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相場振り返り 6/4(火)

米国株

  • <為替>ニューヨーク外為市場では、ドルが3週間ぶりの安値に下落た。5月の米ISM製造業景気指数や4月の建設支出が予想を下回り、連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げを開始する軌道から外れていないことが示された。
    主要通貨に対するドル指数は0.4%安の104.14。
    ドルは対円でも2週間ぶりの安値となり、0.7%安の156.22円と
    なった。
    ユーロは0.5%高の1.0897ドル。
    米供給管理協会(ISM)が発表した5月の製造業景気指数は48.7と、4月の49.2から低下。拡大・縮小の分岐点となる50を下回るのも2カ月連続だった。

  • <債券>米金融・債券市場では、米債利回りが低下し2週間ぶりの低水準を付けた。軟調な米製造業指標を受け米利下げ観測が強まった。
    米供給管理協会(ISM)が3日に発表した5月の製造業景気指数は48.7と、4月の49.2から低下した。低下は2カ月連続。ロイターがまとめた市場予想は49.6だった。
    米商務省が3日発表した4月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.1%減と、3月の0.2%減に続いた。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%増だった。
    FHNフィナンシャルのマクロストラテジスト、ウィル・コンパーノレ氏は、製造業指標は「悲観論と経済活動の軟化を示しているようだが、以前ほど信頼できるものではない」と述べた。
    指標10年債利回りは11ベーシスポイント(bp)低下の4.402
    %。一時5月17日以来の低水準となる4.392%を付けた。

  • <株式>米国株式市場は不安定な動きの中、ダウ工業株30種が下落した一方、ナスダック総合とS&P総合500種は引けにかけて持ち直し、プラス圏で引けた。ISM製造業景気指数がさえない内容となったほか、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で技術的な不具合が発生し一部の銘柄が一時売買停止となった。
    NYSEの不具合によってバークシャー・ハサウェイなどの株価が急激
    な変動に見舞われ、少なくとも60銘柄が一時的に売買停止となった。不具合はその後解消され、影響を受けた銘柄の取引は再開された。
    業種別では情報技術が上昇率トップだった一方、エネルギー.SPNYの下
    落率が最大となった。
    米供給管理協会(ISM)が発表した5月の製造業景気指数は2カ月連続で低下し、成長鈍化の懸念が強まった。
    トゥルイスト・アドバイザリー・サービシズのキース・ラーナー共同最高投資責任者は「経済指標の軟化に注目する見方と米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測との間で綱引きになっている」と指摘した。

日本株

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