシスポイント(bp)上昇の
    4.474%。一時は4.498%と、約1週間ぶりの高水準を付けた。
    30年債利回りは3.1bp上昇の4.580%。
    2年債利回りは5.5bp上昇の4.933%。一時は4.959%と、
    約3週間ぶりの高水準を付けた。

  • <株式>下落して取引を終えた。米半導体大手エヌビディアが好業績見通しを背景に急騰したものの、米経済指標でインフレが依然として懸念され、米連邦準備理事会(FRB)による利下げが先延ばしされるとの見方が強まった。
    エヌビディアは9.32%高となり、初めて1000ドルを上回って取引を終えた。同社株の堅調は、序盤にナスダックとS&P500指数をこの日の最高値に押し上げる一因となった。
    一方、この日発表された経済指標では、企業活動が加速し、労働市場の底堅さが示されたものの、物価上昇圧力が高まったことも示され、株価は軟調となった。
    個別銘柄ではボーイングが7.55%安。2024年通期のフリーキャッ
    シュフロー(純現金収支)がマイナスになる可能性を示したことが嫌気された。

日本株

市場ニュース

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