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相場振り返り 6/14(金)

米国株

  • <為替>ドルが上昇した。5月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想に反し下げに転じたものの、11─12日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で示されたタカ派的なトーンが材料視された。
    米労働省が発表した5月のPPI(最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.2%下落と、市場予想(0.1%上昇)に反し下げに転じた。
    また、12日発表の5月の消費者物価指数(CPI)は、前年比3.3%上昇とエコノミスト予想(3.4%上昇)を下回った。
    終盤の取引で、ドル指数は0.49%高の105.20。11日には105.46と4週間ぶりの高値を付けたが、12日の米CPIの発表後は最大1%下落した。
    ユーロは0.65%安の1.0739ドル。
    ドルは対円で0.11%高の156.89円。

  • <債券>米債利回りが低下した。米経済指標で労働市場や価格圧力の緩和が示され、利下げ期待が高まった。
    米労働省が13日発表した5月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.2%下落と、市場予想(0.1%上昇)に反し下げに転じた。下落幅は昨年10月以降で最大となった。
    指標10年債利回りは4.3ベーシスポイント(bp)低下の4.25
    2%。
    30年債利回りは3.6bp低下の4.414%。アナリストによると
    米財務省が実施した30年債入札(220億ドル)は堅調だった。応札倍率は2.49倍と平均を上回り、1年ぶりの高水準となった。

  • <株式>S&P総合500種とナスダック総合が4日連続で終値ベースで過去最高値を更新した。ハイテク株が一段と上昇した。
    この日発表された新規失業保険週間申請件数が増加したほか、5月の卸売物価指数(PPI)が予想外に下落し、早期利下げへの期待が高まった。
      S&P情報技術セクターは1.4%、フィラデルフィア半導体指数は1.5%上昇し、どちらも終値で最高値を更新した。
      個別銘柄では半導体大手ブロードコムが12.3%急伸。人工知能(A
    I)関連半導体の通期売上高見通しを上方修正し、株式分割を実施すると発表した。
      電気自動車(EV)大手テスラは2.9%上昇。イーロン・マスク最高
    経営責任者(CEO)の560億ドルの報酬案を株主が承認した。
     引け後に発表した四半期決算が予想を上回ったデザインソフト大手アドビは時間外取引で14%超急伸した。通常取引終値は0.2%安だった。

日本株

市場ニュース

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